新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月1日 その2 私のものの考え方

2019-01-01 16:27:44 | コラム
私の表現力は:

私は戦後間もなくから英語に親しみ、また1972年からはアメリカの会社に転出して英語の世界に長期間滞在した為に、多分に英語式というかアメリカ的なものの考え方に影響を受けていると思っております。その点を何卒宜しくご理解のほどを。アメリカには「他者とは意見がこ違っていて当然だし、また自分の独特のことを言わねば」とでも言いたいような文化があり、それについ束縛されてしまったという感があったと言えるのです。

私は日本とアメリカの会社で現職だった時には、我が国がほとんど復興から高度成長期でしたので、現在のようにGDPが辛うじて1~2%に止まっていて致命的にマイナス成長にならないということが理解し難いのです。その成長の鈍化の原因については、某大手製紙会社の私と同年の元社長がいみじくも言われた「経営者の劣化だ」が非常に印象的でした。

私がリタイア後に関係した複数の会社で交流した心ある若手の精鋭たちは「現在の上役たちが何れは経営者(取締役や事業部長等)になっていくだろうが、その時は当社の成長も止まってしまう危険な時代となる。何としても彼らを今のうちに追い出してしまう方法がないか。我々の将来をあの連中に委ねる訳にはいかない」と堂々と指摘していたのは非常に印象的でした。即ち、彼らはある世代がダメだと読み切っていたのでした。現在の伸び悩みの原因がそこだけにあるか否かは知りませんが、当たっている気はします。

また、その伸び悩みの主たる原因は人口が減少していては、国内消費が伸びようがないことにあると思っております。それは経済成長を狙って増加させた訳ではないアメリカの人口が私の在職中から6,000万人も増えたことが世界第1位の大国の地位を守れる原因だったと見ております。更に、中国が2位だということも間もなく14億に迫るという人口が貢献したのだと信じております。人口1人当たりのGDPは未だに低いではありませんか。

中国では「文明の発展の度合いのバロメーター」と言われている国民1に辺りの紙の消費量は一昨年でも未だ77 kgに過ぎず、我が国の220 kgやアメリカの240 kgの30%にすぎないのですが、これを発展途上の証拠と見るか、華為や中興通訊の存在を見ればICT化(キャッシュレス化)が著しく進んだことの証明かとも思えるのです。

私は我が国が在りし日の高度成長を取り戻せる日が来るかについては余り希望的にはなれません。それは人口の減少と高齢者が26%を占めていることがあるからです。私自身が高齢者としては内需の促進には貢献できる存在ではもはないのです。その意味では10億を超えたという人口を抱えたインドが何処まで伸ばしてくるかに少しだけ興味があります。

今年も宜しくご指導ご鞭撻のほどをお願い申し上げます。

2019年の抱負

2019-01-01 16:02:42 | コラム
抱負とは言ったものの願望か:

何となく、世間では年頭に当たって抱負を述べねばならないような気配だが、遺憾ながら最早当方には抱負などなく「こうなってくれれば良いのだが」という願いは多々ある

先ずは一昨年から持ち越した「気象病」と、それがもたらしたのだろう自律神経失調症からの脱出を挙げたい。お陰様で先月辺りからは凝りと全身の筋肉痛対策で毎週のように受けていたブロック注射を受けずとも過ごせるところまで復調(自然治癒?)した。だが、未だ相変わらず週に1~2度は動きたくなくなる虚脱感が襲ってくる。あれもこれも順調に老化したことが原因かも知れないが、永年お世話になっているSクリニックに毎週のように通わないで済む生活がしたい。

次は前立腺肥大がもたらしているらしい頻尿で、特に夜間における頻発がないようになれば安眠できるので、ここからの脱出が非常に望ましい。三つ目になるのは先月アレルギー性鼻炎ではなく蓄膿症だったと判明した悩みから解放されること。SクリニックのS医師にご紹介頂いた耳鼻咽喉科に通いだしたお陰で、11月辺りから始まっていた臭いがない世界からは脱出出来つつあり、あと一歩だと思えるところまで来た。その効果はテイシュペーパーの需要を促進しないで済んでいることか。

最後にして最も重要な願いは(英語の講釈を忘れなければ“last but not the least”などと言うが)「何とか体調が整って、ここから最短でも100分はかかる藤沢市湘南台まで弟がお世話になっている介護付老人ホームに様子を見に行けるようになること」である。昨年の10月辺りからの体調の不備で、とてもあそこまで行く勇気が出なかったし、頻尿も私を引っ込み思案にしていた。更に、国際医療研究センター病院の循環器内科の医長先生に「日頃の行動範囲を逸脱した行動は控えるように」と言われたのも効いていた。

以上のように一寸見た感じではささやかな願いと望みばかりだが、当人には自力だけでは何ともならぬ難関ばかりだと思っている。尤も「復調できるか否かは精神力の問題である」という鋭い指摘をされる方もおられるが。何れにせよ、心身共に努力せねばならない2019年のようだ。兎に角一所懸命にやろう。