新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3月28日 その3 金正恩恐るべしか?

2018-03-28 16:21:30 | コラム
「我が国は蚊帳の外」か?

私は先頃「金正恩は端倪すべからず」として論じたと同時に「もしかすると、彼には凄い能力がある参謀がついているかも知れない」とも言いました。この度の習近平訪問は恐るべき快挙で(褒めている訳ではなく、中国とDPRKにとってはこういうことでしょうし、習近平様はご満足の様子)、私如きには予想もできなかった訪問でした。

しかも、事前にトランプ大統領と文在寅大統領には通告してあったなどとは、小憎らしいほどの知恵だったと思います。しかも、既に福山哲郎のところで懸念してあったように、トランプ大統領と安倍総理の間柄はそれほど鉄壁ではなかったと思わせるようで、トランプ様からは安倍総理にご連絡はなかったと報じられています。

これで各テレビ局が使うタレントどものですら「我が国は蚊帳の外か?」と懸念するような状態です。私は経験が未だ浅い河野外相は兎も角、外務省の能力には限りない不安を感じざるを得ません。

確かに韓半島とアジアの情勢は目まぐるしく急速に変化して行っています。その最中に「文書書き換え問題」だの「安倍昭恵夫人も証人喚問」などと言っている時ではありません。先ほど8チャンネルだったかで生稲某女までが「蚊帳の外に置かれた」と嘆いて見せました。

北と南が兎に角統一に向かって進み、核兵器は別にしてmissileを装備した連邦の形を採り、金正恩が首班となって習近平に加えてもしかしてアメリカまでがバックアップすれば、我が国はどうなるのかと、安藤優子が不安感を述べていました。

3月28日 その2 順当に負けた日本代表のサッカー

2018-03-28 14:29:18 | コラム

弱将が率いる日本代表には期待していなかった:

27日は熱心に最後までと言うか11時まで、この対ウクライナの負け試合を見ていた。FIFAのランキングなど当てにはならないと思っているが、ウクライナは35位なのに対して我が方は55番目。結果もその差の通りで順当な敗戦となってしまった。結論から言えば「あの監督にやらせている間は期待は出来ない」というところだ。大体からして6月に迫ってきたW杯本戦を目前にして未だにあれやこれやと多くの選手たちを試しているようで望み薄だ。

私は「この頃になればメンバーを固定しておくべきであり、試用期間のような選手の使い方は論外である」と思っている。昨夜もつい先日のマリとの試合から先発を8人も替えているようでは、多くを期待できないと思っていた。果たせるかな選手間の息が合って折らず、相手のデイフェンスにむざむざと献上するようなパスを出していたのにはどうにもならない。代表に選ばれる者たちの間で意志が通じていないなどは、如何に未だに寄せ集めの集団であるかと告白しているようなもの。

私はハリルホジッチ監督が主張するサッカーの形は我が国で育ったサッカーの選手たちには不適切だと思って見てきた。即ち、何かと言えば「縦一発」式のパスを出させたがるのだが、肝腎の最前線にいる者どもが走ってフリーになり切っていない上に、パスの種類が蹴り分けられていないとしか見えないのは問題だと思う。それは強く遠くまで蹴るか、近距離に優しく取りやすく蹴るか、遠くまで走っている者がトラッピングしやすいようにバックスピンをかけるというようなことだ。

昨夜も「彼は良くやった」と二重丸でも付けてやりたい者は皆無だったのは大変遺憾だった。ほとんど全部の者たちが何かに怯えているかのようで「積極的に自分でやってやろう」という意欲を見せずに「パス回しの為のパス」ばかりを蹴っていたという感が濃厚だった。あれでは、何とかマイナス点を取らずに安全運転をして、最終メンバーに残ろうとしている意気地無しばかりに見えても仕方があるまい。

解説者もアナウンサーも希望的観測ばかりを言うのでうるさくて仕方がないが、補欠扱いで後何分も残っていない時に出てくる中島が頼りでは如何ともしがたい。本田圭佑は久し振りの先発だったが、右サイドに開いてパスを受けたり、競り合いに勝っていたのは先ず先ずとしても、そこから先には横への無意味な展開か後方へのパスでは、使って貰った意味がないかと思わせた。全体的に監督好みの連中を使った結果があの程度では、香川、岡崎、清武、乾だったらどうだったかなどと考えてしまう。

ウクライナのことにも触れておくべきだろう。これという技も知恵も無いと見えたし、特に上手いなと思わせる者も不在だった。だが、体格を活かしての競り合いの強く、それなりに正確なパスを展開してきたので、消極的な我が方を相手にして何とか2点を取って逃げ切ってしまった。勝敗を左右した要素は、言うなれば地力と体格の差だけだったと思う。今からでは手遅れだが「監督を替えようよ」と協会に進言したくなる不甲斐ない試合だった。

正直に言えば、選手たちは決して下手ではないのだが、お互いに活かす術を知らないのが問題だと思う。それは常に言ってきたことだが、ヨーロッパでプレーすれば周囲が上手なので、日本代表級の者たちを活かしてくれるのだが、寄せ集めの代表に入ると周りが活かす術を心得ていないので、スペインでは何点取ったがとかブンデスリーガではどうのという残念な結果しか出ないのだ。

ハリルホジッチさん、この苦境を何とかする手段を考えるのが貴方の仕事なんですよ。何時まで経っても選手がダメだから負けたと言っているようにしか聞こえない試合終了後のインタービューは辞止めて下さい。責任は貴方が持つべきなのです。



福山哲郎は言った

2018-03-28 07:32:47 | コラム
我々はやりたくてやっている訳ではない:

27日のあの佐川証人喚問の質疑よりも遙かに印象的だったのが、その夜のPrime Newsに出演した立憲民主党の福山哲郎の発言だった。彼は反町に「現今の国際情勢下で、森友なんていうことに拘っている場合かと言われているが」と水を向けられて「我々だったやりたくてやっている訳ではない。決裁文書を改ざんされたことは重大な問題から追及するのだ」と答えた辺りだった。「やりたい訳ではない」と言いながらも、何ヶ月やっているのかと思わずにはいられなかった。

27日は偶々DPRKの要人(金正恩に決まっているだろう)が北京を訪問したことに関して、彼が我が国の外交姿勢について彼が言ったことも興味深かった。「今や南北朝鮮、米中、米・中・韓、中・北等の関係の何れについても置き去りにされていて我が国に介入の余地はない。また、安倍総理が良き相談相手になっているとされたトランプ大統領にしたところで、鉄鋼とアルミへの関税では我が国は除外されなかったではないか」と批判したのだった。

即ち、少なくとも福山哲郎は「国際情勢が緊迫する一方であり刻々と変化していること」を認識しながら、森友問題と文書改ざんに拘泥していると認めたのと同然であると聞こえた。彼ら野党は何かといえば「政府や財務省の説明に国民が納得してない」とほざくが、私は85年も国民であるが大阪府下の国有地をどれだけ値引きして処分されようとも、そんなことは知らなかったし、関心も何もないのだ。勝手に国民をダシに使って欲しくないのだ。