今日は、地元の映画館街で行われている映画イベントへ行ってきました。
名作映画上映会、という事ですが、わりと最近の作品も上映しています。
「俺たちに明日はない」「ゴッドファーザー・Part2」「シェルブールの雨傘」あたりは、名作映画~という感じですが、それ以外は「おくりびと」「アクロス・ザ・ユニバース」「かもめ食堂」「スラムドック$ミリオネラ」「猟奇的な彼女」「世界の中心で愛をさけぶ」「フラガール」「ALWAYS三丁目の夕陽」「それでも恋するバルセロナ」・・・
あれ、案外既見の映画が多いなぁ~、この中で見た事ないのって「俺たちに明日はない」と「シェルブールの雨傘」「それでも恋するバルセロナ」「セカチュー」だけだよ~。
で、「セカチュー」はどーでもいいし、見る気もないのですが(←失礼!!)それ以外で時間的に見られるのが「それでも恋するバルセロナ」ってわけで、今日見てきました。
ウッディ・アレン監督で、スペイン・バルセロナへ夏のバカンスにやってきた親友女性二人組
彼女たちとバルセロナで出あう男女達とのラブコメ・・・というか、まぁ基本的には日本の夜のTVドラマで、複数の男女が友情で恋愛で、誰と誰がくっいて別れて、というような奴なんですが、さーすがウッディ・アレン監督だと一味違いますね。
主人公達、一人がブロンド美人で芸術家で情熱的・破滅的な恋愛志向彼と破局したばかり、一人はブルネットで学生、保守的で堅実派婚約中、という絵に描いたようなステレオタイプ的な美女の二人組。
で、そこにラテン系のフェロモン出しまくりの男性画家が現れ、それぞれ彼に惹かれていく・・・
が、彼には離婚したばかりの妻がいて、彼女もこれまたすごく情熱的な美女、とかとかと絡み合って複雑怪奇・・・になるわけでもなく、わりと整理されているとも思う。
こういった、保守VS革新、堅実・安定VS冒険・熱情、みたいな対立する恋愛観が最初、二人の女性に完全に分化されて役割分担されているようでいて、途中からそれが簡単に割り切れなくなっていく、という描き方がユーモアを交えつつも判るというか。
彼女たちだけでなく、登場人物それぞれが、どちら側と決められずに、振幅の差こそあれ、冷静と情熱の間で(笑←これも見てないんですが)振り子のように揺れ動いていく感じがよく描かれています。
さらに、元妻の乱入とかになってさらに混乱していくんだけど、アレン作品の特徴(?)の一つ、劇中にナレーションが頻繁に絡んでくる事により、観客は誰か一人の人物に自身を感情移入させすぎず、適度に客観性を持って全キャラクターを結構公平に均等に見る事が出来るんじゃないかな?と思う。
のめりこみ型の恋愛映画(たとえば映画内のヒロインと観客を一体化させるようなタイプの映画、さぁ泣け泣けタイプ)ってどうも好きじゃないので、私的にはアレン監督の恋愛映画は結構向いているように思います。
バルセロナの街のガウディの建築群を初めとする、オレンジから茶色が似合うような乾いた南国の空気が、映画の色調や画面というか線がクリアーでなくちょっとフォーカスがブレてるようなソフトな感じがあってるなあ、とも思いました。
かなりおしゃれな映画なんだと思いますが、トレンド的なおしゃれじゃなくて、もっと歴史や土着性を感じる粋という感じのおしゃれ感かな?
スカーレット・ヨハンソンが主演の女性、金髪の情熱系美女を演じていますが、「唇が色っぽい」と相手役に語らせるところが、うーむアレン監督よく判ってますね~と思ったりして(笑)
しかし、元妻役のペネロペ・クルスが出てくると、なんかスカヨハが平均的な常識的な女性に見えてしまうところがスゴイっていうか(笑)
確か、ペネロペはこの役でいろんな助演女優賞を獲ったりノミネートされてましたなぁ。
で、映画の後は、このイベントの一環としてやってる映画関連ギャラリーを覗きにいってきました。
昔のポスターや映画館の写真とか。
静岡市(旧静岡市)の映画館って、今は七間町という一角にまとまってあるんですが、これって全国的には珍しいんだそうですね~。
私は生まれも育ちも静岡市民なので、そーいうもんだと思っておりましたが。
でも、昔は静岡市の各場所にそれぞれ映画館がボチボチあったりしたそうです。
駒形とか駅南とか城東とか。へー全然知らなかった~。
で、その後は、うごうごの様子を聞きに獣医さんへ行く・・・
途中に、そーいえば「静岡市浅間神社」があった!!
浅間神社は、静岡人なら、神社=浅間さま、というような最もメジャーな神社の一つです。
初詣や七五三には欠かせないところ、というか。
が、かえって有名なだけに、詳しく見た事もない、っていう私でした。
で、思いつきで行ったのでカメラもなくて携帯写真ですが・・・
あー小さいうえに、ガラスの反射で全然判らんですねぇ~。
こちらは、通称「神殿狛犬」
普通に境内に野ざらしでいる狛犬は「参道狛犬」と呼ばれています。
「神殿狛犬」は、境内ではなく建物内、神殿の中にいるので神殿狛犬だそうです。
これ、確か市の文化財か何だかに指定されているそうです。
説明を見ると、作ったのはなんと、左甚五郎!!!
・・・ほんまかいな?(爆)
左甚五郎ってあの眠り猫とか、見ざる言わざる聞かざるの人でしょ???
それとも、歴代名前を継ぐ感じで名乗っているんだろうか?
っていうのは、この狛犬、日光東照宮の狛犬とほぼ同じだし、さらにその日光東照宮の狛犬は滋賀県の大宝神社のコピー(というか限りなくコピーに近い)だし。
多分、この浅間神社の狛犬は孫コピーっていう感じかな?(爆)
しかも、大宝神社の元祖の狛犬は国だかの重要文化財指定を受けていまして、写真を見ると確かに木製ながらも勢いと荒々しさを感じさせる芸術作品という感じ。
それを金とか赤青で色つけたのが日光東照宮のやつで、ここ浅間神社のヤツはさらにその劣化コピーという感じです、正直。
作りが荒い分、金箔の量を増やしてます~という感じでなんだか成金的な印象・・・
とかとか、不敬な事を書いちゃっておりますが。
さらに、こちらも東甚五郎作だという神馬像です。
で、私はこの神社、初めて真面目に(?)見たんですが、日曜のせいか、団体バスが次々に訪れてきてまして、団体さん達が列作ってゾロゾロお参りしてました。
神社自体がかなり大きくて、いくつもお社がありまして、ここは●●神様を祀ってあって××のご利益がある、とかと別れているらしく、それぞれのお社を列を為して皆で順繰りにお参りしてました。
スタンプラリーとかもあるらしいです(爆)
という中で、私は正面からお参りもせず、横とか脇からひたすら神社の建築とか装飾を写真に撮りまくってきました。
ここは、わりと東照宮に似ている感じです。
先日行った護国神社が軍人さんを祀っていてどちらかというと固い感じ、質実剛健とするとこちらは、豪華さというか、派手さを競うというのか。
台湾の神社とかには負けますが、あちこち色を多用して彫り物も多いし、虎や龍、兎や牛とかいろんな面白い彫刻がついてました。
なんでも他にもどこかに狛犬があるらしいので、また後日しっかりカメラを持って訪問したいです。
しかし、この神社の敷地内、と言っても駐車場の向こうだったりしてハズれているので観光客のみなさんは誰も来てない小さな神社がありまして、ここにもいました、狛犬が!!
猿田の神(農作系の神様?もっと神道も勉強せんといかんなぁ~)の神社だそうです。
年代は不明ですが、見た目は岡崎現代型。
目と牙は黄色に、口の中は赤に、体にはちょこちょこ白の彩色が半端に(爆)されています。
が、この吽の方の子狛犬、ヒシッとお母さん(?)にしがみついている感じが可愛い~っ!!
これは、前後の出来事を想像するに、それまでお母さんの前足を顎枕として寝ていた子狛犬であったが、お母さんが急に動き出し、前足を上げたので、そのまんま顎ごとグエッと持ち上げられてしまった子狛犬、というシチュエーションでしょうか?(爆)
岡崎現代型も、本当に現代に近いものだとほーんと工業製品的で全く同じですが、ちょっと古めだと同じようでも微妙に変化があったりするんで、面白いよぉ~、と狛犬貧困県在住者としてちょっと負け惜しみを語ってみました(爆)
で、うごうごは、点滴をかなり入れておしっこが少々出るようにはなってきた、ところですが、まだ動きも鈍いし体温も低め、という事です。
結石とかではなく、腎臓自体に問題がある、という事です。
思うに、鼻とか口とかに膿を出している細菌によるダメージが腎に回ったかな?と思います。
抗生剤とか使うと腎がダメージを受けるので、今は感染治療よりも基礎体力回復のための治療という感じです。