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雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

『シーズンズ 2万年の地球旅行』

2016-01-25 14:16:03 | 映画
↑ フリースは私からの差し入れ

昨日、映画の招待券があったのでこれ見てきました。
『シーズンズ 2万年の地球旅行』本予告

しかし、観客は私含め3人でした^_^;
まぁ、たまにはこーいう野生の王国タイプの映像を大画面で見て、美しくでも過酷でシビアな自然や野生動物の生き様をナマに近い感じで見るのもいいなぁ、と思いましてね~。
で、よく調べないで行ったのですが、これはフランスが制作主体なんだそうで。
フランスのこの類のドキュメンタリー映画といえば、なんといっても「WATARIDORI」でございますね~。
これは、素晴らしいかった!!!
神の映画、ですよ~、でも、自然とか動物に興味がない人には全くその素晴らしさが解らないという映画でもある^_^;
そういう人に言わせると「ただ、延々鳥が飛ぶのを見るだけの映画」でしかないからね~。
前にも書いたような気がするけど、ドキュメンタリー映画、日本の作品はもちろん一番見る機会が多いし、アメリカの作品、最近見ないけどマイケルムーアとかの作品はそれなりに日本でも見られる、が、それ以外で案外日本での公開が多いのがフランス制作のドキュメンタリー映画だと思います。
で、各国それぞれに、それぞれのお国柄が見えて作り方に結構特徴があるなぁ、と思っていた私です。
フランスのドキュメンタリー映画の特徴は、ズバリ「解説が一切ない」っていう事。
ナレーションとか字幕もほとんどない。
カメラの存在を感じさせないほど、淡々と場面を写す。
だからつまらんかというと、これは恐ろしい事に「観る側の器量が試される」っていう映画でございます。
つまり、それに関して知識があればあるほど、その映画からすくい取り学ぶモノが多い映画、反面、知識とかがないと全く置いてきぼりになる、という^_^;
WATARIDORIも、ある程度、野生の大型鳥類に対する知識とか、過去の同類の記録映像とかの知識とか体験がないと、「ただ鳥が飛ぶだけ」という感想になってしまうんだよね~^_^;
まあ、その時わからなくて知識がなくても、みたあとで気になってなんか調べてみたくなるのがフランスドキュメンタリー映画の特徴でもあると思う。
あ、でもフランスの「ネコを探して」は、ナレーション入ってたな、フランス語版でも(たま駅長も出演してたよ)
で、この映画は日本語吹替版しかなくて、そのナレーションが鶴瓶と木村文乃で。
これはかなり、好みというか個人差が出てくると思うけど・・・
私的には×でしたな~。
っていうのは、特に鶴瓶氏なんかはもう声聞くだけで、顔が浮かんじゃうわけだ。
まあ、当然なんだが。
なので、映像にどうしても集中しにくくなる。
こういうのは、もっと無個性というと言い過ぎだけど、映像のおまけというか、開き直って「主役は映像なんだから私はそれを邪魔しないように」というタイプのアナウンサーでも俳優さんでもいいんだけど、そういうある意味で「無個性」的な声(だけど美声で聞きやすい声)という方が良かったと思う。
なんか、いつボケが入るかと、気になって気になって^_^;
で、このナレーションもなんつうか、物語的っていうか悪い意味で「教育テレビ的」だなぁ、と思うような内容で。
で、よくよくあとから調べたら、本来のフランスでの上映バージョンではナレーション全然ないんだって!映像だけ。
日本版は、ナレーションをいれたらしい。
なるほどね。WATARIDORIもナレーションなしで、最低限の字幕「場所」とか「鳥名」くらいだったからな~。
で、このシーズンズもWATARIDORIの監督と同じだったそうで、なるほどそれらしきシーンもいくつかあったなぁ~。
しかし、WATARIDORIと異なるのは、自然というか野生全体、そして自然と人間との関わりも絡めた内容のため、沢山の種類の動物が登場(人間も含め)なので、それぞれの時間が短いんですよ。
確かに、場面場面で「おおっ!!」っていうのはあるけど、それが全体としてみると切れ切れという感じになってしまう。
スズガモだったかなぁ?これが森の中の結構高さのある木のウロの中に巣を作り、ひながある程度大きくなった時にそこから飛び降りて、今度は水辺を目指す、っていうの。
そう言われれば、昔一世を風靡した「カルガモのお引越し」
これも、同じで水鳥だから水辺で繁殖するか?っていえばそうではなく、ある程度離れた陸地で繁殖し、ある程度時期が経ってから雛を連れて移動する、このパターンなんですね!
しかし、2mくらいはありそうな高さから、カモが、しかも雛が飛び降りるっていうのはなかなか衝撃です。
他にも、オオヤマネコの狩りのシーンで、オオヤマネコは走りながら前足を両方上げえて挟み込み!みたいな事をやって、狙う草食動物の足を引っ掛けてころばして、という狩りの手法を取るそうですが、これナマで見ると・・・
ネコだよ、ネコっ!!!!(まぁ、ネコですが^_^;)という感じでございましたな~。
で、人間との関わりというところでは、原始時代コスプレとか「ロードオブザリング」的だったりとか、うーむこーいうのいるかなぁ?とも思うけど、まぁ今回の映画の意図的には必要だったのだろう。
今回のこの映画は、野生自然をそのまま見せるだけではなく、2万年の中での人間との関わりという視点も重要らしかったから。
でも、このあたりがどうも「教育テレビ的」な感じでねぇ・・・好き嫌い分かれそうな気がする。私はどちらかといえば×な人だな。
でも、怖いのは、知識がないから。知ろうとしないから。
だから、すぐ排除するのは間違い!的な思想を王道で語るのはフランス的かな?と思ったりする。
日本は、実際のところはこのような考え方って、受け入れられているようで実はまだまだですから。
ドキュメンタリーとしては「WATARIDORI」には数段及ばない感じですが(私基準)でも、まあいいよね、大画面でこういう映像観るのって、とも思いました。
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2 コメント

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Unknown (maruku_2009)
2016-01-26 16:55:24
ドキュメンタリーは基本「地味」だからなぇ~。
日本のドキュメンタリーはわりとわかりやすいけど、それゆえに「誘導色」が感じられるところが利点でもあり、欠点でもある。
フランスのは、その正反対っていう感じだね。
観る側に任される部分がかなり多いという。
お国柄でしょうかね~
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Unknown ()
2016-01-25 23:50:13
ドキメンタリー映画はお金がかかる。でも、時が過ぎて、今では貴重な映像資料だそうです。
その、映画は。『長江』
映画製作した人は、多額の借金をしますが。
ほぼ返済したそうです。
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