たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

春浅き妙義山へ

2017年03月20日 | 登山

今日はKちゃん、R君の妙義デビューです

本来はお中道コースを狙っていたのですが岩崩れで閉鎖されている為

安全な第四石門までを今日のコースとしました

ところが、まさかの展開となりました




中の岳神社までの長く急な石段を登りあげ一気に尾根上へ

先ずは見晴らしで大休止

初めての蛾々たる山稜にKちゃんもR君も凄いの連発です




見晴らしから少し下って第四石門までやってきました

石門の脇を慎重に南へ進めば「見晴らしの景」は目の前

あれが「大砲岩」、あれが「揺るぎ岩」

「へー、あんな所に立てるんだ」

「何か侍のチョンマゲみたいだ」

「エッ?4か月前に滑落事故が有ったの?」

「怖っ、ワタシ絶対、登らない」

そんな会話をしながら時刻を見れば未だ10時半

「ねえねえ未だ、昼食には早いから第二石門が見える所まで行こう!」

そうせがまれて此処からガンガンと下ります




途中に「第三石門」への案内表示を見つけた二人は

もう鎖に取りついてしまいました




そして尚も下って「片手下がり」の鎖


その先には「第二石門」が見えています


この岩は「つるべ落し」と言って急な上に岩がツルツル滑るのよ

体を岩から離して足裏を密着させて登らないと・・・

と、話している内に

嘘でしょう登っていってしまいました、しかもピースなんかして


(写真では傾斜が付いている様に見えますが垂直の壁です)




「つるべ落とし」を熟し「たてばり」も熟し

こうなったら「第一石門」も見て来ると言い「蟹の横這い」も熟し

とうとう「第一石門」まで行ってしまいました


ハラハラドキドキの私の心配を他所に「凄い体験が出来た~♪」と

本人は得意満面の笑顔で戻って来たのでした

(続く)


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弥生に咲いた花

2017年03月18日 | 
季節は春とは言え今、冬と春の端境期

三寒四温を実感する毎日です

庭の花も戸惑いながらも少しずつ開花を始めました




沈丁花

あまりに可愛いので2枚、挙げてしまいました




早咲きのスミレも咲き始めています


苺の花が一つ

これから幾つ咲いて幾つ実を付けてくれるでしょうか


シュンランも咲き始めました

豪華な洋蘭と違い何処か控え目で有りながら奥深い美が感じられます


30年物の紅梅が玄関先に有ります

可哀そうなのは朝日しか当たらない場所に植えてしまった事

それでも、こうして健気に花を付けてくれます






山茶花・フユシラズ・クリスマスローズはとても息が長い

こうしてズッと目を楽しませてくれる花は有り難いものですね




水仙は上の花たちより、なお息が長い

師走、睦月、如月、弥生

もしかすると卯月まで咲き通すのでしょうか



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思い出に残る山(7)谷川岳(1977m)  二子山

2017年03月16日 | 心に残る思い出の山

1990年7月(この時は谷川岳三度目の登頂)

天神尾根から登り西黒尾根に下った記録です




暫くはジメッとした樹林帯を緩く登って行きますが

熊穴沢避難小屋を過ぎた辺りからイヨイヨ本格的な岩の登りが始まりました

天狗の止まり場を過ぎザンゲ岩で休憩

ここで漸く展望が開けますが目指す山頂は未だまだ彼方です


左に万太郎山の稜線、右に西黒尾根の稜線を見ながらの一歩一歩ですが

此処は頑張りどころ、ひたすら上を目指し高度を上げるのみ


この頃の小屋は暗く狭く泊まるのも憚れるようなお粗末な建物でした

登山客が何をしたのか小屋主の怒鳴り声も聞こえて来ます

そう言えば有名でしたものね

しかし苦労して登って来て怒鳴り散らされたのでは堪ったものでは有りません

私達はちょっと覗いただけでトマの耳へと向かいました

取り敢えず最高地点で記念の撮影

ついでなのでのぞきまで足を延ばす事に致しましょう




下から見上げる一の倉沢は迫る様な大迫力が有りますが

上から見下ろすと引き込まれそうな恐怖感に襲われます

這いつくばって見ている私はこの時、背筋がゾクゾクしていたはずです


一端、肩の小屋まで戻り進路を西黒尾根に向かいました

「頂上は未だですか?」

さも有ろう、ここは厳しく長いコース、しかも岩が良く滑る

ラクダの背でヘトヘトになりながら

声を掛けて来たのは家族登山の中学生でした

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(おまけの山)


この山は二ツ岳と言い全国的に知名度は低くも

人気の山ですので載せてみました


登山口の途中に有る漣岩は嘗て此処が海で有った事を示す名残で

その後の地殻変動により崖となって姿を現したものだそうです

その存在が世に出たのは恐竜の足跡が発見された事によります

(S60年の調査により照明されました)

前置きが長くなりました

二ツ岳の取りつきを目指し雑木の中を進みます


先ずは小手調べ


一段落すると目指す西岳がスクッと立ちあがりました


ここは鎖もロープも設置されておりませんから

猿になった気分で攀じ登り山頂に立ちました

5・6人の登山者と歓談、昼食をとり東岳はザイルが必要なので敬遠し

そのままロウソク岩に下りました




ロウソク岩を背に休憩を取った場所は

民宿のご主人でしょうか、岩にへばり付き岩茸を採取する

カリカリ、シャリシャリと言う音が静寂をかき乱していました

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ラブラブ♡♡シーン

2017年03月14日 | 

折角お花見を楽しんでいたのに


目のやり場に困るわね~


やだ~~~~~

私どうしたらいいの?


こらこら

そこで、こっそり覗き見しているのは誰だ!


そう言う貴方だって高みの見物してるじゃないですか

ところで一体、何が有ったのさ





何でオメエは、こんなにメンゴイんだ~

オメエの前じゃダイヤモンドもルビーもただのガラス玉にしか見えねえよ

オラ、エレエ幸せもんだ~~~~~~~~~~~~

・・・いやはや・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここに私事ですが・・・

どんぐりさん、頑張って下さい

無事に手術が終わります様に

そして一日も早くお元気な声をお聞かせ下さい

ずーっと、お待ちしております

どんぐりさんは、こんな大変な時でもユーモアを忘れない方なのですね!

その気持ちでファイト!

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思い出に残る山(6)両神山(1723m) その他

2017年03月12日 | 心に残る思い出の山

1989年11月

西上州の山を登る度に先ず目に飛び込んで来るのが鋸歯の様な山体

両神山で有る事知ったのは大分、経ってからの事でした

今の様にパソコンが有れば容易く調べる事が出来ますが

当時は書店か図書館へ出向かなければ手に入らない時代でした

そうした中で私達が選んだルートは一般ルート

危険度は低く人気のルートです、しかし距離はかなり有ります


大向大谷口から両神山荘の脇を通り登山道に入りますと

修験道を匂わせる石仏が随所で見られました

弘法清水が湧く水場で小休止


仏法僧(コノハズク)が生息すると言われる清滝小屋で大休止

お握りを食べているところを見ますと昼時だったのかお腹の虫が鳴き出したのか

(この清滝小屋、今は建て替えられて立派な小屋になっている様です)


とにかく距離が有ります

もう駄目だとばかりに地べたに座り込む場面も


三歩進んでは息を整えている高齢者も有る程の急坂を熟して

最後の鎖場だけは俄然、元気が出る私でした




基本的に両神山は岩山ですので山頂に近づくに連れ険しい形相になっていきます

因みに山名の由来はイザナギ・イザナミの二神を祀っている為、両神と付けられたと言われております




漸く山頂に到達しましたが休憩を含め5時間を費やしての登頂でした

生憎のガスで視界は閉ざされ眺望は得られませんでしたが

何よりも憧れの山に登れた満足感はこの上ない喜びでした


アルバムの隅に「木漏れ日に 野仏微笑む 葉枯れ道」と書かれていました

もう随分、前の事なのでスッカリ忘れていましたが

その外にも幾つか書かれている所を見ますと句を詠みながら登っていた様です

(付録)


榛名の鬢櫛山の帰りロッククライミングで有名な黒岩の裏側の岩を

ちょっとお遊びで攀じ登る雄さん

足元を見ましたら、いやですね、サンダル履きです






此方は稲村山に登った時に写した裏妙義です


その稲村山の帰り普段から気になって仕方の無かった三急山に寄ってみました

後方に見えるのが三急山




ここは妙義山とは国道を挟んだ場所に位置するため知名度は低く

鎖も標識さえも無い隠れた岩山です

しかし中腹辺りでタイムオーバーとなり引き替えす事になりましたが

本格的に登ったのは、それから10年ほど経ってからの事でした

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