マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

普遍性と多様性・・・『Inculturation』 そして 『地上の氏族はすべて、あなたとあなたの子孫によって祝福に入る。』

2019-07-08 10:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

7月8日。月曜日。曇り。夏日。


        『夏服の女性』
  
  美しいモデルさんでした。      10年も前の私の作品。

         
       30度以上の気温の続く昨今。
    今日は、夏服を出して、衣替えをしました。

          それにつけても。
  洋服の文化は、欧米に始まり、欧米が指導していくものなのかでしょうか?
   

私は、自分の洋服の多くは、安いので孫子守で娘夫婦に同行する欧米で仕入れます。
   そのときに欧米の人たちが着ている、流行最先端の洋服を買います。
      日本帰国後すぐは、欧米流行最先端洋服は、
        日本では奇抜すぎて着れません。

    それが・・・
  欧米流行最先端洋服が、1~2年後の日本の流行最先端洋服となる。
     私は、1~2年後に、
   欧米で買った『流行最先端洋服』を着ることになるのです。

    
    洋服文化・・・

洋服の文化は、欧米に始まり、欧米が指導していくものなのかもしれませんね。


そこで。
私は考えてしまいます。

      
      『カトリック教会のインカルチュレーション・文化化
        ーー普遍性と多様性のはざまでーー

  
       『教会は普遍(カトリック)である。
   「カトリック」という言葉は、「普遍」という意味です。
 
これを文字通りに訳せば、「すべてに及ぶ」もしくは「すべてを含む」という意味になります。
        教会は二つの意味で普遍なのです。
  教会が普遍であるのはまた、キリストによって全人類に派遣されているからです。』
                      『カトリック教会のカテキズム』より。


  
    普遍性であるカトリックには、
 ①理念的な普遍性の側面 と ②実質面で地域的な適応を伴う側面 がありますよね。
     普遍性と多様性のはざまで、
 二つの面の間に、葛藤や緊張を生じる事例が生まれてくるのではないでしょうか?


      
  普遍性を保ちながら・・・多様性を保つ。
    
なかなか難しいことですね。
    どのように解決しましょうか?
  洋服のように1~2年後にとはいきませんからね。

  
     ここから後は、教皇様にお任せして・・・
   私は、考えるのは終わりにして、夏服の衣替えを終わらせました。


そして。

今日は7月8日。年間第十四月曜日。


   神とヤコブが出会います。

『今日の第一朗読 神とヤコブの出会い


『その日、ヤコブは、とある場所に来たとき、日が沈んだので、そこで一夜を過ごすことにした。

    ヤコブはその場所にあった石を一つ取って枕にして、その場所に横たわった。
 
 
 
すると、彼は夢を見た。

    先端が天まで達する階段が地に向かって伸びており、
 
   しかも、神の御使いたちがそれを上ったり下ったりしていた。

見よ、主が傍らに立って言われた。

  「わたしは、あなたの父祖アブラハムの神、イサクの神、主である。

  あなたが今横たわっているこの土地を、あなたとあなたの子孫に与える。
あなたの子孫は大地の砂粒のように多くなり、西へ、東へ、北へ、南へと広がっていくであろう。

  地上の氏族はすべて、あなたとあなたの子孫によって祝福に入る。

       見よ、わたしはあなたと共にいる。
  あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。
   わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。」


ヤコブは眠りから覚めて言った。

   「まことに主がこの場所におられるのに、わたしは知らなかった。」 

そして、恐れおののいて言った。 

     「ここは、なんと畏れ多い場所だろう。
   これはまさしく神の家である。そうだ、ここは天の門だ。」

ヤコブは次の朝早く起きて、

     枕にしていた石を取り、それを記念碑として立て、
   

     先端に油を注いで、その場所をべテル(神の家)と名付けた。

ヤコブはまた、誓願を立てて言った。

      「神がわたしと共におられ、わたしが歩むこの旅路を守り、
      食べ物、着る物を与え、無事に父の家に帰らせてくださり、
            主がわたしの神となられるなら、
        わたしが記念碑として立てたこの石を神の家とし、
         すえられるものの十分の一をささげます。」』
              創世記 28章10-22節

 

   ヤコブは、父はイサク、母はリベカ、祖父は太祖アブラハムです。 

 ヤコブは、父イサクを偽って、双子の兄エサウから長子権の祝福を奪います。
   そのため、兄から命を狙われることになって、逃亡するのです。

           逃亡の途上、
       『天にまで達する階段の夢』で、
   父祖・アブラハム・イサクの神は、ヤコブを祝福し、
 アブラハムに与えた『神の約束』を、ヤコブにも確認されたのです。

 
  『あなたが今横たわっているこの土地を、あなたとあなたの子孫に与える。

 あなたの子孫は大地の砂粒のように多くなり、西へ、東へ、北へ、南へと広がっていくであろう。』 

      神は、
      『見よ、わたしはあなたと共にいる。   
   あなたがどこへ行っても、わたしはあなたを守り、必ずこの土地に連れ帰る。    
     わたしは、あなたに約束したことを果たすまで決して見捨てない。』
          ・・・と。 述べるのです。

 

神は、このように人間の嘘や過ちを通しても、
       『御計画』を実現される方なのです。

神は、人間の愚かさに左右されることなく、人間を愛して、
       『神の約束』を破ることのない方なのです。


        神は、ヤコブとの面会で、
     神は悪からさえも善を引き出し、悪を善に変えて、
     自分の『救いの計画』を推し進めていかれることを、
         私たち・人類に教えて下さるのです。


『今日の入祭唱』

      『神に感謝をささげ、その名をたたえよ。
   神は恵み深く、その慈しみはかぎりなく、そのまことは代々に及ぶ。』
                詩編 100章4&5節

 

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
自分を保ちながら多様性を認めるには、そこにまず愛がなければ無理かもしれませんね。 お元気で!