УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『オッペンハイマー』

2024-05-01 16:20:29 | 映画
ついに5月に・・なんて早いんだ、時間の流れは・・

ってわけで?1日は映画が安くなる日なんでオッペンハイマー観てきました。

アカデミー賞受賞で、普段の日本の映画界ならば、アカデミー賞受賞!は錦の御旗で大々的に宣伝・公開するんだが、このオッペンハイマーはあんまり宣伝してないような・・
上映回数もコナンに負けてるし、やはり原爆関連だから日本では反発が強くてあんまり宣伝しにくいのか?なかなか日本上映も決まらなかったしなー。
ですが、これ、多分日本人の原爆に対するアレルギーを懸念して、というよりも映画自体が結構ややっこしくて長いんで、日本人にはついていけないんじゃないか?って懸念での結果、だろうなあ、と^_^;;
クリストファー・ノーラン作品だから時系列が入り組むのはお約束?なんだが、面白いのは過去はカラーで現代に近づくとモノクロが多くなる、ってあたり。
普通感覚的には反対なわけだし。
これは多分時系列でわけてる、ではなく、当時のリアルな記録映像的な雰囲気を出したいからモノクロにしてるんだと思う。
アメリカ近代史の知識が全く無いとキツイかなあ、とも思う。
誰が誰かわからんしなー。
後からパンフ読んだら(珍しく買いました)かなり有名なよく見かける豪華役者さん達が出てるんだが、見てる間は全然わからんかったなー。
その役者、ではなくその役柄、って見え方なんだよね、邦画と違って・・
オッペンハイマー=原爆発明者、って知識しかなかったが、個人の善悪や道徳感とかそういう個人レベルな感覚は、やはり時代や国家や国策や組織的な事で簡単に塗り替える事が出来る、それが最も明確になるのが『戦争』という時代なんだよねー。
殺人も犯罪も、敵に対してであれば全てが正当化される、今のガザの悲劇を見れば一目瞭然であるわけだが。
『絵』になるであろう、広島や長崎への投下の描写があえてなくて、オッペンハイマーの脳内での、世界を焼き尽くすイメージ映像を使うとこも、なかなかノーラン的やのう・・と、思った次第です。
日本では原爆投下は許されざる事であるが(そのわりにはアメリカに尾を振りまくってるが)アメリカでは未だに、原爆を投下したから戦争終結が早まり、アメリカ兵士も、さらには日本人の犠牲も増えなかった、と投下を正論化している見方が多い、と聞くが(広島の原爆資料館をなかなか公式に訪れる連合国側の偉い人が少ない、とか)この映画はわりと、そのアメリカ的常識?に反する描き方の方が強くて、返って日本よりアメリカでの方が抵抗強くなかったかなー?という気もしました、まあわからんけど。
私も、私自身に繋がる母方の身内を東京大空襲で失っていまして(もちろん直接面識があるわけではないが)実家の仏壇にその人の古い写真が飾られています。
この映画、別の国のなんかのフィクションをノンフィクションのように描いているエンタメとしての映画、ではなく、現代日本の私達とも繋がっている映画なんだなあ、となんか実感しました。
映画内で日本人キャラが一人も出てきたわけじゃないのに(確か)
赤狩り(共産党排除)とか、軍備を拡充しないと平和は守れない、核兵器は抑止力として必要、とか、あーまさに日本の自民の右傾向の人そのものだよなあ、この映画でのアメリカって。
舞台は第二次世界大戦前後、80年以上前?の話なのに・・
尺が長いし、見やすいわかりやすい映画ではないが、観て後悔はしない映画でございました。

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『キングオージャーVSドンモモタロウ』

2024-04-30 22:28:39 | 映画
暑くなってきましたー、嫌だなあ。
世間はゴールデンウィークですが、私はポツポツ合間に仕事でさー。

で、週末見てきたよ〜


以前は小さいスクリーンだったけど、今回は一番キャパも広く大きい場所でありました。
客は親子連れもいたが、大体は大きなお友達で^_^;;
で、例年このシリーズは、◯◯VS××な二種類戦隊のクロスオーバーと、現在放映中の戦隊の番外編の二本立てみたいなパターンだったが、今回は両方とも違う戦隊のミックスで、キングオージャーVSドンモモタロウとキングオージャーVSキョウリュウジャー、でした。
キョウリュウジャーはキングオージャー本編でもクロスオーバーがあったせいか、なんかメインはそっちみたいで、ドンブラの方は短め??
まあ、ドンブラは相変わらずドンブラでございました。
絶対絡むよなー、って思ってた鬼頭はるか先生とリタですが、なんと子供向けジャンル作品についての見解で対立!
はるか先生が作り手視点でリタがコアなマニア視点、ってとこが(笑)
さらにもっふんの実写化って(爆)
前回のゼンカイザーVSドンブラは最後まであんまり各キャラが絡まなかったが、今回はよく絡んでました。
で、出ないなあ〜と思ってたソノイがまさかのあの出方で、やっぱり前回ドンブラの映画の最後のアレはあの通りなんか〜、とわけわからん話ですいません^_^;;
VSキョウリュウジャーの方は、キングオージャーよりもキョウリュウジャーの方がメインかなあ?
せっかくだからラッキュウロとリタを再会させてあげたかったねー。
わりと変身スーツ姿の前の、素のキャラ状態でのアクションが多かったような気もしたなあ。
そーいや、ほとんどメカ戦がなかったのお、やはり大きなお友達向けか??
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『沖縄狂想曲』

2024-03-10 15:12:00 | 映画
厚木に行ったのは『沖縄狂想曲』というドキュメンタリー映画を見るため。
静岡でも上映あったんだが、1週間だけで気づいたら行ける日がなかった、という
・・
ミニシアター系映画だからそのうち静岡市内か浜松のミニシアター系劇場でやるだろうはずなのに、なかなか上映予定に入ってこないなあ、と思ったら静岡では何故か藤枝市のシネコンで1週間上映、と見事フェイント噛ませられました。
ってわけで、上映してる厚木市のミニシアター系劇場に行ったのでした。

で、大体映画上映前に注意!な映像流れますよね?スマホ使わない、おしゃべりしない、とか。
ここもそれ系流れるんだが、その悪さを働いてるのがリス🐿️!なんですよ。
で、最後にリスがキラキラ目になるんだが「可愛くてもダメ!」なオチになる、という。なんかオモロかった。

この映画は沖縄の基地問題に関するドキュメンタリー映画で、かなりヤバいジャンルです。
触れてはいけない、見てみない知らないふりをしているジャンルなんで、全く普通のマスコミ媒体では取り上げてもらえないそうです。
基地問題なんですが、結構第二次世界大戦の沖縄戦についての話が前半ずーっとでなかなか基地話が出ないなあ、と思ったが見ていくうちにわかってきます。
今の基地問題は第二次世界大戦の続き、でありまだ沖縄は戦争影響が色濃く残る地域である。
それは単に激戦地だったから、だけの理由ではなく、沖縄が激戦地になったのはアメリカ軍が本土上陸する前に東京から大本営機能を長野の山奥のトンネルに移動させる、その時間稼ぎのため、であり、現在米軍基地がたくさんあるのも日本の権力のある人々の都合のため、要するに沖縄は日本本土にとっての『捨て石』なんですね。
同じ日本、日本国内の一部でありながら、トカゲの尾的な役割を負わされている、のが『沖縄』
本土から見た沖縄のイメージは、青い空や綺麗な海、リゾート、が1番だが現地から見ると、自分達は日本の捨て石なんである、って事で。
全然知識がない状態だと、中国や北朝鮮やロシア、危険な国が近くにあるけど日本にはアメリカ軍がいるからいざとなったら彼らが日本を助けてくれるから基地は必要。
ちょっと知識があると、アメリカ軍人が犯罪しても逮捕されずに本国で普通に暮らす、不平等だ、無体を許すな!なんでそんなのに沖縄の地を渡してるの??ってなりますが、この映画は更にその次のフェーズなんですね。
それは、アメリカではなく日本がそれを望んでいるから、って事。
日本の権力や財力的に『上』の方にいる人々にとってはアメリカやアメリカ軍という口実を使い忖度する事が自分達の利益になる、んですねー。
要するに支配者と奴隷の関係で奴隷の中でも支配者の意向を汲み、彼らに代わり自分の同胞でもあるはずの同じ奴隷な人々を支配する、その事で支配者から褒められるし利潤も受けられる、という構図がいまだに続いてる、日本はアメリカの属国なんですよ、ホントに。
日本の総理は渡米して大統領と肩組んで写真撮るのが外交上での成果である、対等に交渉する外交が全くできてない、よね確かに。
基地問題はVSアメリカやアメリカ軍、ではなく日本国内の問題なんだなー、と気づかせてくれます。
国内マスコミは微妙に言い回しや言葉を変えて、国民にミスリードを計るわけでね。
なんでこの映画が宣伝されんのか?って一つの理由ですね。
わりと最近な、山本太郎氏の国会発言・日米地位協定について、これかなりスキャンダラスなスクープな発言をしたわけだがこれも全然マスコミとかもとりあげなかったなあ〜
鳩山由紀夫元総理もお元気そうで何よりです。

で、映画内で画面転換毎にオスプレイが出てくるが、なんかあのプロペラ部分がビミョーに歪んだ感じで高速回転してるんで、なんかパキーン!と、プロペラ部分が割れてヒューンと飛んできそうで怖いわ。
あんなんがすぐ上空を毎日飛んでるわけなんだなあ、沖縄は・・
とりあえず、辺野古基地建設は作っても無駄で金かかるだけなんでやめよう。
別に米軍も欲しがってないし、辺野古ができたから普天間から基地を移す、って全くそういう話ではないそうです。
アメリカ軍の上の方は別にさほど日本にたくさんの基地を置く必要を感じていない、今後はどのみち撤退していく方向である、とか、ネットでそっち系情報はあるにはあるがやはりそうなんだろうなー、と思わされるんだが、それは普通にまず報道されないしほとんどの日本人はそれ知らないまま、騙されたままで税金使われて沖縄を苦しめている・・ってのがわかってしまう映画でありました。
戦後日本の『闇』で、それはまだ終わってない、って事は『もはや戦後ではない』どころではなく、未だに『戦後は続くよどこまでも』って事で。
真に終わらせるには、やはり自民党を潰すしかねーな。








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『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』

2024-01-02 08:47:00 | 映画
石川の地震、かなり酷い状態で
震度7で、余震も同程度っていうからなあ。
津波での人的被害はなかったみたいだけど、崩壊した建物の下敷きで亡くなられた方もいらっしゃって・・
まさか元旦にこんな事が起きるとは・・
つい最近、中国でも大きな地震起きてたなあ・・
とりあえず、寄付しました。

令和6年能登半島地震緊急支援募金 - Yahoo!ネット募金

令和6年能登半島地震緊急支援募金 - Yahoo!ネット募金

令和6年能登半島地震緊急支援募金。被災地域支援のための寄付へのご協力をお願いいたします。

Yahoo!ネット募金

 
政府は万博やめて、この地震支援にその金を使うべきだと思います。
大屋根リングや日本館よりも、税金使うのに相応しい、と思うが。

で、昨日は映画割引デイなんで、見てきました。




『チャーリーとチョコレート工場』の前日談、という触れ込みですが、はっきり言って全く別物です。
まあ、『ハリー・ポッターのプロデューサーが贈る』ってポスターに書いてある時点で、あー夢と希望にあふれたキラキラsweetな物語ね、って予想はつくが。
ただ、映画のパディンの監督だって言うから少し期待はしてました(笑)

『パディントン2』 - УРАЧКА!!

ふと思い出したが、先日「お茶タクシー」初めて見た。↑広報写真お茶業界とタクシー会社のコラボタクシーらしいです。倫敦のタクシーと言えば、黒塗りタクシー、紐育のタクシ...

goo blog

 
でも、やっぱり全然違ってたなあ〜
実は(?)私、ティム・バートンのファンなんです、って言うと、大体、
『あーやっぱり、そういうのが好きそうだと思った』って言われるんたよねー^_^;;
2005年の『チャーリーとチョコレート工場』だったら、『鬼才、ティム・バートンが贈る』になってた、と思うよ。

なんつうか今回のは、美味しいけど不思議な夢のチョコレート、なら、前作は怪しい中毒性のある悪夢なチョコレート、って感じだな。
どっちが好みかは人によるが、私は少なくとも映画の世界では後者が好みで。
今回のは確かにイケメンでちょっと世間知らずだが、基本優しくて良い人であるウォンカ青年が周りの恵まれていない人々と協力して町の悪を倒してみんなに美味しいチョコレートをあげる、ってハートウォーミングなカラフルなキラキラな、まるでディズニーのミュージカルアニメみたいな話で。
別にそれはそれで悪いとは言わんが、私的には、こんなのウォンカぢゃなーい!って感じだ。
ウンパルンパはヒュー・グラントなんだが、まあ上滑り感強い・・
普通に見たならまあいいけど、チャリチョコだと思うと強烈な違和感なわけで。
2005年版は、翔んで埼玉2でパロられてたくらい、『ああ、あの』っていう唯一無二感があるが、今作はその他大勢の、見た後あー良かったね、で終わり記憶には残らない傾向の映画だな、少なくとも私的には。










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『NO選挙、NO LIFE』

2023-11-28 20:52:38 | 映画
先日、横浜まで行きまして、No選挙No Life観てきました〜


Jack and Betty,というミニシアター系映画館です。
12月から静岡でも上映あるんだが、2週間上映期間でちと見られるか怪しいから念の為見に行きました。
静岡でも見に行けそうならまた、見に行きますが。



NO選挙、NO LIFE|まるく

選挙ライター?畠山氏のドキュメンタリー番組。 畠山さんと言えば『選挙漫遊記』とか『黙殺』とかの選挙をドキュメンタリーとして取材する側の人ですが、その人をドキュメン...

note(ノート)

 
以前、テレビの番組として放送された事があるのを再編集して劇場版として公開!
ここんとこ、選挙を取り扱ったドキュメンタリーが増えてきてますね、嬉しい嬉しい。
私も最近、他所の選挙見物に行ってますが、ズバリこの畠山さんの影響です。
選挙は民主主義の花!なんですからねー。
普通?に選挙に行って投票してくる、だけではわからない選挙の意義とかがひしひしわかってくる映画です。
許諾金の問題とか、公職選挙法とか、誰が何の目的で作った制度なのか??
実は選挙という民主主義の花を枯らす事は出来ないが、大きく育てないようにさせる目的があるのでは??って思えるような・・
反面、N国党なんかはその選挙をビジネスとしてギリギリのとこで利用している、民主主義のため、ではなく政党交付金を獲得するために、とか。
いろいろあるよなー、とつくづく。
この映画、18歳付近の選挙権を得たばかり、近々得るあたりの年代の若者の必須科目として見させて欲しいもんです。
そういや、パンフに、今話題の中学生新聞書いてる男子中学生が寄稿してるんだが、この男の子も凄いんだよ!将来が楽しみです。
また、畠山さん自身の人柄、どんな素っ頓狂な主張の候補にも素直に話を聞く、フェアな姿勢がいいねー。
しかし、この間の参議院東京戦、今更ながらすごい戦いだったんだねぇ・・
あんなに人数いたとは。
公明党候補スタッフを叱りつけていた創価学会員らしきおじさんは今頃、どうしてるんだろうか?
テレビ版よりも無頼系の候補や市井の人の取り上げが長くなってたかな?




いつか、どこかの選挙の街宣現場でお目にかかりたいもんです。

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