学力格差・・・から、経済格差まで、様々に考えさせられている。受験って、子供も大変だけど、親だって大変だ。子供たちと同じように、学力ではなく、経済力でふるいに掛けられているように感じる。親も、Aから順にランク付けされていくように感じる。
しかし、格差といえば、なんたってこちらが本家です。
教育の機会均等なんて、まったくない。スポーツだって例外ではない。
次男がやっている、高校でのサッカー。こちらは、寄付金集めから、ホットドッグ売り。親も子も資金集めに、協力する。試合もチケットを買わないと見られない。あの試合に・・・・この値段・・・・と、思うものの、それも親、親戚からのチームに対する寄付になる。
試合会場では、学校によっては、スペイン語での応援が繰り広げられる。私も、行け~と応援するから、同じようなものだが。
三男がやっている高校でのテニス。こちらは、寄付金集めも何もない。試合も自由に、誰でも見ることができる。ブースターという、親の後援会組織が、どうもたくさんお金を持っているらしい。でも、お金を徴収されたことはないから、誰かが寄付をしているのだろう。親の職業も、医者が多い。黒人の子は稀で、白人、印度人、日本人が多い。
子供たちのレベルも、高級住宅地にある学校の子供たちが圧倒的に強い。小さい頃から、コーチに指導されているのだろう。また、親もプレーヤーであることが多い。ふ~んと、思う。
なんともいたたまれないような、現実を突きつけられるのが、この国だ。
私のランニングコースには、地元の小学校、公園(サッカーコートが5つくらいある大きな公園)が入っている。夕方、走っていると、メキシコ人らしき人たち、ビルマ人(ミャンマー)らしき、人たちが、あつまって、それぞれに練習を始める。子供から、大人まで、雑多に集まり、楽しそうにサッカーを楽しんでいる。テニスではない・・・・。
我が家の三人息子たちは、日本でそれぞれにサッカーをしていたから、そのグループに助っ人として参加していたことがある。メキシカンリーグ、ビルマリーグと、リーグを作って、楽しんでいる。そのために集まって練習をしている。
頭の中で、いろいろと考えながら走っているとき、彼らの笑顔に出会うと、なんだかそれでも、人間は元気に楽しく生きてけるような気になってくる。