新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月7日 その2 TBSの「報道1930」

2019-08-07 14:32:29 | コラム
TBSには呆れるだけ:

昨夜この「報道1930」をご覧になった方もおられるかと思う。私はBSフジのPrime Newsが野球中継になってしまったいた為に、止むを得ず演題に釣られて見ていた。ある著名なジャーナリストは「現職時代からTBSにはある特定の党員が多いと承知しているから見ない」と言われたのを聞いた記憶もあるが

昨夜は「文在寅政権が狙う報復」と題されていたが、私が正常だと思った出席者は松川るい参議院議員だけで、他の外務省出身の登誠一郎元室長に朝日新聞論説員はTBSの主張を代弁をして貰う為に呼んだとしか思えなかった。兎に角、司会の松原も何とかして我が政府がやった事には間違いもあり韓国政府が居丈高になるのは当然という方向に持って行くのに懸命だったとしか思えなかった。この番組は以前に毎日新聞の津田外信部長に「輸出手続きの変更は愚挙だ」と言わせた実績があるので、朝日新聞論説員を呼んでくるのは普通ではあっても論外だと見た。

私が松川さんが白けた顔をしていた登誠一郎氏の発言が昨夜の白眉だったと見ている。彼は「3品目の手続きの変更をするのであれば、事前に韓国にこうしますと通告してからするのが外交」と曰ったのだ。松川さんが白けたのは、同じ役所の先輩に当たる方に「それは間違いです」とまでは言えなかったのだからだろうと推察していた。何ともはや、呆れた発言だった。細川昌彦氏は既に他局で明解に「外交マターではない」と言っておられたではないか。こういう番組が存在する事自体が「利敵行為」だろう。朝日とテレ朝、毎日とTBS、東京新聞は何処の国のメディアなのだろうか。

英文法を克服しよう

2019-08-07 08:32:49 | コラム
今度は産経が「シンデレラスマイル」とやってくれた:

6日にも触れた事だが、私は七面倒くさい英文法を「音読・暗記・暗唱で何とか克服した」と回顧して見せた。結果的には生きている言葉を後から追いかけて、かえって理屈っぽくした解り難く覚えにくくした英文法を何とか自分の物に出来たのだった。それは繰り返して音読し暗記する間に自然に正しい文法の形が頭に入って、英語で何か書く場合でも、会話をする場合にも間違っても不正確な言葉か熟語は出てこなくなったのである。その間に正しい文法を学校で教えられ、「なるほど。ここにはそういう原則があったのか」と文法が後追いの形でついてきた事になったのだ。

ここでいきなり話題を変えたのかと思わせるアメリカ独特の冗談を紹介しよう。未だ野球が存在しなかった時に、野球を細かい規則まで考え出した人がスポーツ界の権威者にプリゼンテーションをして「こういう競技を広く普及させましょう」と訴えたところ「そんなに規則でがんじがらめにした競技が受け入れられる訳がない」とにべもなく却下された」というもの。何となく小難しい文法を優先的に教えれば、子供や生徒たちに「イヤ語」を拒否されている現状と似ていないか。

話を本筋に戻そう。シンデレラスマイルではこれを英語で書いてみれば“Cinderella smile”となって「シンデレラが微笑む」となってしまって本来の「微笑みのシンデレラ」とは意味が違ってしまう。即ち、シンデレラが主語ではなくなっているし、smileの後に3人称単数の“s”が抜けた文法的誤りにもなっている。産経新聞ともあろう会社が何を考えていたのかと大いに疑問に感じた次第だ。

昨日も採り上げた「進行形」を形容詞に使った語法というか、熟語を色々と思い出そうとしてみた。だが、1年の66%以上を英語過ごした来た時期を25年前に終えた現在では中々これという例が出てこなかった。それと1994年1月末までの22年半には待ったなしで英語だけで仕事してきた最中には勿論文法的な誤りを犯さないように話してはいたが、そういう事態に追い込まれると朝から晩まで「文法」に注意していても、学校で教えられ克服したと思っていた日本式の文法など何処かにとんでしまっていた。

それはアメリカ人の中にいれば、挨拶をすると“Thanks. I’m doing real fine.”などと「そこはreally fineでは」と戸惑うような事を言われるし、かなりチャンとしたインテリ階層にあるはずの工場長に“Hey! Don’t say nothing.”などという二重否定が使われたし、「俺の言う事が解っているのか」が“Are you with me?”などと言われれば、文法は兎も角混乱させられるのだ。

「スマイルシンデレラ」が何故宜しくないかは既に指摘した。こう言う誤りを防ぐ為には上記の「音読・暗記・暗唱がある」のだが、動詞の進行形を名詞の前に置いた例文を沢山覚えておけば「そうだ、ここでは進行形を形容詞のように使うやり方があった」などと考えないでも済むようになるのだ。いや、なるようになるほど沢山の英文を覚えていく事だ。そこで、以下にに思いついた(思い出した)例を幾つか挙げてみよう。逃げを打っておけば、英語だけで暮らしていたのは25年前までの事だ。


He is a walking encyclopedia またはdictionary. と言えば「彼は生き字引のように物知りだ」となるのだが、walk dictionary では文法的にも誤りで意味を為さなくなるとご承知願いたい。

It’s a walking distance from here. と言えば「歩いて行ける距離です」のことになり ing を抜かすと文法的におかしくなる。一見、walk distanceでも通じそうだし、恐らく解って貰えるだろうが、文法的におかしいと相手には読まれてしまうだろう。

“running expenses” は「経常費」事で、ここでも進行形でなければならない。維持費は“operating cost”であるが“running cost”でも良しとなっている説もようだ。私は大名三塁手だった某氏の華麗な「ランニングスロー」(running throw)は「“throw”が走っていることになるのでは」と否認してきた、では何と言えば良いかとなれば、フットボール用語に“run and shoot”というのがあるので“run and throw”とでもすれば良いかと思っている。でも、先日聞いたMLBの放送では確か“beautiful running catch”というのがあった。

結論では「後追いで出てきた文法の枠に縛られる前に、何とかして多くの例文を覚える事を優先しましょう。理屈はその後から追いかけても間に合った先例がここにあります。私以外にもこれまでに紹介した成功例があるのもお忘れなく」となる。誤解なきよう申し上げておくと「これは決して文法無視の勉強法ではない」という事。私は「言葉が先で文法という理屈は後から追いかけてきたのである」と考えている。