お互いに自重して出歩かないで電話で:
暫く振りにYM氏と懇談した。流石の彼も微妙に老化現象が表れてきたので、何もこの不安定な気象条件下で何処かで落ち合うこともあるまいと言うので、再会は涼しくなる9月まで待とうということにした次第。そこで、彼との意見交換を簡単に纏めてみよう。
我が国の産業界は遅れているのでは:
彼はGAFAが明らかに代表するように、アメリかでは物造りの時代からソフト中心に産業界が変身したというか、方向の転換を遂げてしまった。時代は完全に変わってしまった。それにも拘わらず,我が国では未だに一昔前の「製造業が中心」の時代から脱皮出来ておらず、経団連の会長は今でも日立製作所の会長が務めているし、前任者も製造業の会社だった。我々が永年在籍してきた紙パルプ産業界でも、アメリかではウエアーハウザーもインターナショナルペーパーも15年前から脱印刷紙に踏み切ったのに、我が国では・・・という具合では如何とも仕方がないのではとなった。
トランプ大統領:
トランプ氏についても話題に上った。彼の見方では
“彼の交際範囲である大学教授たち、即ち知識階級の間にはトランプ大統領の支持者はいない。だが、トランプ氏の盤石の支持基盤である俗に言うプーアホワイト以下や労働者階級は安定している。何故そうなったかといえば、彼らはそもそも選挙には無関心で投票には行かなかったのだ。だが、トランプ大統領が打ち出した「アメリカファースト」等のスローガンを始めとする諸々の政策が「トランプ氏は良い日じゃないか」と彼らの人気を呼び投票に行ったので、あれだけの固定した支持層が出来上がったと見るのが正確ではないか”
となっていた。
更に、案外に資本家側にも歓迎された面があるのは「法人税の引き下げ」があったと見ているのだそうだ。しかしながら、私の持論である「アメリカの支配階層に属する人たちは今や3億2千万人にも膨れ上がった人口の中でもいくら多く見積もっても5%を超えるものではないのだ。その5%だけでは38~40%に達するトランプ大統領の鉄板の支持層とは争いようもない差があるのだ。今回の安倍総理が引き受けられたと大統領がご満悦で言われた250万 tonのトウモロコシの輸出などは微々たるものだが、オハイオ等の州の選挙民には大いに歓迎されるはずだとYM氏も言うのだ。
老化現象:
嘗ては小型飛行機の免許を持ち、船舶一級の資格も保有していたスーパーマン的だったYM氏も、その静かに表れてくる現象に対しては最早抵抗する気もなく「そういうものだ」と受け止めていると言うのだった。私もどうやら漸く「老い」とはそういうものかと気が付いて、甘んじて苦しみに耐えていこうと思うようになったと言った次第だった。今日の所はこれだけ語り合っただけに終わったが、9月になったらゆっくりと来し方行く末を語り合おうということで電話を切った次第。
暫く振りにYM氏と懇談した。流石の彼も微妙に老化現象が表れてきたので、何もこの不安定な気象条件下で何処かで落ち合うこともあるまいと言うので、再会は涼しくなる9月まで待とうということにした次第。そこで、彼との意見交換を簡単に纏めてみよう。
我が国の産業界は遅れているのでは:
彼はGAFAが明らかに代表するように、アメリかでは物造りの時代からソフト中心に産業界が変身したというか、方向の転換を遂げてしまった。時代は完全に変わってしまった。それにも拘わらず,我が国では未だに一昔前の「製造業が中心」の時代から脱皮出来ておらず、経団連の会長は今でも日立製作所の会長が務めているし、前任者も製造業の会社だった。我々が永年在籍してきた紙パルプ産業界でも、アメリかではウエアーハウザーもインターナショナルペーパーも15年前から脱印刷紙に踏み切ったのに、我が国では・・・という具合では如何とも仕方がないのではとなった。
トランプ大統領:
トランプ氏についても話題に上った。彼の見方では
“彼の交際範囲である大学教授たち、即ち知識階級の間にはトランプ大統領の支持者はいない。だが、トランプ氏の盤石の支持基盤である俗に言うプーアホワイト以下や労働者階級は安定している。何故そうなったかといえば、彼らはそもそも選挙には無関心で投票には行かなかったのだ。だが、トランプ大統領が打ち出した「アメリカファースト」等のスローガンを始めとする諸々の政策が「トランプ氏は良い日じゃないか」と彼らの人気を呼び投票に行ったので、あれだけの固定した支持層が出来上がったと見るのが正確ではないか”
となっていた。
更に、案外に資本家側にも歓迎された面があるのは「法人税の引き下げ」があったと見ているのだそうだ。しかしながら、私の持論である「アメリカの支配階層に属する人たちは今や3億2千万人にも膨れ上がった人口の中でもいくら多く見積もっても5%を超えるものではないのだ。その5%だけでは38~40%に達するトランプ大統領の鉄板の支持層とは争いようもない差があるのだ。今回の安倍総理が引き受けられたと大統領がご満悦で言われた250万 tonのトウモロコシの輸出などは微々たるものだが、オハイオ等の州の選挙民には大いに歓迎されるはずだとYM氏も言うのだ。
老化現象:
嘗ては小型飛行機の免許を持ち、船舶一級の資格も保有していたスーパーマン的だったYM氏も、その静かに表れてくる現象に対しては最早抵抗する気もなく「そういうものだ」と受け止めていると言うのだった。私もどうやら漸く「老い」とはそういうものかと気が付いて、甘んじて苦しみに耐えていこうと思うようになったと言った次第だった。今日の所はこれだけ語り合っただけに終わったが、9月になったらゆっくりと来し方行く末を語り合おうということで電話を切った次第。