11月25日。木曜日。晴れ。
今日は、
明日の『聖書100週間・聖書通読会』
のための予習日です。
我が家も紅葉真っ盛り・・・ 『もみじ』
紅葉真っ盛りのもみじ
そして
紅葉が散り始めたもみじ
同じ木の中に、二つの姿が混在します。
暖かかった今年の気候のせいでしょうか?
自然界のサイクルまでも狂わせてしまう人間の傲慢でしょうか?
いえいえ、
自然界は、人間界に学びの時を与え、人間界を越える力を持つのです。
そう信じる私は間違っているのかしら?
明日の聖書通読範囲は、『コリントの信徒への手紙Ⅰ 8章~12章』
パウロは、
『執筆中のパウロ』 ブーローニュ作品
この手紙で、
イスラエルとは全く異なる社会環境や文化の中で、
福音に従って生活する者が、いろいろの困難や誤解に直面しても
※くじけないように・・・
※確かな教えに基づく確固とした信仰を持つように・・・
と、コリントの信徒たちに強く求めます。
又、
※信徒の共同体が非常に大切である。
と、強調するのです。
◎主キリストのものとなったキリスト者は、
主の体の一部であり、神を礼拝する神殿となっているのです。
『わたしたちは大勢でも一つの体です。
体は一つでも、多くの部分から成り、
体のすべての部分の数は多くても、体は一つであるように、
多くの部分があっても、一つの体なのです。
各部分が互いに配慮し合っています。
一つの部分が苦しめば、すべての部分が共に苦しみ、
一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。
あなたがたはキリストの体であり、また、一人一人はその部分です。』
コリントの信徒への手紙Ⅰ 12章12-31節
◎さまざまな人たちで、共同体ができているのです。
皆それぞれに与えられている才能、カリスマは、
個人が誇るものではなく、
共同体の成長と団結に役立つために与えられているのです。
パウロは、
西暦54年頃に、この『コリントの信徒への手紙』を書きました。
その前後、10年間ほどの獄中生活中も含み、13年ほど、
各教会の信徒へ『手紙』を書き続け、
各教会の信徒を励ましました。
現在に生きる私たちも、
パウロの『書簡』によって、キリストやキリスト教を深く理解することができます。
使徒パウロの『恩恵』にあずかっているのです。
今日も私は、
尊敬する使徒パウロを『師』と仰ぎ、『師』の望まれるように信仰を深めたいと、
聖書を読み進めていくのです。
感謝!感謝!
そして。
今日は11月25日。年間第三十四木曜日。
『今日の入祭唱』
『新しい歌を主に向かって歌え。
国々に主の栄光を語り、諸国の民にその驚くべき御業を述べ伝えよ。』
詩編 96章1&3節
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
「エルサレムが軍隊に囲まれるのを見たら、
その滅亡が近づいたことを悟りなさい。
そのとき、
ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。
都の中にいる人々は、そこから立ち退きなさい。
田舎にいる人々は都に入ってはならない。
書かれていることがことごとく実現する報復の日だからである。
それらの日には、身重の女と乳飲み子を持つ女は不幸だ。
この地には大きな苦しみがあり、
この民には神の怒りが下るからである。
人々は剣の刃に倒れ、捕虜となってあらゆる国に連れて行かれる。
異邦人の時代が完了するまで、エルサレムは異邦人に踏み荒らされる。
それから、
太陽と月と星に徴が現れる。
地上では海がどよめき荒れ狂うので、
諸国の民は、なすすべを知らず、不安に陥る。
人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、
恐ろしさのあまり気を失うだろう。
天体が揺り動かされるからである。
そのとき、
人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、
人々は見る。
このようなことが起こり始めたら、
身を起こして頭を上げなさい。
あなたがたの解放の時が近いからだ。」』
ルカによる福音書 21章20-28節
今日のイエス様は、
『エルサレムの滅亡』を予告し、
又、 ”人の子” が来ると、『主の再臨』 を予告しました。
イエス様は、すべての人の『救い』のために、来られたのです。
その通りで、
イエスの死と復活後から、
ユダヤ人だけでなく、異邦人のうちにも『信仰』が生まれたのです。
選民・ユダヤ人に約束されていた『救い』は、
すべての人・異邦人にも与えられたのです。
イエスによって、神の『救い』は成就したのです。
ローマ人によってもたらされたエルサレム滅亡の時から
『新しい時代』=『イエスの時代』が始まったのです。
『人類の救い』の時が成就したのです。
全世界が揺れ動かされるような『大事』は
時代を問わず、起こります。
現代社会においても、大きな災いに遭うことがあります。
それでも、
キリストは、人類の『救い』のために、働いておられます。
私たちには、神がどのように助けてくださるかはすぐには分かりません。
私たちは、
どんな時にも、すべての人の『救い』を望んでおられる『神の愛』を信じ、
すべてを『神の計らい』にお任せできると良いですね。
祈りましょう。
『今日のアレルヤ唱』
アレルヤ、アレルヤ。
『恐れずに身を起して頭を上げなさい。あなたがたの救いの時は近づいている。』
ルカによる福音書 21章28節 アレルヤ、アレルヤ。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
いつも、人を信じ、神を信じながら、
自然の営みを穏やかに眺めたいものですね。 お元気で!