11月28日。日曜日。快晴。
教会では、
今日から『待降節』に入ります。
クリスマス(降誕祭)の4つ前の日曜日・今日から、
約4週間を、クリスマス・主の御降誕を準備する期間とし、
カトリックでは、『待降節』と呼んでいます。
教会はしつらえを一新して、
信徒の『準備』を助けます。
今日から一新・・・ 『待降節の祭壇』
『主・イエスの降誕』をお迎えするためにのための祭壇です。
私たちキリスト者は、
※『救い』の訪れを信じ、解放の時を待ち望む私たちの心をめざめさせ、
※『希望の光』であるキリストを見つめて、歩み続けることができますようにと、
4週間かけて、心の準備をするのです。
祭壇前も・・・ 『4本のロウソク』
ミサの始まる前に、『紫のロウソク』が点灯されました。
四週間の『待降節』の間・・・
第一主日(今日でした)に、1本目の『濃紫ろうそく』に火をともます。
その後、
第二主日、第三主日、第四主日と、主日・日曜日毎に、
その後、
第二主日、第三主日、第四主日と、主日・日曜日毎に、
一本ずつ火をともし、点灯されたろうそくを増やしていきます。
『ロウソクの色』は・・・
第一主日(今日でした)は『濃紫色』の『悔い改め』を意味するロウソクに火をともしました。
その後、
第二主日は『薄紫』は『希望』、第三主日は『桃色』:『喜び』、第四主日は『白色』:『イエス・キリスト』です。
点灯ロウソクが一本増える毎に、
私たちの『主をお迎えする心の準備』も整っていくのです。
祭壇横には・・・ 『馬小屋』
24日夜半の『イエスの降誕・誕生』を、
イエスの両親・ヨセフ様とマリア様、三人の博士たち、羊飼いたち、
そして、馬の親子たち、私たち信徒も、
皆で一緒に、待ち望みます。
ミサが始まりました。
今日は『待降節第一主日』
『今日の入祭唱』
『主よ、わたしの魂はあなたを仰ぎ望み、 わたしの神よ、あなたに依り頼みます。
どうか、わたしが恥をうけることがないように、敵が勝ち誇ることのないようにしてください。
あなたに望みをおく者は恥を受けることなく、人を欺く者が恥を受けるのです。』
詩編 25章1-3節
『今日の第一朗読 エレミヤの預言』
『エレミア』 ミケランジェロ作品
『見よ、わたしが、イスラエルの家とユダの家に恵みの約束を果たす日が来る、
と主は言われる。
その日、その時、
わたしはダビデのために正義の若枝を生え出でさせる。
『エッサイのひこばえ』
彼は公平と正義をもってこの国を治める。
その日には、
ユダは救われ、エルサレムは安らかに人の住まう都となる。
その名は、「主は我らの救い」と呼ばれるであろう。』
エレミヤの預言 33章14-16節
預言者エレミヤは、
「神は、『主は我らの救い』と呼ばれるであろう『正義の若枝』を生え出でさせ、
『エルサレムを復興』させる、と言われる。」
と、『イエスの到来』の『神の言葉』を預言しました。
イスラエルの民を励ます『神の言葉』を告げ知らせたのです。
『正義の若枝』こそ、
『主である救い主・メシア・キリスト』のことをさすのです。
紀元前626年にエレミヤが神に召されて後、
イスラエル(北王国)は、アッシリアに滅亡され散リ散リになり、
ユダ(南王国)は、バビロンに捕囚の身になっていきました。
その苦しみの最中の時代に、
エレミヤは、救い主である王・メシア・『キリストの到来』を預言したのです。
それより昔、
旧約聖書・創世記において、すでに、
神は、御自身で、『救い主・キリストの到来』を、語っていたのです。
『彼はお前の頭を砕く』 創世記3章15節
(キリストは悪魔の頭を砕く)今日の司式司祭の説教から
『イエスの誕生』は、正に、
創世記の時代の、神の『恵みの約束を果たす日』なのです。
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
「太陽と月と星に徴が現れる。
地上では海がどよめき荒れ狂うので、
諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、
恐ろしさのあまり気を失うだろう。
天体が揺り動かされるからである。
そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、
人々は見る。
このようなことが起こり始めたら、
身を起こして頭を上げなさい。
あなたがたの解放の時が近いからだ。
放縦や深酒や生活の煩いで、
心が鈍くならないように注意しなさい。
さもないと、その日が不意に罠のようにあなたがたを襲うことになる。
その日は、
地の表のあらゆる所に住む人々すべてに襲いかかるからである。
しかし、
あなたがたは、起ころうとしているこれらすべてのことから逃れて、
人の子の前に立つことができるように、
いつも目を覚まして祈りなさい。」 』
ルカによる福音書 21章25-28&34-36節
今日の司式司祭の説教より。一部です。
私たちは、主による『あがない』を待ち望んでいます。
主の『あがない』により、私たちは主のものとなり、
『永遠の命』が得られるのです。
私たちの『あがない主・”人の子”』が来られるのです。
それが『救い主・イエスの誕生』です。
私たちは、『主の御降誕』を待ち望みながら、
『待降節』の4週間に、※『準備』※をするのです。
イエス様は、
※放縦や深酒や生活の煩いで・・・心が鈍くならないように注意しなさい。
又、
※人の子の前に立つことができるように・・・いつも目を覚まして祈りなさい。
・・・と、勧めます。
司式司祭様は、
※コロナ禍で、外出も少なくなり、静かに主を待ち望む機会が与えられました。
生活のわずらいのみに心が埋没してしまわないように・・・
主に心を開く時間を持ちましょう。
人の愛に目覚めるように致しましょう。
・・・と、今日の説教でした。
聖体拝領後に
目をやると、
祭壇横には・・・
『マリア様と赤ちゃんのイエス様』
『すべての人の救いを願い、
わたしはあなたを待ち望む。』
『今日の答唱詩編』より
『今日のアレルヤ唱』
アレルヤ、アレルヤ。
『主よ、慈しみをわたしたちに示し、私たちをお救いください。』
詩編 85章8節 アレルヤ、アレルヤ。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
いよいよ11月も最終週となり、残り二日となりました。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスに気をつけながら、今年を乗り越えましょう。 お元気で!