新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

12月17日 その2 kazk様

2016-12-17 16:32:26 | 200802
kazk様

コメント、有り難う御座いました。

<カジノは語源がイタリア語です。だから英語と発音が違って当たり前です。>

これは私も心得ておりました。だから、何処の誰がこういうカタカナ書きを始めたのかと言ったのです。グランプリ・ファイナルなんていう2カ国語がごちゃ混ぜたってあります。私は英語使いでもない、カタカナ語排斥論者です。宜しくお願いします。

それはさて措き、早稲田も慶応も明治も負けてしまった大学ラグビーは如何なものでしょうか。東海は立派でしたが、今年の帝京はどの程度でしょうか。明日は甲子園ボウルもあって忙しくなりそうです

真一文字拝


村田蓮舫の目にも涙

2016-12-17 11:55:30 | コラム
IR推進法案が成立:

今朝ほどの何処かの局のニュースでは、その成立前に「潰してやる」と息巻いていた村田蓮舫が会見して涙を流したと報じられていた。何処までも見当違いな御仁で、自分の党が参議院で修正案を提出してその通りに可決されたことを綺麗サッパリとお忘れだったようだ。安倍総理に対する「息をするように嘘をつく」などという品のない暴言を始め、この方の総理と内閣批判を何故テレビ局は好んで採り上げるのだろうか。私は彼らの偏向で偏見であると思う。

ところで「カジノ法」とマスコミが奇妙な渾名をつけた法案だが、私には何故今頃になって安倍内閣が懸命になって推進するのかが良く解らないと同時に、マスコミが何が故にカジノを強調するのも理解不能だ。しかも、彼らは全世界的にカジノは下り坂にあると解説して見せているのだから困る。一部には「トランプ次期大統領が方々にカジノを所有しておられるので、それに合わせた」と解ったような解らない解説もあった。

私はカジノと言うかあの形態の賭博乃至はギャンブルに全く興味も関心もないので、論ずる資格はないのかも知れない。だが、かのラス・ベガスは1994年2月と2005年10月と2度訪れていた。だが、2度ともカジノの中では1円も使わなかった。それは1994年にお伴した社長さんが深夜までバカラに没頭されて負ける様子を具に見ていたせいもあるが、余程の資金力があるか大きな信用枠を供与されるような身分ではない限り、一般人が手を出すような性質ではないと良く解ったからでもある。

即ち、野党が批判したような依存症になってしまえるような人は、余程の資力があり博才に長けていなければならず、一般人がパチンコに溺れてしまうのとは同日に論じられないような気がするのだ。そういう点を論って反対した野党の方々はラス・ベガスでもマカオでも何処でも行ってみて、あの雰囲気を経験して言っているのかと疑いたくなった。

1994年の時でも、地元の人々は「ラス・ベガスの治安は今や安定している。夜中でも何でも街を歩いて一向に危険はない」と強調していた。実際に私は何の不安も感じなかった。だが、依然として大型のカジノを併設したホテルが新築中だった。この時は何とリタイヤー後で通訳の仕事を依頼され出張してきたので、酒も何も嗜まない無調法な私は、業務が終わってから宿泊していたMirage Hotelではカジノどころか、Siegfried & Royのマジックショーを楽しんだだけだった。

2005年にはパック旅行でグランドキャニオンを見に行った後で、ラス・ベガスに宿泊したのだったが、現地でついた日本人の男性ガイドが「この街は今やギャンブルを売り物にはしていない。年間約3,000万人の観光客が訪れるが、彼らは文字通りの観光客で観光と買い物が最大の関心事である。カジノを目的とするお客様は全体の30%に過ぎない」と教えてくれた。即ち、カジノに依存する街ではなかったのだった。事実、私は市内のバスの一日券を買って2ヵ所にあるアウトレットを回って歩いたものだった。また、大型のホテルにはブランド品ばかりを集めた絢爛豪華なショッピング・アーケードが設けられ、宿泊客を外に出さないような工夫がされていた。

言うなれば、このラス・ベガスの営業形態が既にして「統合型リゾート」となっていたのだった。本家本元が10年以上の前にカジノ依存の営業形態から脱却していたのだった。そうであれば、我が国でも目指す方向は当に”IR”であって「カジノ法案」ではないはずではないのか。それにも拘わらず、カジノ法案というレッテルを貼り、依存症対策を論じ、治安を云々するのは、私には何か見当違いな気がする。

治安問題にしたところで、世界中で我が国ほど安全な国はないだろう。そもそも治安が不安だったアメリカのラス・ベガスでさえもあれほど治安を改善出来たのだから、それよりも元々安定している我が国に何でそういう問題を持ち出すのかと、村田さん以下の野党に尋ねてみたくなる。そもそも、カジノは石原都知事時代に持ち上がった案件ではなかったか。その頃とは時代が違えば世界の事情も変わっている。何故、今になってカジノなのかが私には良く解らないのだ。

因みに、”casino”は「カシーノウ」のように発音される。ジーニアス英和でもOxfordでもそうなっている。誰が「カジノ」という表記を始めたのだろう