新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月3日 その2 プロ野球からPrime Newsまで

2019-08-03 14:44:37 | コラム
8月2日の夜に思った事:

恐らくPrime Newsでは韓国をホワイト国から外した件が採り上げられると予想して、20時まではセントラルリーグの野球を見て時間を繋ごうと考えていた。私はこの対韓国の手続きの変更関連の諸問題だけではなく、我が国と韓国との間柄は政治・経済・外交等々全ての面において文在寅氏が大統領の地位にある限り、先ず好転する事はないと割り切っている。そこで、Prime Newsで誰がこの件を語るにしても、先行きの見通しが明るいような話にはならないと思っていた。実際に始まってみれば、対韓国問題の専門家は佐藤正久外務副大臣だけだったので、大きな期待は持てないと感じた。

NPBの野球;
ところで、その時刻に至るまでの野球観戦だが、恐らく大方の興味は「一時は読売巨人の独走に終わるかと思わせていたものが、風向きが変わって2位を10ゲームも引き離していたところからDeNAに3.5ゲーム差にまで迫ったし、好不調の波が激しかった広島が好調を取り戻してきたので、面白い展開になるだろう」という点に絞られていたと思う。読売嫌いの当方からすれば、原監督がこの危機的(?)な状態から如何にして脱出するかにも大いに関心があった。

ところがである、その難しい局面にあって好調のDeNAとの初戦に、今季は昨年の最多勝投手の切れ味を失ったかに見える菅野智之を当ててきた。ローテーションからしても当然の起用だとは見えたが、結局は4点を失って敗戦投手になってしまった。一方、パシフィックリーグではソフトバンクホークスの育成選手上がりのエース千賀滉大が2位に迫ってきた日本ハムを2安打で完封して期待に応えていた。私の目には菅野は妙に貫禄を付けているだけで「何としても勝とう」という千賀のような気迫も直向きさもないとしか見えなかった。それで、今季は8勝6敗でDeNAから移ってきた山口俊の方がエースとしか見えない始末だ。

広島も勝って当然のような締まりがない阪神を相手に昨年の最多勝投手だった大瀬良大地が完投完封で、また一歩読売に迫っていったので、先行きが面白くなってきたかの感がある。だが、私の見立てでは今季は余り不調の底に沈まずにここまで来た読売は短期的に不調に陥っているだけで、このままズルズルとDeNAと広島に追い付かれて追い抜かれたままになるとは余り予測は出来ないのだ。折角昨季まで負かされ続けた憎き広島から中心打者の丸佳浩を買い取って来た事だし、何しろ金に飽かした他球団から買い集めた経験豊かなFA選手団を二軍にまで置ける余裕を見せているので、今季は必ず息を吹き返してくると悲観的に予測している。

「今季」と限定した根拠はFA選手を買い集めたのは結構だが、その中には既に盛りを過ぎて最後の花を咲かせられそう者が数多くいるので、選手層は厚いが相変わらず若手が育っていないのだ。どれほどFAの選手を買い集めているかをここに列記するよりも、選手名鑑ででもお調べ願いたい。あれほど金をかけて今季も優勝出来なかったら、期待の原辰徳監督も前任者の高橋由伸と同程度の能なしになってしまう。私が見るこの球団の駄目なところは守りの要である二塁手を未だに取っ替え引き換えしているところにあると思う。捕手だって西武から取ってきた炭谷が負傷欠場ではセンターの丸を除いては頼りない状態だ。

DeNAだが、筒香、ソト、ロペス、どうやら復調した宮崎に2年目の神里も加えれば打つ方は揃ってきた。投手も今永、浜口、少し目鼻が付いてきた上茶谷、山崎康、三上、三嶋と数は揃ってきた。私はここの最大の問題点は未だに雑な野球しか出来ない者が多く、緻密さに欠けている点だと思っている。それに筒香君は優れた打者だと評価はするが、未だに雑だしヤクルトの山田哲人と同様に「ここぞ」という試合を決めるような場面では打ってくれない気がしてならないのが不安なのだ。換言すれば既に勝負あったとしか見えない気楽な場面でしか打ってくれないという事。

広島については既に指摘した事で、未だに読売に丸佳浩を持って行かれた空白が埋め切れていないのが欠陥だと思う。色々と3番打者を入れ替えてはきたが、バチスタでは外国人独特の粗さが目立っているだけで、未だ丸の代役にはなっていない。それに田中広輔の打力不振は高卒の小園でうめるのは無理があると見ている。更なる問題は投手に柱となる者がいない事。大瀬良君は昨年は好成績だったが今季はその疲れが出たか他球団に研究されたかで切れ味がない。その点ではその昔の(?)最多勝投手の野村祐輔も同じだし、ジョンソンには経年劣化が見える気がする。だが、3連覇の経験を活かして読売に迫っていってほしいものだ。

Prime News:
ここでPrime Newsに戻れば、佐藤正久外務副大臣は確かに職務上もあるのだろうが情報は持っておられるようだし、それなりの見識もおありだとは思って何時も聞いている。だが、自衛隊のご出身では外交はご専門ではないかのようで、歯切れが良くないし「私の立場ではそれ以上言えない」的な意見が多いのは不満である。職責上は止むを得ないと寧ろ同情して聞いているが、隔靴掻痒の感は免れない。2日夜は中国問題の専門家である興梠神田外語大学教授の方が環球時報の記事を引用して中国の見解というか見方を披露されたのに見劣りしてしまった。

悲観論者の私は我が国がこのまま韓国の形振り構わぬ我が国を貶める広報宣伝活動と諸外国へのロビー活動を展開され、文在寅大統領があの地位にある限り、我が国と韓国の間が何処まで悪化していくかは予想が出来ないのだ。即ち、何処かの専門家の口が滑った「この問題の落とし所」などがあるとは思えないのだ。私は何処かに落とすのではなく、我が国が毅然として立ち上がって韓国を突き落とす以外に何の決着があるのかとすら考えている。


国際情勢の変化と我が国の対応を考える

2019-08-03 08:22:33 | コラム
本当に「選挙対策」なのか:

トランプ大統領が煮え切らない中国の姿勢に業を煮やしたのか、関税賦課の第4弾として10%を残る中国からの輸入品3,000億ドル分ににかけると公表された。一方では韓国の文在寅大統領は我が国の韓国をホワイト国から除外するとの閣議決定に対して「盗人猛々し」という無礼千万な表現まで使って我が国を非難し、「警告する」とまで述べていたようだった。あの閣議での声明を聞いていて(字幕をみていて)このような事をまで言う韓国ではホワイト国から除外したのであれば「ブラック国」という枠を作ってそこに入れたら良いのになと思っていた。

私はトランプ大統領が「アメリカファースト」と「アメリカを再び偉大に」に基づいて打ち出される政策や決定を批判しても詮無い事であり、自国内と世界において結果が出るまで黙って見ている事にすると言ってあった。従って中国との争い事は「どうなる事か」と見守っていく姿勢を変える気はないのだ。しかしながら、対中国との関税合戦というか貿易戦争というのか知らないが、その対立が激化すると我が国にも全世界にも与える経済的な影響が大きくなっていくだろうとは恐れているし、トランプ大統領がその点を如何にお考えなのかは気懸かりである。

文在寅大統領がやる事は論外であり、国際法を無視しているし、唯々我が国憎しで凝り固まっていとしか見えない。ホワイト国からの除外を恰も禁輸であるが如くに非難し、戦中の半島からの労務者に対する大法院の判決に対する報復だと唱えている姿勢も目茶苦茶だとしか思えない。私がここで詳しく論じる必要もないと思っている。一方ではロシアをみれば、プーテイン大統領も支持率の低下が報道され始めたかと思えば、北方領土返還問題に対する態度が硬化したではないか

しかし、注目すべき点は我が国の多くの外交問題の専門家、評論家、大学の先生方の中に「あの強烈な出方はの背景には選挙対策がある」と割り切っておられる方が多いように思える。妙な言い方になるが、この年齢に達してからの当方の体調の悪化を多くの医師が「老化現象では」と指摘されるのにも似ているかと思う。私如きにはこのような重大な国際情勢を引き起こしている背景が「選挙対策」だけに割り切って良いものかなと考え込まされる。

トランプ大統領には再選を目指すという大目的があるとは解っているが、文在寅大統領には勝手に憲法でも変えない限り再選はないのだが、来年4月に総選挙がある為に革新勢力の政権維持に躍起になっておられるのだそうだ。その大目的の為には飽くまでも反日と抗日で国民に如何に自分が立派に大統領の職務を果たしているかを知らせているのだそうだ。とんだ近所迷惑な大統領であるようだ。私は我が国は事ここに至っても総理以下が上品過ぎて、韓国の誤りや無法な点を世界に向けて広く深く訴える事も控えているとしか見えないのは不安に思えるのだ。

私は正当に言うべき事は堂々と言っておかないと、韓国は真っ向から反論してこない我が国はその非を認めているではないかと、WTOだろうとASEANだろうと何だろうと、仮令効果が出なくてもこれから先もあらゆる機会を捉えて喚き続けていくだろうと予測している。勿論彼らの主張は虚偽であるが、悲観論者の私は「仮令嘘でも100回言えば真実になってしまうのでは」と心配しているのだ。総理はこの件で公式な発言がなかったように思うが、菅官房長官や世耕経産相がテレビで述べておられた発表は国内向けに止まり、世界に向けての情報発信にはなっていないと思う。

特に文在寅大統領に対しては正々堂々とその誤りと無法さを糾弾し、「国際法無視の姿勢を止めて1965年の協定に対するコンプライアンス(カタカナ語である!)を」と申し渡して欲しいのだ。私はこれは外務省の官僚に任せておくべき案件ではないと思っているし、記者会見での反論で済ませていて欲しくないのだ。韓国に対して我が国独特の礼節を守る姿勢で上品に対応する時は過ぎたと思う。何度も言ってきた「論争と対立」を恐れている時期はとっくの昔に過ぎ去ってしまった。