УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

登呂遺跡を未来へつなぐ

2024-10-01 20:35:00 | 土偶・縄文・考古学
10月です!が、昼間はまだまだ暑いですねー。
今日からバス運賃が値上がりしまして、まあ20円くらいかな?と思ったら30円値上がりしてました!
この値上がり分が社員の給料を上げるために使われるならまあ良いが、実際はガソリン代高沸のため、みたいな誰の旨味もなく嬉しくない値上げなんだろーなあ。
あ、ガソリン会社は嬉しいかな?

で、登呂遺跡博物館の秋の企画展が土曜から開始になったんで観てきたよ。
さすがに始まったばかりのせいか、なんか考古学好きオーラ満載の高年齢男性層の人が多かった。


今回は、登呂遺跡を未来につなぐ、って企画で、どちらかというと『中の人』的な展示。
遺跡から発掘された遺物をどうやって修復、保管するか?っていうような裏側事情、バックヤードツアー的な展示です。


まずはこれが!

博物館館内に、小さなゴキブリホイホイ的なトラップしかけておいて、そこに虫が捕獲された時にこの図鑑で種類調べる用なんだろう。


登呂遺跡の遺物は木製が多いが、自然乾燥させた場合、フリーズドライ化した場合、
合成樹脂を水分に置き換える、と、その材質による変化の見本。
ただ乾燥させると縮んで、色もかなり変化して元とだいぶ質感が変わるんで、合成樹脂を使うケースがわりと多いらしい。


これは、

発掘後はこの状態で、この部分をどうやってどんな風に修復したのか?を簡単に書いてあるが、実際は簡単では無いんだろうなあ。


いつもなら見えないように置かれているシリカゲルも今回は存在感ありますねー。


木製の遺物は水の中とか泥の中の酸素が少ない状態だと分解されずに残っている事があるそうな。
だもんで、処理が始まるまでの間は水パックに漬けた状態で保存されているそうな。


記録も重要で、実物を

スケッチに。図に描く事により、細かい文様とかは実物見るよりわかりやすくなってます。


この棒は、昔は

こんな感じで火おこしに使われていた、って事になってましたが、最近は機織りのための部品だ、と考えられているそうな。

資料を大切に保管する事で、今の推測が未来には全く覆り別な説になっているかもしれない、が、そのためにも保管は大切だ、って事で。
今は、今の時代で最適と思われる保存法を使い保存するが、将来はもっとよい保存方法が生まれているもしれない。
そのためにも、必ず発掘された当時の現状に戻せる方法を使う、不可逆的な修復は行ってはならない、ってあたりが学問だなあ〜って感じました。


ワシも使ってます、野帳。

で、静岡市の文化財展の出張展示もあり、








おおーっ!縄文だあっ!
静岡市で縄文ってあんまり見かけないからなー。
やっぱり八ヶ岳系の雰囲気あるなー。
だいぶ簡略化されてはいるけど。

コメント
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