新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

野党とマスメディア連合に思う

2018-03-14 07:57:28 | コラム
野党に真の調査能力ありや:

昨13日のテレビのニュースでは再三再四希望の党の今井雅人衆議院議員(何と上智大学文学部英文学科から旧三和銀行勤務だったそうで、かく申す私の同じ大学の同じ学部の出身者だった)が嬉しそうに、読売新聞のこれから発行される夕刊を片手に「近畿財務局の自殺された職員が遺書を残されたとあるが、内容は」と理財局員に迫っていた。

毎度のことで最早ウンザリを超えているが、野党が勝ち誇ったように政府や与党を追及数場合の常套手段は「週刊文春が報じた」の「朝日新聞が書いた」のと自らの調査能力で暴き出せた材料ではないのである。今回の改ざん事件では明らかに連合軍を組んでいる朝日新聞の記事が元であったようだし、今井雅人が手にしていた新聞は最も安倍政権に近い部類の新聞社の夕刊ではなかったか。

攻められた側も「貴殿ご自身の調査ではどうなっていますか」と聞き返す訳にも行かなかっただろうとは察するが、私には彼ら野党には余りに調査能力が不足しているようにしか見えなかった。あの質問は理財局員に向けるのではなく、あの一面の見出しを付けた読売新聞社に「証拠物件を」と言ってぶつけるべきではなかったのかと言いたい。愛知県の有名進学校から今を時めいてしまった大学を経て海外駐在までされながら、情けない奴だと思って聞いていた。

この今井雅人は先日にはPrime Newsにも出演して大いに張り切っていたが、あの程度の輩に国会の審議を不正常化されている政府も財務省も情けないと敢えて断じる。安倍総理以下は既に私が昨年にこの一連の問題が発生した時の閃きである「下手に対応すると最悪の事態を招くのでは」に、悲観論者の私には事態が徐々に接近しつつあるように思えてならない。そんな時に与党内から野党と朝日新聞連合に追随するようなことを言う肥った議員がいたのも問題だと見たが如何か。