(10時)岩井堂砦登山口P→(10時40分)古城台登山口→
(11じ30分~12時)天狗岩、古城台を経て展望台→(12時10分)林道→(13時05分)岩井堂登山口
(標高)岩井堂459M 古城台508M
「岩の上に鳥居が有るところをみると登山道が有るはず」と
以前からずっと気になっていました。
そこで11月としては暖かすぎる28日、お弁当も持たずに東村へ出かける事にしました。
名前からして想像するに戦国時代、この辺りに散らばる城を守るため
何らかの役割を果たしていた岩なのでしょう。
岩井堂下の空き地に車を置き10時、鬱蒼とした木々の中を登り詰めると急な岩場に出ました。
低いとはいえ滑落したら命の保障はないので
3点支持を心がけてでジリジリと上を目指します。
ちょっとしたスリルを味わって登り上げた砦からの展望は思っていた以上の好展望
未だ上へ行けそうですが今回はもう一つの山、古城台を回る予定なので
そのまま引き返します。
作間神社へ500Mと有る道標に従い落ち葉に埋もれた岩場の急下降はまたまた梯子、鎖の連続でした。
11時40分、古城台南登山口からは杉林の中、少々苦しい階段で一気に稜線まで登り上げました。
ブナやコナラの枯れ枝越しに岩櫃山や小野子山、十二ヶ岳を眺めながら
ノンビリそれこそノンビリ足を進めれば何時の間にか高さ10M程の岩の塊「天狗岩」が右に迫っていました。
この上に登れたらいいのにと思いながら恨めしく岩を見上げるも足がかりは何処にも見当たりませんでした。
天狗岩から10分ほど進むと犬をお供にした御夫婦が食事中でした。
「古城台と言うのは何処でしょう」
「ここがそうですよ。そこの木にプレートが有るでしょう」
見ると確かに一段高い木の枝に7X5cm位の小さなプレートに古城台と書かれた文字が確認できます。
そもそも古城台とは一体何なのでしょう?
敵の動向を探る為の高台?
良く解からないが広さは畳二枚くらいしかない空間です。
案内図を開くとこの先に展望台と有りましたので
岩と岩の狭い隙間を鎖で下り展望台に移動です。
ここでは周囲の山よりも、むしろ足元の村落に目を惹かれました。
刈り入れの終わった田んぼのアチコチから白い煙がたなびき
それが決して暖かい日差しのせいだけではない長閑な集落を薄ボンヤリと包み込んでいます。
展望台を後に後は杉林を下り飛び出た林道から原の集落に向かいます。
こうしたガツガツしない山と山村歩きもなかなかなものねと言いながら歩いていれば
路傍には幾つかの野仏が。
鉄の階段有り鎖有り体内潜りまがいの岩の急下降有りという少々ハードな岩場
低山ながらナカナカ侮れない山でしたが反面ホッとする今日の山歩きでした。