初めての花見:
25日は久し振りの好天で家の中にいるのは勿体ないとばかりに、午後1時半頃に散歩を兼ねて買い物に出てみた。先ずは我が家の近所にある区営の人工芝の多目的競技場の周囲にある桜の咲き具合をと確かめに行くと、一組の高齢者がマットを敷いて車座になって酒を酌み交わしているところに出会った。それは良く見れば、当アパートのシニア会(=老人クラブ)の方々だった。
私は2006年1月の第1回目の心筋梗塞以降はこの会の集まりに出ていないので、知っている顔はただ一人だった。だが、その人物に折角通りかかったのだから飲めなくても仲間に入っていけばと勧誘されて断ることも出来ずに、実は生まれて初めてこういう地面に座って花見をするという貴重な経験をすることになった。元々酒が飲めない体質なので、花見酒の経験などある訳がないのだが。その顔見知りの方はどうやら幹事役だったようで「ところで、お幾つにおなりか」と問いかけられて85歳と言うと、勿論その場の最高年齢となっていた。言うなれば、長生きはしてみるものだということかも。
まさかこういう場面に出くわすとは予期していなかったので、前日に巣鴨のマルジで買ったばかりの深紅の室内履きの靴下をはいていたのが全員(と言っても10人ほどだが)の目に止まって「お若い」とからかわれる始末となった。飲めないということで水で乾杯してから歓談したが、座って下から桜を見るのは初めてで、何と言って形容したら良いのか解らない妙な経験だった。しかも、これが初めてということも会員の方々を驚かせる結果となって、一時の話題にされてしまった。
30分ほども仲間入りしていたが、幾らマットがあっても地ベタに座っているのは脚も痛くなって来たので、丁重に誘って頂いたお礼を申し上げて買い物に出掛けていった。まさかこういう偶発的なことで人生初のお花見をするとは全く予想していなかったので、あらため偶然の怖さと言うなれば有り難さを味わった30分ほどだった。私には矢張り前日のような染井霊園内で移動しながら多くの染井吉野を眺める方が性に合っているようだと思う。
25日は久し振りの好天で家の中にいるのは勿体ないとばかりに、午後1時半頃に散歩を兼ねて買い物に出てみた。先ずは我が家の近所にある区営の人工芝の多目的競技場の周囲にある桜の咲き具合をと確かめに行くと、一組の高齢者がマットを敷いて車座になって酒を酌み交わしているところに出会った。それは良く見れば、当アパートのシニア会(=老人クラブ)の方々だった。
私は2006年1月の第1回目の心筋梗塞以降はこの会の集まりに出ていないので、知っている顔はただ一人だった。だが、その人物に折角通りかかったのだから飲めなくても仲間に入っていけばと勧誘されて断ることも出来ずに、実は生まれて初めてこういう地面に座って花見をするという貴重な経験をすることになった。元々酒が飲めない体質なので、花見酒の経験などある訳がないのだが。その顔見知りの方はどうやら幹事役だったようで「ところで、お幾つにおなりか」と問いかけられて85歳と言うと、勿論その場の最高年齢となっていた。言うなれば、長生きはしてみるものだということかも。
まさかこういう場面に出くわすとは予期していなかったので、前日に巣鴨のマルジで買ったばかりの深紅の室内履きの靴下をはいていたのが全員(と言っても10人ほどだが)の目に止まって「お若い」とからかわれる始末となった。飲めないということで水で乾杯してから歓談したが、座って下から桜を見るのは初めてで、何と言って形容したら良いのか解らない妙な経験だった。しかも、これが初めてということも会員の方々を驚かせる結果となって、一時の話題にされてしまった。
30分ほども仲間入りしていたが、幾らマットがあっても地ベタに座っているのは脚も痛くなって来たので、丁重に誘って頂いたお礼を申し上げて買い物に出掛けていった。まさかこういう偶発的なことで人生初のお花見をするとは全く予想していなかったので、あらため偶然の怖さと言うなれば有り難さを味わった30分ほどだった。私には矢張り前日のような染井霊園内で移動しながら多くの染井吉野を眺める方が性に合っているようだと思う。