平成2年
今回は日本百名山で有ります上州武尊と桐生の名山・根本山です
「上州武尊山」
前夜、川場野営場にて車中泊をし朝5時50分に出発
何故かアルバムにはタイムの記録だけで要所要所の説明が無く
無造作に写真が貼られているだけでしたので
記憶も乏しく上手く説明できないと思いますがお許し下さい
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/70/9e8d667e92f99a30132fbf646823cd36.jpg)
川場側からの登山はなかなか男性的で途中は鎖の連続でした
とは言え足場はシッカリしていますので快適な岩登りです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/45/2559a5487041ed2c07d6916ce2509c5d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/81/a6d965769848961636523915fab03662.jpg)
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ここに鎖が設置して有ったのかどうか忘れてしまいましたが
ここも思ったよりスムースに足が運びました
登っているのは私です
ただ、この先に飛び越えなくてはならない個所が一ヶ所あり
雄さんは、そのまま行ってしまいましたが私は足が竦みどうにも前に進めず
折角登った岩を引き返し巻道から雄さんと合流と相成りました
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山頂着7時50分
休憩を入れながら遊びながら来ましたが距離は意外に近かったんですね
入山から2時間で着いてしまいました
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展望は360度 それぞれの山を方位版が示していますが
見えるはずの富士山やアルプスの山々は9月と言う時期が災いして
通過して来た稜線と谷川岳が限界でした
帰りは不動岳を回って野営場に下ります
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こちらも鎖の連続
背摺り岩と呼ばれる狭い岩の間を登りきれば急に視界が開け
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そこは足元から切れ落ちる大斜面でした
近くに遭難碑がポツンと置かれていた事を今でも覚えております
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/22/b85b66878ac83ac687057fb94e5827cb.jpg)
さて、ここから垂直の岩場を10mの鎖に頼って下降です
それが、どんな下降で有ったのか今となっては全く思い出せません
やはり記録は大事なんですね
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「根本山」
この山は群馬と栃木の県境に有り
桐生市街地からは、かなり奥まった場所に有りますが
富士山から東北を望むと瑞雲の根方(ねもと)に
この山が見えたという事から山名を根本山と付けたと言われています
山頂付近には山中にしては立派な根本神社奥社が建ち
江戸時代には参詣登山でかなりの賑わいをみせた山なのだとか
その名残りを物語る祠が随所に置かれていました
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車を不死熊橋近くに駐車、此処からの登山道は見送り
中尾根コースから入山して沢コースに下るルートをとりました
登山口までは結構、歩かされる石鴨林道でしたので帰りに歩くよりはマシです
この猫ちゃん、小林まこと氏の漫画に登場するマイケル
昭和時代に購入した数冊ですが何と言っても絵が可愛い
何度読んでも新鮮でトイレの中で笑い声を立ててしまう事も度々
其れをチョット拝借して当時、アルバムに描きこんでいたんですね、ワタシ
話が逸れてしまいました、本題に入ります
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途中、熊鷹山への標識を見ながら十二山のピークを踏み到着した山頂は
木々に囲まれ名も知れぬ山が、ほんの僅かに覗くだけでした
下りは沢コースを選びます
中尾根コースとは様相が一変し鎖に頼っての下降となりました
お解りでしょうか、写真の薄い丸の中に我が家の愛犬マー君
此処は連続10本の鎖が続く難所です
下を覗いては尻ごみをして降りようとしないマー君
四足でも岩の下りは無理なのでしょうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/00/9183dda86470d93c229c83a3f5f180d1.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/6e/6c415d9f640a6706a2b325139fd5e54e.jpg)
仕方なく雄さんが抱きかかえて下りる事に・・・もう情けないんだから!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/0c/60cd037b1bdedd6202d70cd6d87af38f.jpg)
順番が狂っているかもしれませんが山頂近くに在った根本神社奥社です
噂によりますと今は取り壊されたとか
既にあの頃は老朽化が進んでいましたから、その話は本当かもしれませんね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/e1/144c5db1f57691776162f2fa8c98f60a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/35/070e443aff7fc37357f37f5ba3983271.jpg)
途中、絵と同じ場所に出ました
こうした場所に来ると或る時は胸までドップリ浸かって庄助さんを決め込みます
そんなマー君、上に見える小橋を渡れるのでしょうか
下が透けているので無理だろうなと思ったらヤハリ
近所の問題犬・秋田犬にも立ち向かう勇気を持っているというのに
こんな一面があったとは・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/da/7b6bd821b8f003d9f0a8cba87b04bdc7.jpg)
所々に挟んだ絵は台伸八氏による山岳スケッチです
サラッと描いてはいますが、とても味のある絵ですね
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やっぱり、たかさんご夫妻はすごい登山家です。
私なんぞ岩は好きですが、写真を見るとちょっと無理かなと思ってしまいます。
若い頃に登った時の写真は極めて少なく、また記録は皆無なので、
振り返るとしたらメモリ容量の少ないこの頭の記憶を辿るしかなく
今は忘れてしまっていることが多いのです。
今は拙いブログを始めていますので、ここに書き留めることで
少しでも記憶を記録しておこうと思う次第です。
古いアルバムには、思い出がいっぱい詰まっていますね。
いくら足場がしっかりとしているとはいえ、この写真を拝見しているだけでも
足がすくみそうな気持ちになります。愛犬マー君の気持ちが痛いほどわかります。
山頂でのご主人のこの余裕の表情は、とても急峻な岩場を登ってきた顔ではないですね。
たかさんの表情もまたしかり。たまボブさんがおっしゃるようにすごい登山家だと思います。
趣味の登山の域を超えていますね。
これだけのリスクを冒して頂上に立たれた時の満足感は格別でしょうね。
随分昔になりますが、木曽駒ロープウェイで千畳敷まで上がり、宝剣岳直下まで登ったことが
あるのですが、その時見た青空のすごさが未だに忘れられません。
普段見ている青空とは比較にならない色でした。これが青空なんだと感動したことがあります。
山の魅力ってこんなところにもあるのだろうと感じています。
たか様の写真とレポートを拝見させていただき 満足しているところです。
岩場大好き、たか様ご夫婦の本領発揮の情景ですね。
てっぺんに立たれているたか様の写真、足元がゾクゾクしてきますが ご主人撮影ですか?
山に限らず 写真に残っていると 詳細は思い出せなくても なんとか 当時の様子が分りますので 今になって やっぱり 撮っておいて良かったと 私も 最近 思っています。
今回も 素晴らしい山の思い出、拍手です。
思い出の山シリーズ楽しみに拝見しています。
ご夫婦で険しい山に挑戦されているので写真を見るだけで足がすくみます。
我家は介護が一段落した50歳過ぎから二人でハイキング程度の山歩きを楽しむようになりました。
山の清々しさを知ったらもっともっとと思いましたが最近体力がついて行かなくなりました。
写真があっての記憶というのが最近つくつく思います。
昔のプリント写真の整理に悩みますがたかさんのこの写真利用は再びの記録となって残りますね。
素晴らしい山ガールだったのですね。
上州武尊山。
隣県なのに、未だ登ったことがないのです。色々理由はあるのですが、そろそろ行ってみようかな?その時はぜひこのコースで行ってみます。たかさんの記憶を補うレポートが出来たらいいなぁ、と。
それにしてもパノラマ写真が上手。近景から遠景までずれがない。下の写真は、近景のハイマツ?を利用してずれを感じさせない上級テクニックと見ましたがいかがでしょう?
自分も登ったことがありますが・・
たしか武尊山神社登山口から登ったと思います
懐かしい山名です
なかなか魅力的な岩峰ルートの様ですね
自分は
剣ヶ峰 から 急傾斜の下りが うんざりする程長かった~との思いが、
印象に残っています。
登山家と仰られますと身の置き場もございません。
当時は危険と知りつつ後先を考えずに突き進んでしまう無謀なハイカーでした。
私も30歳以前に家族や友人と登った時の写真は数も少なく山名すら思い出せない山もあります。
今回の上州武尊も写真だけは結構な枚数、残っておりますが入山、山頂着の時間だけが記されているのみ。ルート上の細かな部分が思い出せなくなっている有様です。
記録が如何に大切か思い知りました。
古いアルバムには若い頃の写真がギッシリ貼って有りますが人間の記憶なんて当てにならないものなんですね。
肝心な事がスッポリ抜けてしまっています。
その点、ブログは何かしら書かなければいけませんし何よりも嬉しいのは、こうしてコメントも頂けます。有り難い事だと思います。
>山頂での余裕の表情
道中、どんなに緊張を強いられても山頂に着いた途端、ホッとするもので此れは決して余裕の表情ではないですよ。
千畳敷から宝剣岳直下まで登られたのですか?凄い!
私は木曽駒から宝剣に向かいましたが、あのキツサには顎が出ました。
でも同じく目に居たい程の空の色には感激でした。これが本当の空、そう思ったものです。
あの時は巻道が有りましたので岩を登る事は考えておりませんでしたが祠の置かれたピークで休憩を取りながら眺めている内
無性に登りたくなり「ちょっと登って来るわ」と主人を残し単独で登りに行きました。
取り付いて見ますと意外にスムーズに足が運びアッと言う間に天辺に登りあげる事が出来たのです。
続いて登ろうか登るまいか思案していた男性登山者が取り付き最後に主人が続きました。
しかし、その後がいけません
主人に先に行って貰い渡り方を見ていたのですが今一勇気が無く終に先に進む事が出来なくなって・・・
無念な想いが今も残っています。
okeiさん、何時も見て下さって有難うございます。
今日はコメントを有難うございました。
今回取り上げた上州武尊山は私が住んでいる箕輪から良く見える山です。
雪解けが遅い山ですので今でも雪を被った山容が神々しく鳥が羽を広げた姿で見下ろしているんですよ。
山ガールですか、とんでも有りません、今の山ガールさんの様にスタイルを気にするでもなく、ただガムシャラに登っているだけでした。
最近は山頂を踏めなくても自然の中に居るだけで幸せだと思う様になりました。
okeiさんも折角、始められたハイキングです。どうぞ続けて下さい。そして私を羨ましがらせて下さい。