車寄せ: 何処のホテルかしら? ディナーにお出かけ?
車寄せといえば・・幸いにも・・ホテルの車寄せしか縁のない私です。
写真は・・神戸大学付属病院車寄せです。
朝早いので、来院の人を乗せたタクシーが、次々と、止まります
タクシー運転手・・止まっても車から降りず、自動で後ろドアを開けるだけ。
来院の病人さん・・体が思うようにならないのか、立ちあがれないで、下車出来ない
病院の配車係・・・つ立っている。
見過ごせない私・・走り寄って、病人さんの体を支え、下車を助けました。
ほんの一瞬の出来事でした。 一瞬の出来事だけど、考えさせられました。
車寄せといえば・・ホテルの車寄せだけで、病院のそれをイメージすらしない私。
体を病めば・・・・低目の椅子(タクシーの椅子も低い)から立ち上がるのが大変。
動作を変えるだけでも・時間がかかる。
弱気になっていて、助けを頼む勇気も出ないでしょう。
運転手も配車係も・自分の仕事をこなすだけで、その他の事には、知らん顔ですませる。
その立場に立つ人にも、いろいろの人があるでしょう。
でも、今朝の現実は、厳しいものでした。
今日・・病人さん訪問をした私です。
今の私・・幸いにも、超元気です。
友人は・・思いもかけず、病に倒れました。
明日の私・・友人と同じように病を迎え、タクシーからの下車もままならないかもしれない。
人の人生・・悲喜こもごもと、病院では、しみじみと考えさせられる。
・・歌にもありました。
人の人生。幸せは5分で語れる。不幸は一日あっても語れない。 てね。
最近の私の周りでの悲しいことは・・『悲』
○あれ・・。と
○これ・・。
悲しいことは、言葉に出来ない。 てことは・・・
悲しみに沈む人の声は・・発せられない。周りの者には聞こえない。ものだってことです。
今日の、タクシーから下車出来ない人が、言葉を発せないように・・。
最近の私の周りでの喜ばしいことは・・『喜』
○私の長年のラン仲間が、蓄膿症の手術に成功
『又、一段と前向きに楽しく参ります』と嬉しい便りが届きました
○私も知っている、友人の息子さんが、婚約
『嬉しいわ~』と顔をほころばす友人です
○私の三番目の孫が歩き始めた。
『高い目線で世界を見て回り・・心身共にすくすくと自由でいてほしい』
喜びは、声高らかに語れる。 てことは・・・
喜びの声の下に、悲しみ声が隠されてる。
ってこと。見えない現実。なのです。
理不尽な悲しみや苦しみは、見えにくい世の中で・・・
声に出さない人の言葉を・・聞こえる人になりたいものです。
今日、ちょっとだけ手を貸せた病人さんが・・
「世の中捨てたもんじゃないな~。 頑張ろう!」 と思って下さったかしら
だと嬉しいな