家の周辺をぐるり歩いてみた
風は少しばかり冷たいが左程、気にならない穏やかな午後だ
玄関を出ると植えた覚えのないオモトの実が蹲っている
運び屋はきっとヒヨドリかオナガと言ったところか
前の家の畑の隅には黄色いコスモスとムラサキシキブ
「気持ち良さそうですね、日向ぼっこですか?」
そう声をかけてみたくなるような、とっても幸せそうな表情だ
向かいにある神社の寒桜も見ごろを迎えた
しっとりと優しい薄桃色が私の心を揺さぶる
だからか野辺の花さえ今日は一段と美しい
坂を下り終えたMさん宅の入口に種類は分からないが猫が私をジッと見つめていた
その姿が余りにも可笑しくて私は猫と対峙するように腰を下ろし
「もしかして夜中の睡眠を邪魔する犯人はお前か?」と言うと
きまり悪そうに一回転するや、そっぽを向いてしまった
実は私は猫があまり好きでない
一度だけ学生の頃、飼った事が有ったが蚤に祟られ散々なめに有った事があるのだ
それ以来、猫は私にとって魔物になった
そんな私の心を動物の感は鋭く見抜いたのかキッと睨まれ私はオズオズ退散するのだった
明日から一週間ばかりカレンダーには予定がビッシリ書き込まれている
頑張ろう
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