たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

赤城 静かな覚満淵

2017年06月17日 | アウトドア
今年は空梅雨なのだろうかと思うほど

庭仕事をしていても太陽と適度な風に梅雨特有のジメジメ感は全く感じられない

こんな毎日だったらどんなにか過ごしやすいのに・・・

しかし、そうは甘くない

明日の予報では雨の一日になる様だ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


見晴台を辞して私達は覚満淵散策を試みました




木道傍らの小さな浮島を揺らめかせる風がヒンヤリと

思わず身震いしてしまいました


ここのレンゲツツジは未だ蕾

目を楽しませてくれるには、もう少し時間が掛かりそうでした


保育園児の園外保育でしょうか

やはり自然の中に子供は似あいますね

何を見つけたのか体を乗り出して無心に沼を覗いています




ここは標高1360m

漸くズミ(小梨)の花が咲き始めたところでした


やはり白樺牧場の流れでしょうか

時折り木道を歩くハイカーの姿が有りました

袖摺り合うも多生の縁と言いますが

笑顔で交わす挨拶に喜びが生まれます


途中のベンチに腰を下ろし

雲が流れ絶えず形を変える水面の光を飽かず眺める一時

どのくらいボーッとしていたでしょう

一時の・・・私達だけの・・・憩いの場所・・・


シダ植物が頭を焦げ茶色に変え群生している一角が有ります

風にそよいでザワザワ音をたてていました

そのシダに混じってワラビが幾つか頭をもたげています

そう言えば恒例のワラビ採りも原発問題勃発以来、遠のいてしまいました

政治がらみについては、それぞれ考えが違いますので控えますが

こんな些細な楽しみさえ奪われてしまった事は本当に残念です


一周30分の道程ですが、どのくらいの時間を掛けたのか

向かいの地蔵岳に雲が降り始めています

それを境に風が更に冷たくなってきました

そろそろ引き上げた方が良さそうです


一輪の花も無かった草むらに「サクラスミレ」を二輪みつけました

花弁の緩い切れ込みが桜に似ている事から付いた名前です

さて、以前も書いた事が有るかもしれませんが

何故、覚満淵なのか

時は平安時代、比叡山延暦寺の高僧・覚満が

ここで法会を行った事に由来しているのだとか

信じる信じないはともかくも

訪れた文豪達と同じく覚満さんも避暑に来たのかもしれませんね


人気ブログランキング


最新の画像もっと見る

12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
イケリンさんへ (たか)
2017-06-18 22:09:06
イケリンさん、再度コメント有難うございます。

覚満淵を訪れたのは14年前と言う事ですか。
多分、景色は全く変わっていないと思います。
でも、東北旅行の帰りに訪れた場所が群馬だったとは嬉しいです~。
妙義神社にまで足を延ばされたんですよね。
その時に18号線に出る為に住吉町の交差点を通られたと言う事でしょうか。
あの近くに在った県立高校は私の母校(今は別の場所に移転)でした。
返信する
覚満淵 (イケリン)
2017-06-18 20:04:32
たかさん こんばんは。
古きアルバムをめくって見ました。
覚満淵を訪れたのは、なんと2003年10月19日のことですから、随分昔のことですね。
赤城山てくてくマップというのが、アルバムに挟んでありましたから、これを見ながら
散策したのだと思います。
この時の旅行ではフェリーで仙台港に着き、陸路青森まで北上し暗門の滝や秋田の三階滝などを見て
帰りに覚満淵や妙義神社などを訪れています。東北の紅葉目当ての旅でした。
前橋市千代田3交差点や高崎市住吉町交差点などを通った記録も残っていましたよ。懐かしい話ですね。
返信する
延岡の山歩人Kさんへ (たか)
2017-06-18 17:01:04
ここは赤城の中でも一番、風光明媚であり、とっても落ち着ける場所です。
今は端境期で僅かな花しか見られませんが、もう少し前でしたら色んなお花に出会えるんですよ。
あと僅かでレンゲツツジも開花するでしょうし
夏から秋に掛けては、この沼に似つかわしい憂いを感じさせる花が迎えてくれます。
でも花の無いこんな時期もグッドと思いませんか?

レンゲツツジ・・・私の写真技術が未熟でしたね。
Kさんとこのミヤマキリシマと同じく木に咲きます。
でも、これでは笹の上に蕾をばら撒いた様ですよね。
ありがとう
もう少し写し方の研究する余地ありを気付かせて頂けました。
       (こんなコメントが欲しかった)
返信する
KENさんへ (たか)
2017-06-18 16:32:16
KENさん、こんにちわ

綺麗で心落ち着く景色でしょう
そうなんです
一日ベンチに座っていても雲の流れ、水面の表情などが
千変万化する景色は決して飽きる事なく過ごせる場所です。。
KENさんが電車を追いかけるように私にとりましては
この様な自然が追っかけ対象
でもトワイライトエクスプレス瑞風は別もの・・・乗ってみたいしカメラに納めたいです。
園児と保母さんの表情も素敵でしょう。
イケリンさんの所でも書きましたが保母さんの優しさがそのまま現れた何とも言えない笑顔ですよね。
返信する
イケリンさんへ (たか)
2017-06-18 15:45:04
イケリンさん、こんにちわ

イケリンさんは覚満淵をご存知でしたか。
  あの沼をどんな想いで歩かれたのでしょう。
  そして季節は何時頃だったのでしょう。
何だか嬉しくて色々想いを巡らしてしまいました。

確かに昔の人は日本津々浦々まさかと思う距離を歩いていましたね。
イケリンさんが仰る様に「有り得る話」と言うお考え、これが正しいのかもしれません。
私の様に素直に受け取れない性格は反省しなければいけない様です(これからは日本各地に出没する日本武尊や弘法大師についての説にも素直にならなければ・・・)

赤城は年間を通して気温が低い所ですので花の開花も他と比べてかなり遅いようです。
ブログのお友達の話によればシロヤシオが未だ咲いていたという事ですしズミにしても未だ蕾ですものね。

どろんこ祭に続いて此処でも屈託ない子供達の姿に出会う事が出来ました。
付添いの保母さんの仕事を離れた子供達と同じ目線の笑顔も素敵ですよね。
返信する
okeiさんへ (たか)
2017-06-18 14:58:19
okeiさん、こんにちわ

日にちが何日か違うだけで同じ景色を眺めていたんですねぇ。
もう少し私の行くのがずれていれば、勿論、私はokeiさんのお顔を存じておりませんが「こんにちわ~」と
笑顔で挨拶を交わす事が出来たかもしれないんですよね。
でも同じ時期に同じ景色を見ていた事がとても嬉しいです。
okeiさんは赤城への道路が有料の頃、訪れた事が有りますか?
そのもっと昔の交通手段はどうだったのでしょう。
平安時代から赤城が山紫水明の場所として世に伝わっていたとしたら
okeiさんが寄られたお蕎麦屋さん辺り
俄か駕籠かきや荷車引きをして副収入を得ていた農家の人達が居たかのかもしれませんね。
返信する
越後美人さんへ (たか)
2017-06-18 14:30:07
越後美人さん、こんにちわ

今日の天気は未だ雨は降っていませんが、どんよりとしています。
でもまた明日、明後日は晴れなんですよね。
明日は仕事が有り、庭の除草も一通り終わりましたので
明後日辺り何処かへ行こうかとムズムズしています。

水の有る風景は心が和みますね。
ここは水平道を一周できますので花に関わらず散策者が絶えません。
越後美人さんの想いが通じているのか景色も植物も手つかずのまま残されています。
ここに売店でも出来たら興ざめですものね。
返信する
お早うございます (延岡の山歩人K)
2017-06-18 06:26:04
覚満淵
どの写真を拝見しても
素晴らしい光景ですね
心和まされます

レンゲツツジのツボミの写真を拝見して・・
レンゲツツジは
木に咲くお花じゃなく このように地面から生えてくるお花なんですか?
初めて知りました \(◎o◎)/

返信する
良いですね (KEN)
2017-06-17 20:07:06
綺麗な場所ですね
一日中でも居ても飽きないポイント
写真撮ったり スケッチ書いたり
こんなところで子供さんを自然に触れ指すのは良いことですね。また子供さんが可愛いし先生も良いですね
返信する
Unknown (イケリン)
2017-06-17 19:38:54
こんばんは。
覚満淵を訪れた時のことが思い出されました。懐かしい風景です。
覚満淵とは珍しい名前で、一度聞いたら忘れられない名前だだなぁと思っていたのですが、
こんな由来があったのですね。
覚満さんが僧侶や壇信徒を集めて仏法を説いたのかもしれませんね。
昔の高僧はいろんな土地に足跡を残していますから、あり得る話だと思いました。

赤城は今頃済みが咲き出しているのですね。当地との季節の進み具合の変化を感じています。
保育園児が自然と触れ合う姿はいいですね。きっと自然から何かを感じ取ったことでしょう。
こういうことの積み重ねが、豊かな感受性を育てるのだと思います。
返信する
Unknown (okei)
2017-06-17 18:47:22
こんばんは〜

麓はすっかり深緑ですが山頂はまだ新緑でしたね。
ここはどの季節に行っても自然の美しさに感動します。
以前行った時カモが身体半分潜ってお尻を突き出して
いる姿が滑稽で私達もベンチに座り景色と共に暫く眺めていたことがあります。

今でこそ道路も整備され車で気軽に行けます。
平安時代の覚満さんはもちろん足で登ったと想像出来ますが
明治の文豪達はどうだったのでしょうね。
避暑が出来るような建物があり長期滞在出来る物資が
運べたのですから
馬車道でもあったのか想像を巡らせてしまいました。


返信する
水のある風景 (越後美人)
2017-06-17 17:56:03
こちらも毎日晴天で、梅雨とは信じられないお天気です。
からりとした日は気分が良いですね。
明日から雨降りとか、あまりじめじめと長引かないといいですね。

水のある風景も良いものですね。
覚満淵ですか、由来のある淵とは趣がありますね。
この美しい自然を、人間の手で傷つけないようにと、祈るばかりです。
返信する

コメントを投稿