新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月8日 その2 全く嘆かわしい連中だ

2018-03-08 11:01:14 | コラム
>野党連合と朝日新聞は国賊である:

と、声を大にして言いたいのだが、その前に財務省近畿財務局の不手際も情けない思いである。希代の詐欺師紛いの教育者風の籠池に手玉に取られたのか、はたまた不良資産的な質の悪い土地の処分に焦ったのか、大幅な値引きをして売ってしまったことが、今日ここまで大きな国会審議上の問題にしてしまったのだ。そこに、失点続きの朝日新聞が付けいる隙が出来たのではないのか。

私如き国有財産の処理などにはとんと無関係でその面の知識ない者が乱暴に考えれば、当時の佐川局長にせよ近畿財務局にもせよ「不良在庫になりかけていた質が悪い土地を値引きして販売したことの何処が悪い。更地で持っていれば税金だった高額になるではないか。ビジネスの世界では不良資産を売却するのは常識ではないか。売り抜けば金利負担だって回避できたではないか」と言ってはいけなかったのと、未だに考えている。

それとも、余りにも大幅な値引きとなったことが官僚としての不始末で、将来の出世の為には汚点ともなるかと怖れて、無用な理屈をこね回したところにほころびが生じて、揚げ足取りに命を賭けている野党と安倍総理憎しで凝り固まっている朝日新聞に絶好の機会を与えたのかと考えている。それからの財務省と政府の裁き方も褒められたものではなかったが、国家としての優先順位の付け方から見れば、このような小事を大事に優先して論議する野党の程度の悪さは論外だと思う。

何度でも言うが、現在の国際情勢を見れば韓国は文在寅大統領は目の色を変えて南北統一とアメリカとDPRKの対話の仲介役に躍起である。それが良いか悪いかではなく、現在の成り行きでは如何に安倍総理がトランプ大統領の参謀役を果たしておられても、この金正恩絡みの対話には我が国は絡んでいく余地はないかの如きだ。更に、アメリカではトランプ大統領は全ての選挙公約を実行する意図が益々明確になり鉄鋼の輸入に25%の関税をかけることに本気であるとしか見えない。

それだけではない。中国の独裁者は憲法を書き換えて永久的指導者の地位にのし上がっていった。アメリカがDPRK問題だけでも書誌しきれていない時に、中国では着々と太平洋の西半分の支配だけにはとどまらない地盤拡張を継続している。その他にも繰り返して言うが「中国は我が国の属国化」を本気で意図しているのだ。

そういう時期にあって予算委員会にコピーを提出するの何のという案件が天下の一大事の如くに野党は騒ぎ立て、偏向したメデイアもここを先途と後押しをする状態だ。本当に嘆かわしい事態である。財務省の文書を書き換えたのがそれほど悪事なのだったら、書き換えた官僚を罰すれば良いのではないのか。それを野党共は「内閣総辞職せよ」と言い募り、それをそのまま流すマスコミも国益など眼中にない国賊に近いと思っている。


またカタカナ語の批判を

2018-03-08 07:55:38 | コラム
中林美恵子・早大教授は「セキュリティー」と言われた:

トランプ大統領のご登場以降、多くのテレビ局と言っても感覚的にはテレ朝が圧倒的に多いが、この国会議員も経験された華麗なる経歴の持ち主である中林美恵子・早大教授は頻繁にテレビに出られて、米国とアメリカ政府というかトランプ政権の解説をされている。上智大学の前嶋教授とともに言わば花形の感が深い。Wikipediaによれば、中林教授はワシントン州立大学(少し紛らわしいが略称WSUであって、同じ州立でもシアトルにあるワシントン大学“UW”とは別個の存在)のご出身であるようだ。

本8日朝にテレ朝で、もしかしてアメリカとDPRKの対話の時期が迫ったかの感がある時期に、トランプ大統領が talkの可能性があると例によって Twitterに述べられたことを捉えて、中林教授がtalkとdialogueとnegotiationの違いを解説しておられた。その経験と学歴からして、この程度の言葉の解説は簡単なことだろうかと思って拝聴。確かにtalkはたの二つと比べれば軽いが、DPRKを入れての「六者会談」は Six party talksだった。ではあれはお手軽な討論会だったのか。

だが、私には極めて腑に落ちないことが中林教授のカタカナ語の使い方にあるのだ。それは私が最も忌み嫌う原語に不忠実なカタカナ表記の一つである「セキュリティー」を平然としてお使いになる点だ。アメリカで大学に学ばれてPh.D.の取得者で上院の仕事までされた方が、普段からアメリカで securityを「セキュリティー」と発音しておられたのだろうか。それはないだろうと思う。

アメリカの政界の事情と内情をあれほど的確に解説されるのであれば、せめて大学の先生としてカタカナ語の不備を突くことくらいを、私は言って欲しかったのだ。即ち、「セキュアラテイー」が本当だと訂正して頂きたかったのだ。もしかすると、それを言い出せば他にも訂正を要するカタカナ語が無数にあるではないかと言われそうだが、仮初めにも中林美恵子氏は大学の教員である。この程度のテレビ局の用語の過ちに妥協されていたのを私は看過できない。

それでなければ、教授はテレビ出演の為には妥協せざるを得ないのだろうか。何処かの通信社が普及させたのかは知らないが、テレビ局はおかしなカタカナ語を何の恥じらいもなく濫用している。一流大学を経てきたはずのアナウンサーたちは、平気で majorを「メジャー」と言っている。これがおかしいと感じないような英語教育を受けてきたのだろうか。それともテレビ局たちは「何とかハンドブック」への準拠を固く命じられているのだろうか。私は嘆いて、諦めている。