たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

思い出に残る山(7)谷川岳(1977m)  二子山

2017年03月16日 | 心に残る思い出の山

1990年7月(この時は谷川岳三度目の登頂)

天神尾根から登り西黒尾根に下った記録です




暫くはジメッとした樹林帯を緩く登って行きますが

熊穴沢避難小屋を過ぎた辺りからイヨイヨ本格的な岩の登りが始まりました

天狗の止まり場を過ぎザンゲ岩で休憩

ここで漸く展望が開けますが目指す山頂は未だまだ彼方です


左に万太郎山の稜線、右に西黒尾根の稜線を見ながらの一歩一歩ですが

此処は頑張りどころ、ひたすら上を目指し高度を上げるのみ


この頃の小屋は暗く狭く泊まるのも憚れるようなお粗末な建物でした

登山客が何をしたのか小屋主の怒鳴り声も聞こえて来ます

そう言えば有名でしたものね

しかし苦労して登って来て怒鳴り散らされたのでは堪ったものでは有りません

私達はちょっと覗いただけでトマの耳へと向かいました

取り敢えず最高地点で記念の撮影

ついでなのでのぞきまで足を延ばす事に致しましょう




下から見上げる一の倉沢は迫る様な大迫力が有りますが

上から見下ろすと引き込まれそうな恐怖感に襲われます

這いつくばって見ている私はこの時、背筋がゾクゾクしていたはずです


一端、肩の小屋まで戻り進路を西黒尾根に向かいました

「頂上は未だですか?」

さも有ろう、ここは厳しく長いコース、しかも岩が良く滑る

ラクダの背でヘトヘトになりながら

声を掛けて来たのは家族登山の中学生でした

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(おまけの山)


この山は二ツ岳と言い全国的に知名度は低くも

人気の山ですので載せてみました


登山口の途中に有る漣岩は嘗て此処が海で有った事を示す名残で

その後の地殻変動により崖となって姿を現したものだそうです

その存在が世に出たのは恐竜の足跡が発見された事によります

(S60年の調査により照明されました)

前置きが長くなりました

二ツ岳の取りつきを目指し雑木の中を進みます


先ずは小手調べ


一段落すると目指す西岳がスクッと立ちあがりました


ここは鎖もロープも設置されておりませんから

猿になった気分で攀じ登り山頂に立ちました

5・6人の登山者と歓談、昼食をとり東岳はザイルが必要なので敬遠し

そのままロウソク岩に下りました




ロウソク岩を背に休憩を取った場所は

民宿のご主人でしょうか、岩にへばり付き岩茸を採取する

カリカリ、シャリシャリと言う音が静寂をかき乱していました

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コメント (16)
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