まりはなの、のんきでありたい日々

地方都市で、清貧生活  

本当は天国

2007年09月13日 22時07分32秒 | ごちそうさま
3日に一度くらい、勤め先に梨を持ってゆく。

うちは今、梨地獄だ。

少し前まで素麺地獄だった。

ちなみに素麺も職場に持ってゆき、だいぶ持って帰ってもらったが

一向に減らず、家にはまだ3年分くらいの素麺がある。

春先はイチゴ、初夏はメロン、冬はリンゴ。

もらっておいてこんなこと言ってはいけないのは承知だが

正直、困ることが多い。

みっつよっつくれるのなら嬉しいが、なぜか皆さん箱で下さる。

20個入りの箱を続けて三箱もらった日には・・・

もう三人家族の手には負えない。

宮沢章夫さんも梨を持て余す話を書いていたから、梨はこの時期あちこちで

少人数家族を困らせているのかもしれない。

しかし職場の若い娘は梨が好きで、わざわざ買って食べているというのだから

あるところにはあり、ないところにはないのだろう。

梨だけに。

駄洒落はともかく。

うちは決して裕福な家庭ではないのだが、両親の仕事の関係で頂き物が多く

子供の頃から、相当ぜいたくな食生活を送ってきたと思う。

食べたい物が食べられないなんて経験、ないもの。

わたしは果物の値段を知らない。

買ったことないから。

よく考えたら本当にありがたいことなのだ。

人に配ってばかりいないで感謝して食べよう。

そんなことを考えながら玄関を開けると、また新たに梨の箱が。
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軽く味わえ

2007年08月29日 21時58分15秒 | ごちそうさま
何かの会合でもらったらしいスナック菓子の詰め合わせが家にある。

駄菓子屋さんにも置かれているような一袋50円くらいのサイズ。

駄菓子とスナック菓子の違いはよくわからないけれど

麩菓子とかきな粉棒といったばら売りされている懐かし系は駄菓子で

ポテトチップスとかカールみたいな、袋に入った揚げ物系はスナック菓子と

わたしの中では分類されている。

子供の頃は、どちらもよく食べた。

学校帰りの買い食いはいけないのに、学校のすぐ前の駄菓子屋さんに出入りした。

スナック菓子は、食べ過ぎて夕食が入らなくなるのでよく怒られた。

しかし、ある程度の年齢になると「スナック菓子は身体に悪い」と伝え聞き

健康大好きのわたしは、ほとんど食べなくなった。

カップラーメンも同じ時期にやめている。

しかし、いくら健康のためとはいえ好きな物はやめられないだろうから

元々、そんなに好きではなかったのかとも思う。

あるいは成長に伴い、他に好きな食べ物ができたか。

大人になってから「たまには身体に悪い物も食べないと」と

わけの分からない理由でカップラーメンを解禁した。

一年に三度くらい食べる。

無性にあの、身体に悪そうな味が食べたくなる。

しかし他のときは、我慢ではなく一切食べたくないのだ。

同じ理由で、たまにスナック菓子も食べる。

さっき、「サッポロポテトバーべQ味」にしようか

「うまい棒」にしようか見ていたら、そそられるネーミングの物があり

その名も「キャベツ太郎」。

親指大ほどの、丸くてスカスカした食感。

原材料のどこにもキャベツは書かれていない。

パッケージには警察官の格好をした蛙。

なにがキャベツか考えたが、お好み焼き風味だということ以外考えられない。

それだけの理由で「キャベツ太郎」か。

太郎の意味もわからないし、パッケージの蛙も正体不明だし

謎を残すのも戦略だろうか。

なんて、考えすぎね。
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おむすびころりん

2007年08月07日 20時21分07秒 | ごちそうさま
休みの日は遅く起きるせいで食事が不規則になる。

遅く起きたのなら朝昼兼用にすればいいのに

朝には遅く、昼には早い時間に食べてしまう。

そのまま出かけてしまうと、もちろん昼時にはおなかが減らない。

しかし、午後の半端な時間に空腹を覚えるから困る。

今日もデパートをふらついていると、なんだかおなかが減ってきた。

時計を見ると14時過ぎ。

15時から美容院を予約しているので、時間のかかる店には入れない。

あまりいっぱいは食べたくない。

もっともランチタイムが終わっているから、ご飯を食べられる店は限られる。

どこにしよう。

地下に飲食できるパン屋さんがあったっけ?なかったっけ?

そこでハッと思い出した。

おにぎり屋さんがあるじゃないか。

豊富に種類を選べて、単品でおかずも買えて味噌汁も付けられる。

実を言えば、そんなにおなかが減っていたわけではないのだ。

しかし、まめに補充をしないとどういうわけかフラフラしてしまう。

出来ることなら、一日五食くらいをちょこちょこ食べたいくらいだ。

五目おにぎりとワカメおにぎりを食べて、お茶を飲んだら満腹。

満足して美容院へ向かった。
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一長一短

2007年08月05日 18時30分42秒 | ごちそうさま
20代の頃は、色々なお店に食べに出かけた。

美味しいものを食べたい、美味しいものを出すお店を友人知人に紹介して

一緒に楽しみたいという思いが強かったからだ。

いつとはなしにそれをやめたのは、美味しいものを出すお店が

ほとんどないと気付いたからだ。

1000円のランチも、ン万円のディナーも

外で食べた物で美味しいと思えたものはない。

店の雰囲気や調度品に趣向は凝らされているし

盛り付けもきれいだけど、味は今ひとつだった。

ランチは特に、味もメニューも凡庸ということが多く、

早く提供できるものにメニューが限定されるせいだろうか。

巷にうまいもの屋がないとわかっていても

友人と食事するときには、目新しい店やタウン誌に紹介された店に出かける。

まったく期待はしないのだが、話のネタにはなる。

昨日も、そんな店の一軒に出かけた。

まだオープンして3ヶ月にも満たない店で、

倉庫を改造したということで、外観から想像できないくらい中は広い。

奥行きもずいぶんあり、照明が暗いこともあり迷路のようだ。

千と千尋の湯屋みたいじゃない?

友人も同じことを考えていたという。

店内に水が流れていたり、なかなかの雰囲気だ。

全室個室というのが珍しい。

他の客と顔を合わさず、会話もあまり聞こえてこないので寛げる。

ランチは数種あったのだが、

日替わりの和食か中華から選べと書いてあるだけで

今日のメインが何かわからない。

たいがい、本日のお肉とかお魚とか書いてあるのだが。

注文を聞きに来た店員さんに聞くと、メモ帳を取り出して

「和食が地鶏のなんとか、中華が海老のなんとか」。

聞かれるからメモしておくんだろうから、各室に置いておけばいいものを。

わたしは中華、友人が和食を頼む。

メインが違うだけで、ご飯、味噌汁、サラダ、おばんざい、飲み物が付く。

運ばれてきたお膳には一目でインスタントと分かる味噌汁。

サラダはレタスをちぎっただけ、味の濃いドレッシングがかかっている。

おばんざいと名付けられた一皿は、出来合いの小さなゴマ豆腐が一切れ

業務用のパックから出してきたような、これも出来合いの小さな玉子焼き。

どちらも不味い。

肝心のメインは、見た目が悪い上に味も凡庸で

久し振りに、いいとこなしのランチを食べた。

見かけ倒しの店には慣れているけれど

可も無く不可も無くといったことが多い。

この店は不可のオンパレードだった。

味噌汁は、温め直すと味が落ちるし具が溶けるというリスクはあるにせよ

大量に作ったほうが味が良く、保温性も高いから

そんなに頻繁に温めず、手早く用意できるはずだ。

それを、インスタントで済ませるとは大胆な。

もっとも、味はどうでもいいが

雰囲気を楽しみたいのなら最適の店かもしれない。

特に若いカップルとか不倫カップルには受けそう。

なんたって個室だし。

かくいうわたしも、食事は不味かったけど居心地がよかったので

つい長居してお喋りしてしまった。

雰囲気はいいが不味い店、と思うからいけないのであって

不味いが雰囲気のいい店、なら許せる気がする。
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異変

2007年08月03日 16時19分01秒 | ごちそうさま
この夏は、どういうわけかアイスを食べない。

わたしはアイス(ソフトクリームもジェラートも含む)が大好きで

夏以外の季節もよく食べていたし、夏ともなれば

一度にふたつ、一日3個くらいは普通であった。

それが、春先くらいにふと「最近アイス食べてないなあ」と気付き

そのまま今に至るのだ。

近頃、食べ物の好みが変わった気もする。

アイスだけでなく、甘い物全般をあまり食べなくなった。

食べ始めればなんとなく食べるし、嫌いになったわけでもないが

わざわざ自分から食べようという気にはならない。

そういえば、今年はカキ氷を一度も食べていない。

冷夏だったせいもあるけれど。

プールの帰りに、だるい体で食べたブルーハワイ。

美味しいというよりも、ただ甘くて冷たくて

急いで食べないと、ただの色水に変わるカキ氷。

遠い夏の日の思い出。
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