日米間の野球の相違点とカタカナ表記:
一昨日だったか巨人対広島(言い訳:巨人を先に書いたのは広島のホームゲームだから)を見ると、解説が全員元はと言えば広島カープだった3人で、前監督の野村、巨人に行ってコーチだった池谷、阪神に出て行った金本。当方は元々解説者としての野村は評価していたが、金本は初めてだったの多少期待した。なお、池谷は巨人の禄を食んだところで論外とする。
私は金本が巨人の新入り外人・フランシスコを評して「MLBから外れて日本に来る多くの打者の欠陥は速い球に弱いこと」と言ったのが印象的だった。フランシスコは「身体の軸がぶれないから変化球が多い日本の投手には追々慣れてもっと打てるようになるのでは」と予測してくれた。「ナルホド良いことを言う」と思って聞いていた。MLB経験者の欠陥をずばりと指摘した点ではかの張本勲よりも立派だろう。
この数日前にNHKのBSでLA Dodgers対SF Giantsの試合をみた。ここではドジャースがカーショー(Clayton E. Kershaw)、ジャイアンツがバンガーナーまたはバムガーナ-(Madison K. Bumgarner)と両エースを起用していたので、大いなる見物だった。確かに金本が言うようにMLBでこの辺りの投手になれば150 km以上の速球を当たり前のように投げるし、打つ方も難なく打ち返してしまうのだった。しかも、両投手も鋭い変化球も投げるのだ。我が国には常時150 km台を投げる投手が何人いるだろうか。この辺りが違うと思った。
また、昨5日に一寸だけ見た同じ対戦でも、ジャイアンツの言わばクローザーへの繋ぎ役のような投手でも軽々と150 km台の速球を投げていた。そこで、金本説の正当性をあらためて認識出来たのだった。フランシスコ君はこういう速球の試練に耐えかねてか、シーズンの途中に遙々読売までやってきたのだったらしい。
そこで私はこれから先も金本が解説を続けるのか、どこかの局の専属になっているかどうか知らないが、彼の解説には期待する価値があると思うに至った。しかしながら、多くの解説者は何処の誰に気兼ねをしたのか、業界の後輩に当たる現役の者たちを「選手」を付けて呼ぶなどピリッとしないのだ。まさかアメリカの大学では学生が教授を評価してその結果如何では契約が延長されないように、彼等は選手様たちの評価を気にしているのかと疑ってしまうほど遠慮がちなのが気に入らない。
ところで、SF GiantsのBumgarnerだが上記のように二つのカタカナ表記をしたのには理由がある。実は、約1年前に私は以下のようにブログに載せていたのだった。
<さて、Bumgarner である。ここまでアルファベット表記を続けて来たのには理由がある。一寸NHKのカタカナ表記に疑問を感じたので、Wikipediaに訊いてみた。結果は「NHKはバムガーナーとしているが」とあって、この名字は「バンガーナー」と表示されていた。「そんなことどうでも良いじゃないか」と言われそうだが、この辺りにカタカナ表記の難しさというか、おかしな所があるものだ。
ファストフードというのかジャンクフードというのか知らないが、hamburger という食べ物がある。これを「ハムバーガー」と表記するかと言うことと同じだ。我が国では長く「ハンバーガー」とされている。これと同じ手法にすれば、確かにWikipediaが言うように「バンガーナー」ではないのかな。ここから先は上西俊雄さんにお任せしたい領域だが、アルファベットの”b”の前には”n”ではなく”m”とするという問題だろうか。>
この中継でもNHKは「バムガーナ-」と表記していた。今やアメリカ人と語り合う機会がほとんどなくなったので、直接何れが良いのかを確認できないのが残念だが、私には「バン」と「バム」の間の発音をすれば良いような気がする。そんな器用なことが出来るのかと言われそうだが、アメリカ人の多くは”hamburber”を「ヘムバーガー」と「ハンバーガー」の間のように言っている人、特に東海岸の人が多いと思う。
1945年に中学で始めて英語を教えられた時には「こういう場合の”a”は「ア」と「エ」の間のように発音しろ。現に発音記号はaとeが繋がっているではないか」と聞かされたものだった。尤も、これでは発音を論じているので野球の話題でもないし、BumgarnerはBamgarnerではないので話の筋が変わってしまうと危惧するが。
一昨日だったか巨人対広島(言い訳:巨人を先に書いたのは広島のホームゲームだから)を見ると、解説が全員元はと言えば広島カープだった3人で、前監督の野村、巨人に行ってコーチだった池谷、阪神に出て行った金本。当方は元々解説者としての野村は評価していたが、金本は初めてだったの多少期待した。なお、池谷は巨人の禄を食んだところで論外とする。
私は金本が巨人の新入り外人・フランシスコを評して「MLBから外れて日本に来る多くの打者の欠陥は速い球に弱いこと」と言ったのが印象的だった。フランシスコは「身体の軸がぶれないから変化球が多い日本の投手には追々慣れてもっと打てるようになるのでは」と予測してくれた。「ナルホド良いことを言う」と思って聞いていた。MLB経験者の欠陥をずばりと指摘した点ではかの張本勲よりも立派だろう。
この数日前にNHKのBSでLA Dodgers対SF Giantsの試合をみた。ここではドジャースがカーショー(Clayton E. Kershaw)、ジャイアンツがバンガーナーまたはバムガーナ-(Madison K. Bumgarner)と両エースを起用していたので、大いなる見物だった。確かに金本が言うようにMLBでこの辺りの投手になれば150 km以上の速球を当たり前のように投げるし、打つ方も難なく打ち返してしまうのだった。しかも、両投手も鋭い変化球も投げるのだ。我が国には常時150 km台を投げる投手が何人いるだろうか。この辺りが違うと思った。
また、昨5日に一寸だけ見た同じ対戦でも、ジャイアンツの言わばクローザーへの繋ぎ役のような投手でも軽々と150 km台の速球を投げていた。そこで、金本説の正当性をあらためて認識出来たのだった。フランシスコ君はこういう速球の試練に耐えかねてか、シーズンの途中に遙々読売までやってきたのだったらしい。
そこで私はこれから先も金本が解説を続けるのか、どこかの局の専属になっているかどうか知らないが、彼の解説には期待する価値があると思うに至った。しかしながら、多くの解説者は何処の誰に気兼ねをしたのか、業界の後輩に当たる現役の者たちを「選手」を付けて呼ぶなどピリッとしないのだ。まさかアメリカの大学では学生が教授を評価してその結果如何では契約が延長されないように、彼等は選手様たちの評価を気にしているのかと疑ってしまうほど遠慮がちなのが気に入らない。
ところで、SF GiantsのBumgarnerだが上記のように二つのカタカナ表記をしたのには理由がある。実は、約1年前に私は以下のようにブログに載せていたのだった。
<さて、Bumgarner である。ここまでアルファベット表記を続けて来たのには理由がある。一寸NHKのカタカナ表記に疑問を感じたので、Wikipediaに訊いてみた。結果は「NHKはバムガーナーとしているが」とあって、この名字は「バンガーナー」と表示されていた。「そんなことどうでも良いじゃないか」と言われそうだが、この辺りにカタカナ表記の難しさというか、おかしな所があるものだ。
ファストフードというのかジャンクフードというのか知らないが、hamburger という食べ物がある。これを「ハムバーガー」と表記するかと言うことと同じだ。我が国では長く「ハンバーガー」とされている。これと同じ手法にすれば、確かにWikipediaが言うように「バンガーナー」ではないのかな。ここから先は上西俊雄さんにお任せしたい領域だが、アルファベットの”b”の前には”n”ではなく”m”とするという問題だろうか。>
この中継でもNHKは「バムガーナ-」と表記していた。今やアメリカ人と語り合う機会がほとんどなくなったので、直接何れが良いのかを確認できないのが残念だが、私には「バン」と「バム」の間の発音をすれば良いような気がする。そんな器用なことが出来るのかと言われそうだが、アメリカ人の多くは”hamburber”を「ヘムバーガー」と「ハンバーガー」の間のように言っている人、特に東海岸の人が多いと思う。
1945年に中学で始めて英語を教えられた時には「こういう場合の”a”は「ア」と「エ」の間のように発音しろ。現に発音記号はaとeが繋がっているではないか」と聞かされたものだった。尤も、これでは発音を論じているので野球の話題でもないし、BumgarnerはBamgarnerではないので話の筋が変わってしまうと危惧するが。