約1年ぶりに3Mが百人町に集合:
SM氏が一時帰国した機会を捉えて、本6日に今回は私の体調も考えて百人町のサンパークホテルに集合して貰った。皆が仕事から離れて久しいものがあるので、中々嘗てのような生々しい話題が少なくなってしまったのは残念だったが、SM氏からは現在のアメリカの香りが漂う話題も出て、楽しい2時間の語り合いだった。それだけに目新しい話題も少なかったのだが、その中からこれはと思うものを採り上げてみたい。
SM氏は言わば日系一世に当たるのだが、一世の中にはアメリカでの生活の大変さを考えて帰国する人が増えてきた由だ。それは、何分にも広大なカリフォルニア州にあっては買い物に出るのも何でも運転をせざるを得ないのが大きな負担であるし、アメリカでの医療費の負担の大きさを考慮する時に我が国に戻った方が安心だし経済的でもあるという辺りが大きな要因であるようだ。
その負担となっている車の運転だが、アメリカでは経済的な「ウーバー」が急速に普及しつつあるので、それ以外の利便性を考慮してSM氏はスマートフォンに切り替えたのだそうである。アメリカでは中国ほどにはスマートフォンが活用されていないまでも、時代の変化はそこまで来たのだということ。
また、EVも普及しつつはあるが、ロスアンジェルスとその近郊ではタクシーはほとんどトヨタのPriusに切り替わってしまったそうだ。水素の車も普及しつつあるが、兎に角ハイブリッド車が目覚ましく増加している由だ。
アメリカの失業率が4%台で安定していることも話題とはなったが、ここに内蔵された問題点は難しい微妙な表現になるが「プーアホワイト以上の階層に属して4年制の大学しか出ていない人たちを求めている一定以上の地位には上がれない職種では、相変わらず求人難が続いているそうだ。
それは如何なる企業でも経営の実務を担当する修士号以上を持った人は数多く必要な訳ではないので、4年制の大学を出た人は実務担当者として求人はあるが、出世の可能性に欠け年俸も容易に上がっていかない仕事には人気がなく、また採用しても直ぐに幾らかでも年俸が高い職を見つけては転進していってしまうので、慢性的に人手不足に陥っているという具合らしい。
昨年にもSM氏が指摘していたことで、ビジネスの世界で「職の安全」というか「雇用の安定性」を確保する為には、MBAと言うか修士号胃以上を持っていることが必須条件になりつつあるのだ。この点についてはYM氏が言うには「今やその修士号はビジネスの世界だけに止まらず、例えばUNのような団体の職員にも必要となってきた」のだそうだ。即ち、6年以上も大学に通えという意味だ。
また、大学、特に有名私立大学の学費は年々増加しつつあり、場合によっては600~700万円に達するのが珍しくなくなってきたのだそうだ。それだけの出費というか負担は容易ではないので、学生ローンに依存する者もまた増加し、気が付けば20万ドルも借りていたなどという事態になり、卒業後もその返済に四苦八苦となる時代だという話題も出た。即ち、アメリカにおけるjob securityは金次第となりつつあるということ。
アメリカの新聞の凋落も話題となった。嘗てはLAタイムスなどは街中に設置された自動販売機で$1もしないで買えたものだったが、今やその販売機が使われないままに見捨てられ、処分すれば経費がかかるという理由で放置されて残骸が曝されている由だ。では新聞は何処で買えるかのかと言えば、スターバックスやマクドナルドなどに置かれている時代となったそうだ。
本日のサンパークホテルのダイニングルーム・椿の日替わり定食は「カツカレー」の¥700だった。SM氏曰く「こんな値段ではアメリカでランチにはありつけない。マクドナルドのセットでも$8はかかるのだ」で、YM氏も同調していた。カツカレーを楽しんだ後でコーヒーも付いてくるので、敢えて喫茶店に移動するまでもなく話し合いを楽しんだ一時だった。
SM氏は「アメリカでも何故我が国では給与の水準が上がらず、内部留保に走っている会社が多く、未だにデフレ傾向が見えるのかと話題になっている」と言っていた。私からはバブルが去った後に育った世代が経営担当者になってしまった時期にあるので、「経営者の質の劣化だ」と厳しいことを言われた私と同じ年齢のもお社長さんがおられると解説しておいた。
SM氏が一時帰国した機会を捉えて、本6日に今回は私の体調も考えて百人町のサンパークホテルに集合して貰った。皆が仕事から離れて久しいものがあるので、中々嘗てのような生々しい話題が少なくなってしまったのは残念だったが、SM氏からは現在のアメリカの香りが漂う話題も出て、楽しい2時間の語り合いだった。それだけに目新しい話題も少なかったのだが、その中からこれはと思うものを採り上げてみたい。
SM氏は言わば日系一世に当たるのだが、一世の中にはアメリカでの生活の大変さを考えて帰国する人が増えてきた由だ。それは、何分にも広大なカリフォルニア州にあっては買い物に出るのも何でも運転をせざるを得ないのが大きな負担であるし、アメリカでの医療費の負担の大きさを考慮する時に我が国に戻った方が安心だし経済的でもあるという辺りが大きな要因であるようだ。
その負担となっている車の運転だが、アメリカでは経済的な「ウーバー」が急速に普及しつつあるので、それ以外の利便性を考慮してSM氏はスマートフォンに切り替えたのだそうである。アメリカでは中国ほどにはスマートフォンが活用されていないまでも、時代の変化はそこまで来たのだということ。
また、EVも普及しつつはあるが、ロスアンジェルスとその近郊ではタクシーはほとんどトヨタのPriusに切り替わってしまったそうだ。水素の車も普及しつつあるが、兎に角ハイブリッド車が目覚ましく増加している由だ。
アメリカの失業率が4%台で安定していることも話題とはなったが、ここに内蔵された問題点は難しい微妙な表現になるが「プーアホワイト以上の階層に属して4年制の大学しか出ていない人たちを求めている一定以上の地位には上がれない職種では、相変わらず求人難が続いているそうだ。
それは如何なる企業でも経営の実務を担当する修士号以上を持った人は数多く必要な訳ではないので、4年制の大学を出た人は実務担当者として求人はあるが、出世の可能性に欠け年俸も容易に上がっていかない仕事には人気がなく、また採用しても直ぐに幾らかでも年俸が高い職を見つけては転進していってしまうので、慢性的に人手不足に陥っているという具合らしい。
昨年にもSM氏が指摘していたことで、ビジネスの世界で「職の安全」というか「雇用の安定性」を確保する為には、MBAと言うか修士号胃以上を持っていることが必須条件になりつつあるのだ。この点についてはYM氏が言うには「今やその修士号はビジネスの世界だけに止まらず、例えばUNのような団体の職員にも必要となってきた」のだそうだ。即ち、6年以上も大学に通えという意味だ。
また、大学、特に有名私立大学の学費は年々増加しつつあり、場合によっては600~700万円に達するのが珍しくなくなってきたのだそうだ。それだけの出費というか負担は容易ではないので、学生ローンに依存する者もまた増加し、気が付けば20万ドルも借りていたなどという事態になり、卒業後もその返済に四苦八苦となる時代だという話題も出た。即ち、アメリカにおけるjob securityは金次第となりつつあるということ。
アメリカの新聞の凋落も話題となった。嘗てはLAタイムスなどは街中に設置された自動販売機で$1もしないで買えたものだったが、今やその販売機が使われないままに見捨てられ、処分すれば経費がかかるという理由で放置されて残骸が曝されている由だ。では新聞は何処で買えるかのかと言えば、スターバックスやマクドナルドなどに置かれている時代となったそうだ。
本日のサンパークホテルのダイニングルーム・椿の日替わり定食は「カツカレー」の¥700だった。SM氏曰く「こんな値段ではアメリカでランチにはありつけない。マクドナルドのセットでも$8はかかるのだ」で、YM氏も同調していた。カツカレーを楽しんだ後でコーヒーも付いてくるので、敢えて喫茶店に移動するまでもなく話し合いを楽しんだ一時だった。
SM氏は「アメリカでも何故我が国では給与の水準が上がらず、内部留保に走っている会社が多く、未だにデフレ傾向が見えるのかと話題になっている」と言っていた。私からはバブルが去った後に育った世代が経営担当者になってしまった時期にあるので、「経営者の質の劣化だ」と厳しいことを言われた私と同じ年齢のもお社長さんがおられると解説しておいた。