「現国際情勢に鑑みて改憲の是非を問う」:
1,000回を超えているこの故武藤山治氏を記念する公益財団法人 国民会館主催のシンポジウムが、22日午後に六本木の国際文化会館で開催された。今回は特別な企画でパネラーに自民党衆議院議員・伊藤信太郎氏と民進党衆議院議員・近藤洋介氏が参加され、更に第2部には慶応大学弁論部の学生が5名参加して「若者の声を聴く会」となっていた。
合計3時間にも及んだ討論と質疑応答の全容を記憶できるほど当方の記憶力が健在である訳でもないので、「改憲」について如何なる意見が出たかだけでもここに記しておくかと考えた次第だ。最も議論が集中したのが「第九条・第二項」だったのは予測の範囲内だった。その中でも「戦力」との表現は現状に相応しくないとの意見が多かったのも当然だろう。そこを解釈改憲で乗り切れるのではないかと声もあったが、大勢を支配するものではなかったと聞こえた。
学生の中からは「改憲と一口に言うがそれでは不明確で、前文から何条のどの文言をどのように変えるか」を論議してこそ改憲論であるとの声も上がっていた。学生たちも準備して出席したのだろうから、かなり弁舌爽やかに論じていたのは「今時の若者は云々」等という陳腐な批判をはねつけるだけの内容だってことは歓迎すべきことかと思って聴いていた。
討論の中には中国の九段線への無法な進出振りや世界最大級の軍備と軍事への予算の膨張も採り上げられたが、これは我が国の安全保障と非常に密接に繋がっている案件である以上当然だっただろう。だが、「改憲」を論じる会合だった以上、そこが主たる話題には発展せず、出席者全員が中国の勢力拡張とアメリカとの対立(アメリカの相対的弱体化)等が重大な問題と捉えていたものと察していた。
1,000回を超えているこの故武藤山治氏を記念する公益財団法人 国民会館主催のシンポジウムが、22日午後に六本木の国際文化会館で開催された。今回は特別な企画でパネラーに自民党衆議院議員・伊藤信太郎氏と民進党衆議院議員・近藤洋介氏が参加され、更に第2部には慶応大学弁論部の学生が5名参加して「若者の声を聴く会」となっていた。
合計3時間にも及んだ討論と質疑応答の全容を記憶できるほど当方の記憶力が健在である訳でもないので、「改憲」について如何なる意見が出たかだけでもここに記しておくかと考えた次第だ。最も議論が集中したのが「第九条・第二項」だったのは予測の範囲内だった。その中でも「戦力」との表現は現状に相応しくないとの意見が多かったのも当然だろう。そこを解釈改憲で乗り切れるのではないかと声もあったが、大勢を支配するものではなかったと聞こえた。
学生の中からは「改憲と一口に言うがそれでは不明確で、前文から何条のどの文言をどのように変えるか」を論議してこそ改憲論であるとの声も上がっていた。学生たちも準備して出席したのだろうから、かなり弁舌爽やかに論じていたのは「今時の若者は云々」等という陳腐な批判をはねつけるだけの内容だってことは歓迎すべきことかと思って聴いていた。
討論の中には中国の九段線への無法な進出振りや世界最大級の軍備と軍事への予算の膨張も採り上げられたが、これは我が国の安全保障と非常に密接に繋がっている案件である以上当然だっただろう。だが、「改憲」を論じる会合だった以上、そこが主たる話題には発展せず、出席者全員が中国の勢力拡張とアメリカとの対立(アメリカの相対的弱体化)等が重大な問題と捉えていたものと察していた。