たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

思い出に残る山(5) 四阿山(2354m)

2017年03月05日 | 心に残る思い出の山
あずまや山と言う山名は全国に数有りますが

今回は百名山に登録されています四阿山を取り上げて見ました

登山年月日は1989年(平成元年)


登山口は鳥居峠

長野、群馬の県境に位置し麓から眺める大らかな山容は誰しも登りたくなる

そんな魅力を秘めています

この日は最高の紅葉の下を歩いての登山でした


「アチャーッ」ブルースリー登場


この山は登山口まで3キロとアプローチが長く

現在は5月中~11月中まで林道終点まで車が入るそうです(20台可)

山頂まで3時間に加えて1時間、片道だけで4時間かかるロングタイムです

1780m地点まで登ると屏風の様な岩脈が見られました

長さ100m、高さ15m、幅2・3mと言うこの岩は的岩と呼ばれる

噴火の置き土産で国の天然記念物に指定されているそうです


的岩から約1時間、コメツガの原生林を抜けると古永井分岐に到着です

ここは2037mのピーク、展望が開け一息入れるには格好の場所でした

休憩中こんな事が有りました

登山者が差し出した菓子を「待て」と雄さんが言うと、ただ静かにジッと待つのみ

「良し」「食べなさい」と言っても反応なし 暫くすると

登山者が連れてきた子犬がつかつかと歩み寄り横取りしてしまいました

呆気にとられたのはマー君

私達は「待て」は教えて有りましたが「良し」を教えていなかった為

どうして良いのか解らず口に持って来てくれるのを

ひたすら待っていたのでしょう


ここから再びコメツガの原生林に入り高度を稼ぎます

中腹までは秋真っ只中でしたが10月にも関わらず冬枯れの様相です

とにかく此処は冬には持参のが凍ってしまう程の寒いエリアなのです

山頂を目の前にして、この登りはとても息が切れた事が思い出される一枚でした




到着した山頂は南北に細長く群馬の嬬恋村の里宮の奥宮と

長野県上田市の里宮の奥社が仲良く鎮座しています

生憎ガスが掛かりアルプスは閉ざされましたが

目の前に浅間山や根子岳等々雄大なパノラマが広がりました

そこへやって来た女性4人組の賑やか過ぎる会話(賑やかと言えば?県ですね)

に辟易し荷物を纏め草々に山頂を辞しました

「付録」 マー君と言えば色んな思い出が有ります


裏山の榛名山はマー君の散歩道の一つでした












此方は近くの子持山を登った時のもの

当時、寝る間も無い程の仕事をしていた雄さんの心の支えでも有った

雑種では有りましたが、賢い犬でした


コメント (12)
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