УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

しずおか別荘ものがたり

2025-02-09 14:36:56 | 土偶・縄文・考古学
ブンブンジャー、最終回!綺麗にまとめたなあ〜って感じで。
ブンブンジャーvsキングオージャーの公開もちゃんとあるようで、良かった良かった。

で、静岡市歴史博物館の企画展・しずおか別荘ものがたり、を見てきました。


静岡で別荘、っていえば伊豆、ってイメージだが、実は静岡市清水区の興津も明治維新以降、結構な偉い人の別荘地、というか当時の維新の志士であり明治政府の創世記に働いた偉い人達が隠居地に選んでた、って事らしく。
駿府に隠居した家康君を思い起こすが、彼らはその家康君の徳川幕府を倒した側の面々だから、別に家康に倣って、って事はないだろうから純粋に静岡=隠居の地、って事なんだろうねー。

で、なんで興津か?って言うと、目の前に海と富士山!の構図らしいよ。清見寺とかもあるしねー。
当時は海水浴もできたらしいし、海水浴って湯治みたいな健康法的な意味合いもあったらしいしなー。


そのあたりの、駿河健康ランドからの風景。

で、その別荘持ってた有名人代表が井上馨と西園寺公望。
・・井上馨、なーんか聞いたなあ地元で、と思いましたら、あーあれだ!
静岡市埋蔵文化財センターが、この井上馨別荘跡地に作られた施設なんだよー!

静岡市埋蔵文化財センターに行ってきたよ - УРАЧКА!!

今日は風も強くなく、日差しもあって、冬というより春的な気候でしたが、まあこのまま素直に春にはならんよなー・・なって欲しいが。で、今日は静岡市埋蔵文化財センターに...

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また、井上馨は当地の産業発展にも力を貸してくれていて、だから柑橘類研究場が興津にあるんだね!

みーかんーの花がぁ~咲いていた~ - УРАЧКА!!

寒いねぇ~、ホッカイロって使い始めると離せなくなるね^_^;特に靴用の!!昼間、晴れていればあったかいんだけど、なにせ普段はそういう時はエアコン空調整備のところに缶詰...

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さらには、静岡といえば緑茶!
この緑茶の海外輸出を増やす
、ロシアへの輸出を!
しかし、ロシアで元々飲まれている
お茶は、緑茶とは作り方が違うので
、形態も違う。
日本の緑茶は針状だがロシアのはくるっと丸まってるので、ロシアの人々向けに『ぐり茶』製法を開発して、ロシアへ輸出した!
って感じに、過去いろいろ自分が見知っていた事の一部が、実は知らず知らずのうちに井上馨という明治維新のエライ人と繋がっていたのか!
これが『縁』ってものなんねー、と勝手に納得。
彼の別荘近くの山中には巨大銅像も作られたそうな・・
が、戦時中に提供されて溶かされたようです。

西園寺公望別荘は、犬山の明治村に移転保存されているそうな。
他にも、当時別荘までは持たないものの、リゾート地として高級旅館とかが多数あったらしい。

旅先では、かなりその地の自然系博物館とか歴史系博物館とか行くんだが、そこでこれまで縁があんまり無かったその地を、ほんの一部でも一瞬でも知った気にはなる。
しかし地元の歴史系博物館って、そんなに頻回に展示内容変わるわけでなく、知ってる場所の話だしとりあえず一回行けばいいか、って気になるけど、実は毎日普通に意識しないで通り過ぎたりしているその場所やその建物とかには、昔々からのそれぞれの歴史や意味とかがあったりするんだなー、と、自分が点の存在ではなく、この地の線の一部なんだなあ〜と、深く再度実感できるのが地元博物館を見る意義なんかもな、と思った次第です。





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西の登呂、とは?

2025-01-26 19:32:45 | 土偶・縄文・考古学
今日は午前中に地震がありました、震度2。
大体、静岡の地震って駿河湾で起こる事多いけど、今回は陸地、というか南アルプス山中です。
短時間で終わったが、嫌だねー地震って。

で、本日は登呂遺跡に行きました。
昨日から新しい特別展が始まりまして、『西の登呂、静岡に初上陸』


西の登呂、って言われても全然ピンと来ませんが、それは大分県国東市にある安国寺集落遺跡という弥生時代の遺跡の事だそうな。
と、言われてもやはり全くピンと来ませんが、



このあたり、らしい。くにさき、って読むそうな。
ここに弥生時代の集落跡があり、それが『西の登呂』という二つ名を持ってるそうなー。
今だと、弥生時代の遺跡って言えば佐賀の吉野ヶ里遺跡、ってイメージだが、以前は静岡の登呂遺跡!だったんだよね。
終戦間際に発見されて、終戦後から本格的に発掘調査が始められ、日本の考古学史の新たなる幕開け!とされたのが登呂遺跡、その2.3年後にこの安国寺集落遺跡が発見!
これは西日本地域における『登呂遺跡』並の発見である!って位置づけ、らしい。
なんとなくサウナーの東の聖地=静岡のしきじ、西の聖地=熊本の湯ラックス、と似てる??

まあ、それはさておき、同じ弥生時代の遺跡でも、


復元された住居予想がこんな感じなんですよ!


登呂遺跡模型と比べてみるとわかりやすいが、地面に穴を掘る竪穴式、ではなく柱を立てて、その上に住居がある高床式。
登呂だと食糧保存倉庫だけ高床式だが、安国寺のは全部高床式。
これは周辺環境、安国寺はすぐ近くに川があり、日常的に氾濫が起こりやすい地域だったから最初から高床式らしい。
後、登呂のと比べるとかなり藁度が高くてモサモサ。
なんとなく、NHKのダーウィンが来た、に出てくるヒゲじい、を思い出す・・
この実物の復元作る時、全部人力で、なるべく当時に近い道具使って作ってたのが印象的でした。


↑参考画像

で、登呂遺跡では針葉樹の杉の木が使われているケースが多く、杉は柔らかくて加工しやすい、が安国寺の場合は広葉樹のカシとかヒノキとか硬めな木で加工が大変。
だから、


家の足の部分の木は、一本柱ではなくあえて枝分かれしてる部分を使い、その分かれ目Y字部分に床部分の木材を置く事で、安定と丈夫さを狙ったらしい。





土器に関しても、安国寺の方がやや薄めで、口部分の縁も繊細で洗練されてる感じだが、赤色つけたりは登呂のと共通してる。


木製品とか石器系はあまり変わらんねー、農作業グッズ的なのはこの時代にすでに完成形なのかもしれない。


こちらでも黒曜石使ってたそうだが、白〜灰色っぽい黒曜石で、瀬戸内海の姫島ってとこから取ってきたらしい。

VR画面で見られるが、なんか酔いそう・・


で、やはり朝鮮半島や大陸から近いせいか、変わったのもあり、これなんかモロにマグカップだが、木をくり抜いて作られたらしい。

こちらは魚型土器の頭部分では?と、考えられているらしい。

同じ弥生時代、縄文時代に比べ期間は短くとも、その暮らす環境に応じて、進化として自らの遺伝子変えて適応するのではなく、道具と工夫で適応していく、が人類の強みだったんだなあ、と改めて感じたりしました。

お隣の芹澤けいすけ博物館では、丁度彼のコレクションの縄文土偶も展示されてましたー。ラッキー♪











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はにわ展に行ってきた

2024-11-26 20:26:28 | 土偶・縄文・考古学


国立博物館のはにわ展に行ってきました。
今、国立博物館でキティちゃん展もやってるそうで、チケット売り場はかなり混んでました。
今は先に電子チケット買えるから、どこでも買えるとこは先に買っといた方がいいよー、ホントに。

キティちゃんほどではないが、はにわ展も結構混んでました!
目玉のひとつが、踊るはにわ


これは以前に常設展で展示されてた時のヤツ。
今回は、人だかりで写真撮るどころじゃなかった!
で、チラ見しただけだが、この前に撮った時は、高さに差がありますよね?
現在はそれが同じ高さになってるんですよ!
要するに台座の高さをあげてるんです。
なんでも、同じ場所から出たはにわは同じ工房で一緒に作られてるんでそうすると高さも揃えられている方が自然である、って最新?の検証結果によるそーな。


このタイプの埴輪が全国+アメリカから五体集結!
似てるようでビミョーに違う。
うちの実家にも何故か似たようなのが庭の片隅に転がっている。


このタイプ、今はテラコッタ感だが、実は彩色されていた?って説もあり、こんなカラーリングだったのでは??ってヤツ。
なんかパジャマみたい〜


日本人とユダヤ人は祖先が一緒説の有力証拠とされてる埴輪ってこれか?


鷹匠埴輪。

た、鷹〜!


こちらも有名な埴輪。
埴輪ってわりとカラッとしている、というか、土偶が呪術的な感じがあるのに対して、埴輪はいろんなモチーフを楽しみながら作ったユーモラスな粘土遊び的な感じがあるんだよねー。


壁もこんなの。









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【Meet to DOGUU】昭島市郷土資料館

2024-10-14 16:40:38 | 土偶・縄文・考古学
先週、東京で久しぶり〜な結婚式&披露宴に参加してきたよー。
元々、結婚式に呼ばれるような機会はあまり無かった上にコロナ自粛だったし。
ウェディング業界大変だっただろーなー。
なんか一見教会風なとこで式挙げるんだ、つうか座り心地悪いベンチまで真似る必要あるんか??
なんか新郎新婦リア充爆発キラキラって感じで、いやー眩しい眩しい。
今後とも、お幸せに・・

で、地元帰ってきたら風邪ひいて咳止まらず声が出なくてのど飴が主食になってましたわ。


で、東京行ったんで昭島市の博物館に行きましたが、図書館と同じ建物で元小学校。

うーむ・・


多摩地区は縄文遺跡が多いが、ここにもたくさん。
初期から晩期までいろいろ。







なんかの動物みたいだが、ワニ??



現物と一緒に発掘場所の地図があるとこが良いねー。






土偶が結構あった!




考古系以外に民族系展示もあり、昔の農機具とか暮らしの道具的展示。
水くれ器・・水をくれる(あげる)道具って事か。

おー!ファミコンにスーファミも博物館に展示される時代になったんだねー。
・・うち、まだあるよww





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登呂遺跡を未来へつなぐ

2024-10-01 20:35:00 | 土偶・縄文・考古学
10月です!が、昼間はまだまだ暑いですねー。
今日からバス運賃が値上がりしまして、まあ20円くらいかな?と思ったら30円値上がりしてました!
この値上がり分が社員の給料を上げるために使われるならまあ良いが、実際はガソリン代高沸のため、みたいな誰の旨味もなく嬉しくない値上げなんだろーなあ。
あ、ガソリン会社は嬉しいかな?

で、登呂遺跡博物館の秋の企画展が土曜から開始になったんで観てきたよ。
さすがに始まったばかりのせいか、なんか考古学好きオーラ満載の高年齢男性層の人が多かった。


今回は、登呂遺跡を未来につなぐ、って企画で、どちらかというと『中の人』的な展示。
遺跡から発掘された遺物をどうやって修復、保管するか?っていうような裏側事情、バックヤードツアー的な展示です。


まずはこれが!

博物館館内に、小さなゴキブリホイホイ的なトラップしかけておいて、そこに虫が捕獲された時にこの図鑑で種類調べる用なんだろう。


登呂遺跡の遺物は木製が多いが、自然乾燥させた場合、フリーズドライ化した場合、
合成樹脂を水分に置き換える、と、その材質による変化の見本。
ただ乾燥させると縮んで、色もかなり変化して元とだいぶ質感が変わるんで、合成樹脂を使うケースがわりと多いらしい。


これは、

発掘後はこの状態で、この部分をどうやってどんな風に修復したのか?を簡単に書いてあるが、実際は簡単では無いんだろうなあ。


いつもなら見えないように置かれているシリカゲルも今回は存在感ありますねー。


木製の遺物は水の中とか泥の中の酸素が少ない状態だと分解されずに残っている事があるそうな。
だもんで、処理が始まるまでの間は水パックに漬けた状態で保存されているそうな。


記録も重要で、実物を

スケッチに。図に描く事により、細かい文様とかは実物見るよりわかりやすくなってます。


この棒は、昔は

こんな感じで火おこしに使われていた、って事になってましたが、最近は機織りのための部品だ、と考えられているそうな。

資料を大切に保管する事で、今の推測が未来には全く覆り別な説になっているかもしれない、が、そのためにも保管は大切だ、って事で。
今は、今の時代で最適と思われる保存法を使い保存するが、将来はもっとよい保存方法が生まれているもしれない。
そのためにも、必ず発掘された当時の現状に戻せる方法を使う、不可逆的な修復は行ってはならない、ってあたりが学問だなあ〜って感じました。


ワシも使ってます、野帳。

で、静岡市の文化財展の出張展示もあり、








おおーっ!縄文だあっ!
静岡市で縄文ってあんまり見かけないからなー。
やっぱり八ヶ岳系の雰囲気あるなー。
だいぶ簡略化されてはいるけど。

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