新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

「反日種族主義」がベストセラーだそうで

2019-08-17 14:50:46 | コラム
今日もまたPrime Newsで:

16日(金)のPrime Newsの企画は中々興味深いものだった。即ち、反日・抗日で一色となっているかの感が濃厚な韓国で、ソウル大学名誉教授の李栄薫氏の近著「反日種族主義」と題した反日を諫める内容の本がベストセラーになっているとの話題を採り上げて,韓国から李氏をお招きし、その他のスピーカーには新藤義孝衆議院議員、一橋大学法科大学院准教授の権容ソク氏だった。新藤氏は事韓国問題となると遠慮会釈なく厳しい発言をする点が際立っている。

李名誉教授が紹介された「反日種族主義」の内容というか要点を、私なりに極めて簡単に纏めれば「慰安婦問題、戦中の半島からの労務者問題等々が今日までのような事態に至った大きな要因に日本の良心的知識人,学者、マスコミが挙って捏造したことを発表し、それが韓国に入っていった為に現在のような日本と韓国に間に大混乱を生じたことがある。慰安婦の強制連行はなかったし、労務者も徴用されたのは僅かだ。韓国の教科書に載っている朝鮮人炭鉱労働者の写真も全く別のものである」という辺りになる。

李名誉教授の主張は「歴史を正しく検証すべきだ」だったのである。これで十分だろうが、俗に言われている保守派の意見である。記憶が正しければ、櫻井よしこさんも先日この本のことを採り上げておられた。私は見損なっていたが、13日(火)のテレ朝のモーニングショーでも採り上げられていたそうだ。こういう本が韓国で売れているということは、文在寅大統領に対する批判が表向きになって出てきているということだそうだ。退陣要求の声もあるやに聞くが。

私はこの件の他に気懸かりだったのは、一橋大学法科大学院の権准教授がかなり反抗的だったことで、寧ろ反日的な意見を縷々述べていた点だった。しかも,彼は如何なる根拠があるか不明だが「日本の政府の一部には現状から考えて、征韓論が出てきている」と言い出して新藤議員を怒らせ、司会の反町を慌てさせたのだった。彼は反日は根強く、彼自身が「何で日本の大学などに行っているのか」と非難されているという始末。言わば、韓国の反日・抗日の代弁者の如きで、その点では恵泉女学園大学の李泳采教授と双璧を為すだろう。一橋もとんだ人に教えさせているものだと思った。

あらためて言えば、李名誉教授の言わんとすることの中には悲しいかな「朝日新聞や吉田清二のような反日本勢力連中が、韓国にこれらを材料として我が国を非難攻撃して下さいと願い出たのも同然ではないか」と言っておられたと思う。だが、彼は韓国語で発言され同時通訳の音声が流れていたので、どこまでが真意だったのかは確認でいないかと感じた。だが、朝日新聞や吉田清二の具体的な固有名詞を出さなかっただけで、韓国でもそういう反日日本人がいたという事実があったと認識しておられる学者の存在を証明されていた。

なお、李名誉教授のような見解を持つ勢力は韓国全体では10%かと言われたのも印象的だった。私も近頃は老化の傾向著しい上に連日の酷暑に苛まれ、折角の番組も終了まで集中して聞けていなかったので、この辺りまででお茶を濁したい。本日はまた高校野球で智辯学園和歌山が出ていたので、何となく3時間以上も2時近くまで見てしまったので、纏めるのが今頃になってしまった。何故和歌山に関心があったかを考えて見れば、何と我が家は祖父が和歌山から養子に出て東京に来たという因縁がそうさせたようだ。なお、和歌山は石川の星陵の奥川投手に負けてしまった。