ウエイトトレーニングが不足では:
この問題はこれまでにも何度か採り上げてきたのだが、つい先頃J3の言わば下位のテイームが強化策としてウエイトトレーニングを中心に体そのものの力を強化すべく専門のトレーナーに依頼して、全員にそれぞれ何処をどのように鍛えるべきかを診断して貰って、ウエイトトレーニングを中心に懸命にやらせたのだという話を聞いた。結果として、そのテイームは目指していたJ2昇格までは果たせなかったものの、見事リーグの上位にのし上がれたそうだった。
これに類する話は何度も聞いたことがある。ある高校のフットボール部では矢張りウエイトトレーニング中心に練習を強化したところ、一寸くらいタックルされても倒されずに突き進めるようになったというようなこと。換言すれば、例えば甲子園出場を目指して高校生に専ら技巧と言うか”skill”を教え込んでいるばかりでは、肝腎の体力が強化出来ずに「上に行って伸びない」選手ばかりを育成する結果になってしまったという具合だ。
私が以前に入っていたジムにフットボールのXリーグのテイームでトレーナーだった者が2人いた。1人は高校までのサッカー経験者だった。彼らは異口同音に「我が国のサッカーはトレーニングを何か勘違いしていて、ウエイトトレーニングによる強化を等閑にしている。その点では未だ残念ながらマイナースポーツの域を出ない我が国のフットボール界が最も進んでいる」と語っていたものだった。
そこに私が常に指摘してきた「我が代表選手たちの当たられ弱さ」の原因の一つがこの辺にあると思う。上記のJ3のテイームでも一般論として「サッカー界ではウエイトトレーニングに重きを置いていない」と認めていたと聞いた。これも私が常に言うことだが、以前からラグビーの連中の体つきの凄さには迫力を感じるし、彼らはW杯等の国際試合でもかなり当たり負けしないでやれるようになってきていた。これは猛練習以外にもウエイトトレーニング等の基礎体力の強化の訓練を十分にやっている証拠と見えた。正直に言ってラグビーを褒めるのは甚だ遺憾ではあるが。
本日、ジムでその前出のトレーナーの1人でサッカー経験者に再会したので、J3のテイームの件をぶつけてみた。彼は「当にその通りで、サッカー界では未だ体を作り上げるようなトレーニングが不十分だと思う。ウエイトトレーニングが不足の事態は変わっていないのでは」と同意してくれた。良かったような困った話である。フットボール界では往年はベンチプレスで100 kg挙げれば賞賛されたものだったが、今や100 kgが最低線にまで上がってきたとも聞かされている。
かく申す私は、ウエイトトレーニングなどというものがない時代に育ったが、60歳を過ぎてから一念発起してジムでベンチプレスをやってみた。そうしたら驚くなかれ、その年齢で3ヶ月も経たない間に60 kgが軽々と上がるようになった。結構な体力がついたという意味である。そのお陰かどうか、72歳まで1時間ほどフットサルに興じても筋肉痛一つ起こさないで済ませることが出来た。サッカー界でも矢張りウエイトトレーニングを採り入れておられるのだろうが、一層の強化が望ましいと思う。
この問題はこれまでにも何度か採り上げてきたのだが、つい先頃J3の言わば下位のテイームが強化策としてウエイトトレーニングを中心に体そのものの力を強化すべく専門のトレーナーに依頼して、全員にそれぞれ何処をどのように鍛えるべきかを診断して貰って、ウエイトトレーニングを中心に懸命にやらせたのだという話を聞いた。結果として、そのテイームは目指していたJ2昇格までは果たせなかったものの、見事リーグの上位にのし上がれたそうだった。
これに類する話は何度も聞いたことがある。ある高校のフットボール部では矢張りウエイトトレーニング中心に練習を強化したところ、一寸くらいタックルされても倒されずに突き進めるようになったというようなこと。換言すれば、例えば甲子園出場を目指して高校生に専ら技巧と言うか”skill”を教え込んでいるばかりでは、肝腎の体力が強化出来ずに「上に行って伸びない」選手ばかりを育成する結果になってしまったという具合だ。
私が以前に入っていたジムにフットボールのXリーグのテイームでトレーナーだった者が2人いた。1人は高校までのサッカー経験者だった。彼らは異口同音に「我が国のサッカーはトレーニングを何か勘違いしていて、ウエイトトレーニングによる強化を等閑にしている。その点では未だ残念ながらマイナースポーツの域を出ない我が国のフットボール界が最も進んでいる」と語っていたものだった。
そこに私が常に指摘してきた「我が代表選手たちの当たられ弱さ」の原因の一つがこの辺にあると思う。上記のJ3のテイームでも一般論として「サッカー界ではウエイトトレーニングに重きを置いていない」と認めていたと聞いた。これも私が常に言うことだが、以前からラグビーの連中の体つきの凄さには迫力を感じるし、彼らはW杯等の国際試合でもかなり当たり負けしないでやれるようになってきていた。これは猛練習以外にもウエイトトレーニング等の基礎体力の強化の訓練を十分にやっている証拠と見えた。正直に言ってラグビーを褒めるのは甚だ遺憾ではあるが。
本日、ジムでその前出のトレーナーの1人でサッカー経験者に再会したので、J3のテイームの件をぶつけてみた。彼は「当にその通りで、サッカー界では未だ体を作り上げるようなトレーニングが不十分だと思う。ウエイトトレーニングが不足の事態は変わっていないのでは」と同意してくれた。良かったような困った話である。フットボール界では往年はベンチプレスで100 kg挙げれば賞賛されたものだったが、今や100 kgが最低線にまで上がってきたとも聞かされている。
かく申す私は、ウエイトトレーニングなどというものがない時代に育ったが、60歳を過ぎてから一念発起してジムでベンチプレスをやってみた。そうしたら驚くなかれ、その年齢で3ヶ月も経たない間に60 kgが軽々と上がるようになった。結構な体力がついたという意味である。そのお陰かどうか、72歳まで1時間ほどフットサルに興じても筋肉痛一つ起こさないで済ませることが出来た。サッカー界でも矢張りウエイトトレーニングを採り入れておられるのだろうが、一層の強化が望ましいと思う。