続き
地蔵岳下山後、予定通り小沼に歩を進めました
おや? 山頂で遭った小学生たちが遅い昼食をとっています
コースは同じでしたねぇ
私達はこれから小沼を一周いたします
タムラソウ
ナナカマドとメギの赤い実がとっても綺麗
原生林に分け入れば足元はキノコの世界です
ヌメリスギタケかな? ホットケーキの様なイグチ科のキノコも有りますね
目を沼に向ければ水に映る緑にハッとさせられました
雲が動いて暗く沈んだり陽光が水面を眩い程に輝かせたり
一時も休む暇も無くその神秘性を際立たせています
そして僅かな紅葉は私の胸を躍らせます
直径50㎝は有ろうかと思われるモミジの大木に行く手を遮られました
その直ぐ先では1m以上ある大石が転がり落ちて蹲っています
この辺りも結構、台風の影響を受けていたんですね
約50分 こうして小沼ぐるり一周は気持ち良い余韻を残してくれたのでした
ガスが舞い始めました
覚満渕はどんな表情で迎えてくれるでしょう
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10月に入りましたが全く天候が安定してくれません
4日からは又、愚図つきそうな気配です
前の晩「地蔵岳でも歩いて来ようか」と話が纏まり
3日9時15分、赤城に向かいました
標高1200mを越すと車道両側に紅く色付いた木々が
ちらほら散見される様になりました
駐車場のある八丁峠はもう秋色となり後10日もすれば
眩い様な色に染まる事でしょう
左の写真が先日、家から写しブログアップしました地蔵岳です
入山第一歩は木の階段から始まりますが上にNHKやTBSなど各種通信電波塔や
雨量観測所などの施設が有る為、非情に登りやすい歩幅になっております
この日も重い機材を背負った職員が2名、山頂を目指しておりました
一汗かく頃、後方に小沼と覚満渕が見下ろせました
今日は地蔵岳下山後、この二つの沼を一周するつもりです
ススキはやはり秋の匂いを感じさせます
先日の24号台風に痛めつけられた爪痕もアチコチに残っておりました
ズミの実が宝石の様ではありませんか
マムシグサと(?)
タムラソウ
この時期、花を探すのは容易では有りません
やっとこさ(上州弁?)見つけたリンドウは人目を憚る様に
葉草に身を潜め蹲っています
ハイキング感覚で登りあげた山頂では大沼を見下ろす場所で談笑しながら
おにぎりを頬張っている姿が絵になり思わずカメラを向けます
自然の風景に鉄塔は不釣り合いですが此処は一級に匹敵する程の展望地
澄み切った大気の下では富士山や各アルプス、都心のビル群までも
望む事が出来ます
大沼を見下ろす六地蔵は強風の為か心無い人の仕業か首無し地蔵となって
見るも無残な姿で立っておりましたが鉄塔寄りの地蔵様は
石に囲まれ穏やかな表情です
私達が登って来たルートとは逆の方向から賑やかな声が響くや
50数名の小学生が教員に引率されて到着しました
「西東京から来ました」「移動教室です~」
尋ねると、そんな元気な声が帰ってきました
「赤城青少年交流の家」で合宿しているらしい
と、その時「写真撮るよ~」
クラス別に生徒を並ばせるとカメラマンが「はい!下を向いて~」
何を始めるのか興味深く見ておりますと「1+1は?」の問いかけに
生徒が一斉に顔を上げ「2」
成る程、これなら目を瞑る事も無いし顔も引きつらない
これは良い事を教わったと実戦です
この花は食事中、足元に咲いていた花ですが一塊5mmの小さな花です
カメラを花モードにして写してみましたら
肉眼では確認できないシベを、はっきり見る事が出来ました
(どなたかご存知でしたら教えて下さると助かります)
越後美人さんがナギナタコウジュと教えて下さいました
有難う、助かりました
私達はもう一つの展望峰に寄り小沼に向けて下山いたしました
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昨日の続きです
乳房雲の出現です
既に形成された雲の下で気流が乱れると発生する雲なのですが
この雲は嵐の前触れで最悪、竜巻を引き起こすとも言われております
珍しい雲が見られてラッキー!なんて言ってられませんね
層雲
雲が絡まり幽玄な世界と代わった或る日の榛名山でした
下の写真は同時刻、赤城山方面の空でした
スッキリと尾を引くこの雲はレンズ雲の一種でしょうか
時間の経過と共に次第に形が崩れ
末端から小石をばら撒いた様な巻積雲へと変化していきました
九月の空は目まぐるしいですねぇ
この日はスッキリ晴渡り巻雲が爽やかです
十五夜で活躍したススキが有るか無しかの風に穂を揺らす様は
こんな雲が良く似あいますね
前線に押されて来た雲の塊が西日を受けました
南方向、すなわち埼玉方面から、こんな雲が良く流れて来ます
しかし西上州の山並みに遮られ行き場を失って右往左往
この雲が山を越えて上空までやって来るのを見た事は無かった気がします
この空も南方向
どんよりした空に頼りない西日がさす光景の中で御荷鉾山(多胡嶺)が
二つの嶺をユッタリと横たえています
「多胡嶺に寄せ綱延へて寄せれども あにくやしずし その顔よきに」
これは万葉集に詠まれた御荷鉾山ですが
「嶺に綱を結わえて引き寄せようとしても、もう悔しいな~
あまりにも美人過ぎて私は片思いで終わりそう」
そんな憧れの君に寄せる気持ちを詠った様ですね
詠み人知らず殿、ドンマイ・ドンマイ もう一押し ガンバレ~
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9月の空は「・・心と秋の空」と言われる様に
表情も気まぐれ
夏の名残を引きずって入道雲が肩をいからせたり
榛名山を薄絹で包んだり
かと思えば天高く馬肥ゆるの空
こういうのを何と言うのでしょう
青年団の音楽隊?
月は東に陽は西に
落陽と共に薄っすらと雲が紅みを帯びてきましたね~
今日の夕焼けはしっとり感のある五十路の様な
派手さの中に落ち着きを漂わせています
(2)に続きますので本日はコメント欄は閉じました
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