たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

ノゾリキスゲ咲く野反湖へ (7/14)  そしてエビ山へ(1744m)

2015年07月16日 | 登山

この夏、最高の暑さが予報された7/14、そろそろノゾリキスゲが見頃を迎えるのではと8時、野反湖へGo 

予想通り富士見峠周辺は先日のオレンジの景色は既に終わり黄色の景色が迎えてくれました





   


   

イブキトラノオ ノゾリキスゲ オニシモツケ ハクサンフウロ シモツケ




観光領域はここまで

先ずは先日、登った弁天山方面に向かいます






道の両側は目が覚める様なキスゲの大群落

その彼方には長野、群馬県境の山々が幾重にも重畳しながら緑から青へ、次第に霞んで空に溶け込んでいました

目を右に転ずれば空の蒼さを写した湖とキスゲのコントラストも、これまた美しく

私達は何度も足止めされてしまったのでした

左に弁天山からの道が合わされば暫くは道も平坦な尾根歩きです

青い空、白い雲、緑の風…実に気持ちの良い今日の天気

ほら、トンボも気持ち良さそう

   



シロバナニガナ と ハナニガナですが絡み合って甘い雰囲気ですね

木陰ではギンリョウソウの慎ましい姿が印象的です


押出しの峰(おんだしの峰)の三叉路をエビ山に向けて左に向かいますと

今迄、稼いだ分が帳消しされるほど下って下って降り立った笹原は何と湖とほぼ同レベルまで下っていました

どうやら、ここは山一つ一つが独立している様です


コバギボウシ

   

ノハナショウブ と ヒオウギアヤメ

   

キジムジロ と ガマズミの様な花


アオヤギソウ
 

ミヤマホツツジ

勿体ないなぁと思いながらも笹原の中の道を進めば其処はお花畑

勿論、ノゾリキスゲも散らばっています

残念なのは笹が繁茂し花たちの領域を狭めている事でした

笹原を過ぎますと押出しの峰の下りから見えていたエビ山への胸突き八丁が始まります

サッ、また一から出直し・・・頑張るしか有りません

炎天下の急登はさすが汗が吹き出し息も上がります


少し登っては立ち止まり呼吸を整え、そんな繰り返しが続きます

そんな時に、こんな可憐な花(?)がどんなに慰めになってくれた事か


「少し休もう」とヘタヘタと座り込んだ先に見えた野反湖の神秘的な色

空気が澄み日差しが強いからか実に鮮やかに目に映ります

そして何よりも嬉しいのは湖面から吹き上げる寒い位に爽やかな風でした


最後は口をきく気にもなれないまま、ただ黙々と・・・

それでも入山から約2時間、着きました

とにかく木陰を見つけシートを広げると先ずは魔法瓶に入れてきたアイスコーヒーをグググッと


時間は12時を回っていましたが、あの胸突き八丁の疲れで全く食欲が湧きません

こんな時はこれに限ります

お塩を付けてキューリの丸かじり

落ち着いたところで周囲を見渡せば何と展望の良い山頂では有りませんか


眼下には野反湖


目を上げれば一番奥に懐かしい白砂山(丸で囲んだ山)


吾妻の山の向こうには私の家の裏山、榛名山


右に目を向けますとレベル2に引き上げられた浅間山が今日は噴煙も見せず比較的大人しい姿を披露していました


更に右に目を向けますと、堂々と雄々しい草津白根山

この山も火山活動が活発になり登山が禁止されたままになって4年が経ちました

今頃はコマクサが咲き乱れている事でしょうに

続く

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