Englishらしい表現の応用編:
昨日“English”らしい表現を採り上げたので、ここではその続編を。ここに採り上げる表現は、我が国の学校教育では教えていないだろうnative speakerが日常的に使うものだと思っている。だからと言って、それが良いのかと思って安易に真似ると、何となく「木に竹を接ぐ」ような格好になるかと危惧する。その点はW社に転じた頃、ワシントン大学のMBAのBJ氏に「気安く使いなさんな」と忠告された。しかし、覚えておけば、例文の様に言われた際に「???」とならずに済むだろうと考えている。
私は1972年8月にアメリカ本土に初めて着いた後で、サンフランシスコ空港内で機内で一緒だったアメリカ人に乗り継ぎの時間待ちに”I’ll buy you a drink.”と誘われて、”???”だったのだし、初めて訪れたM社本社ビルの中でマネージャーの個室に入り、秘書さんにコーヒーを”How do you take it?”と尋ねられて当惑した。「コーヒーカップから飲むに決まっているじゃないか」と思ったから。しかし、これは「砂糖とクリームを入れるか」とのお尋ねだった。この辺りに「英語とEnglish」の違いがあるのだ。
「私はあらゆる方法で彼の考えを変えさせようと試みた」→“I tried everything possible to change his mind.”
解説)everything possibleがこの言い方の肝だろう。every possible wayもあれば、every reasonなんていうのも出て来る。everyの使い方に色々あるのだと思って頂きたい。即ち、“I have every reason to believe he will not show up today.”と言えば「彼は今日は現れないと確信している」という意味になる。
「それってどういう意味?」→“What do you mean by that?”
解説)何でもないような言い方だが、"What do you mean by saying so?”とすれば「そう言うのは何の意味ですか」となっていく。“mean”も結構面倒な言葉で、一寸緊張した場面で“Do you really mean it?”と尋ねれば「本気で言っているのか」だし、“Yes. I mean it.”だと「そうだ。本気で言っている」か「そのつもりで言っている」となるのだ。
「彼はその時点からこの件で我々と関わりを持つようになった」→“He came into our picture at about that point in time.”
解説)「絵の中に入ってきた」という少し比喩的な言い方で、和訳に困る表現だろう。故に、観念的に英語のままで理解出来たならば何も日本語にして考える必要はないではないかと言いたくて採り上げてみた次第。
「この辺で如何ですか」→“How does that sound (to you)?”
解説)これは打診する時の言い方。何か提案した後で言うことが多いと思う。答え方の一例は“Sounds good to me.”とすれば良いだろう。受け入れたくなければ“It does not sound good(right)for me.”とでも言えば良いかな。
「我が社は必ずやり遂げてみせる」→“I am sure we will get there.”
解説)これはW社の我が事業部が大変に挑戦的なプロジェクトに取り組んでいた時に、幹部の一人が言った台詞だ。日本語の表現を先に出してみれば、どうやって英語にするかと悩まされるだろう。所謂日常会話と言うべきか、部内の会議の席の発言に使われる単語ないし熟語かまたはphraseでもこのようにように易しい言葉が多いのだと知って貰いたくて採り上げた。単純に考えれば「そこまで行く」で「成し遂げる」の意味になっている。
未だ未だこういう言い方はいくらでもあるので、また何時か機会を見て。
昨日“English”らしい表現を採り上げたので、ここではその続編を。ここに採り上げる表現は、我が国の学校教育では教えていないだろうnative speakerが日常的に使うものだと思っている。だからと言って、それが良いのかと思って安易に真似ると、何となく「木に竹を接ぐ」ような格好になるかと危惧する。その点はW社に転じた頃、ワシントン大学のMBAのBJ氏に「気安く使いなさんな」と忠告された。しかし、覚えておけば、例文の様に言われた際に「???」とならずに済むだろうと考えている。
私は1972年8月にアメリカ本土に初めて着いた後で、サンフランシスコ空港内で機内で一緒だったアメリカ人に乗り継ぎの時間待ちに”I’ll buy you a drink.”と誘われて、”???”だったのだし、初めて訪れたM社本社ビルの中でマネージャーの個室に入り、秘書さんにコーヒーを”How do you take it?”と尋ねられて当惑した。「コーヒーカップから飲むに決まっているじゃないか」と思ったから。しかし、これは「砂糖とクリームを入れるか」とのお尋ねだった。この辺りに「英語とEnglish」の違いがあるのだ。
「私はあらゆる方法で彼の考えを変えさせようと試みた」→“I tried everything possible to change his mind.”
解説)everything possibleがこの言い方の肝だろう。every possible wayもあれば、every reasonなんていうのも出て来る。everyの使い方に色々あるのだと思って頂きたい。即ち、“I have every reason to believe he will not show up today.”と言えば「彼は今日は現れないと確信している」という意味になる。
「それってどういう意味?」→“What do you mean by that?”
解説)何でもないような言い方だが、"What do you mean by saying so?”とすれば「そう言うのは何の意味ですか」となっていく。“mean”も結構面倒な言葉で、一寸緊張した場面で“Do you really mean it?”と尋ねれば「本気で言っているのか」だし、“Yes. I mean it.”だと「そうだ。本気で言っている」か「そのつもりで言っている」となるのだ。
「彼はその時点からこの件で我々と関わりを持つようになった」→“He came into our picture at about that point in time.”
解説)「絵の中に入ってきた」という少し比喩的な言い方で、和訳に困る表現だろう。故に、観念的に英語のままで理解出来たならば何も日本語にして考える必要はないではないかと言いたくて採り上げてみた次第。
「この辺で如何ですか」→“How does that sound (to you)?”
解説)これは打診する時の言い方。何か提案した後で言うことが多いと思う。答え方の一例は“Sounds good to me.”とすれば良いだろう。受け入れたくなければ“It does not sound good(right)for me.”とでも言えば良いかな。
「我が社は必ずやり遂げてみせる」→“I am sure we will get there.”
解説)これはW社の我が事業部が大変に挑戦的なプロジェクトに取り組んでいた時に、幹部の一人が言った台詞だ。日本語の表現を先に出してみれば、どうやって英語にするかと悩まされるだろう。所謂日常会話と言うべきか、部内の会議の席の発言に使われる単語ないし熟語かまたはphraseでもこのようにように易しい言葉が多いのだと知って貰いたくて採り上げた。単純に考えれば「そこまで行く」で「成し遂げる」の意味になっている。
未だ未だこういう言い方はいくらでもあるので、また何時か機会を見て。