新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

暑すぎる夏に思うこと

2019-08-10 09:16:13 | コラム
8月9日に思ったこと:

9日は多忙だった。朝は9時に出発して先ず国立国際医療研究センター病院に向かった。その為には新大久保駅間のバス停まで南向きに600 m程を10分かけてゆっくりと歩かねばならない。その時刻でも既に暑い。病院では泌尿器科(前立腺肥大の経過観察)と、耳鼻咽喉科で耳管開放症の治療開始後1ヶ月の状態の診察。会計を終わって持参した昼食を食べ終わって既に午後1時。それからバスを乗り継いでジムにジェットバスで寛ぎに向かった。何故暑い時に無理をするかと言えば、明日から又ぞろ3連休が来るので私の会員資格では3日間締め出されるからだ。憎きは3連休。

オリンピックと甲子園野球は大変だろうな:
バスを乗り継ぐ間に僅かの間でも直射日光に思いきり曝されるのだ。年老いた体には大変過剰な負担であるが、高齢化すると鈍感になり新陳代謝の機能が衰えるそうでほとんど汗はかかない。その間に思ったことは来年もこに暑さが襲ってくると仮定すると、オリンピックを開催するのは正気の沙汰ではないという事。我が国のような高温多湿の気象条件に慣れていない外国の人たちは「とんでもないところに来た」と嘆くか恨むだろうという点。アメリカの時差に会わせたとも聞いたが、合わさせたアメリカ人も「しまった」と感じるのではないのかな。

ではあっても、恒例の「聖地甲子園」の野球は東京よりも遙かに蒸し暑い兵庫県で開催されている。「高校生は耐えているではないか」と朝日新聞と高野連に言われそうだが、彼らは何を言われようと形振り構わず開催するこの野球は、何の全国を盛り上げるような催し物がなく、中等学校の数か少なかった時代に受けていた古物化した実績に縋っているとしか思えない面がある。時代感覚の欠如だが、その頑迷さは大方の有識者が批判する「トランプ大統領の信念は50年も前の我が国対アメリカの関係に基づいている」にも似ているかと思う。

猛練習に耐えてきた私:
私も昭和25年までは高校サッカーで全国制覇の意気に燃えて1年中苦しい思いをして「なんでこんな事をしなければならないのか」とブツブツ言いながらも夏場の練習にも耐えてきたのだった。だが、21世紀に入っての暑さとあの頃とでは比較にもならない違いがある。連日100人を超える熱中症に倒れた方が搬送されているではないか。昭和20年代半ばのあのろくに食べる物がない時代でも練習や試合で倒れた者がいなかった。今や激しい運動をしていない普通の方が倒れているのだ。それでもオリンピックをやらねばならないのでは観戦に行く方々も大変な危険を冒すことになりはしないか。

もう一働き:
ジムでの安らぎの一時を終えてからまたバスに乗って帰宅したのだが、折角この暑さに何とか耐えてここまで来たのだから、明日また出掛けるよりも“Don’t put off till tomorrow what you can do today.”だとばかりに、バスを降りてから400 m程歩いて調剤薬局に向かって行った。ここでも暫くの間は涼んでいられるからと割り切ったのだ。それからは耳鼻咽喉科の医師に「耳管開放症の治癒には体重を増やすことが肝要なので敢えて間食をしなさい」と教えられたので、我が家の前のイオン系の食品スーパーでおやつにワッフルを購入。帰宅すれば15時半近くだった。

病気の対策:
そこから先は泌尿器科の医師の教えて頂いた「夜間の頻尿対策」を実行。ソファーの上に頭よりも高く脚を上げた状態では見えなくなっているテレビを聞きながら休憩。この方法は本当に効果があって、1日中出歩いていて横になれる時間が短いと頻尿気味になるのだった。9日は横になれる短時間だった為に多少熟睡を妨げられたが、何とか我慢出来る状態だった。嘘だと思われる方はお試しあれ。尤も、私はこういう暗示のようなものが効いてしまう方の性格らしい。

夜になってからはPrime Newsまでの間を野球を見て過ごした。読売はまさか最下位のヤクルトには負けないだろうと善意で予想していたが、何といきなり大量失点。先日の菅野の出来の悪さよりも未だ酷い今村だったが、閃きでは読売が勝つと出ていたので素直に受け入れて、Prime Newsに切り替えた。9日のこの番組は愛知淑徳大学の真田教授と前日経論説委員の鈴置氏は情報力も多く言うべきことは自信を持って言われるので、その主張は聞く価値大いにありと高く評価している。

Prime News:
今回も「切り取り」で興味深いと思って聞いたことだけ挙げておこう。お二方のどちらの発言かは省かせて頂く。それは“韓国の新聞には読者が書き込める欄があり「そこには負けるような争いを仕掛けた文在寅大統領は間違っている」というのもあれば「日本が相手では勝ち目がない戦だから、仕掛けた文在寅大統領は辞任せよ」という保守派の意見が出ている。”というのもあれば、「韓国は国会議員までが東京オリンピックの開催を阻止しようと本気で動いている。

即ち、「放射能を浴びるからだと、東北地方を真っ黒に塗った地図を外国に配っている」といった「とんでもない」ものまであると紹介された。彼らは子供の頃から「日本は悪。我が国の方が歴史的にも上位にある」といったような日本を敵視し蔑む教育を受けているので、文在寅大統領以下の「何でも日本が悪いのだ」というプロパガンダには乗せられやすいのであるとも指摘された。

中には私でも承知しているような意見もあったが、文在寅大統領が対日戦略を考え直すとは思えないと締め括られていたのは尤もだと思う。それはアメリカのトランプ大統領に軽んじられ、すり寄っていった中国がアメリカとあのような激しい係争中では経済の杖とも柱とも頼む輸出が振るわなくなっていくのは必定だ。それに加えて経済的には益々苦境に立っていくことになるが、そういう財政危機に陥った時に我が国は「通貨スワップ」には応じないだろうと予想された。

Prime Newsが終わった頃には集中して聞いていたことと、日中の酷暑の中で動き回ったことの結果で疲れ果てて、22時前に寝てしまった。矢張り一寸動きすぎると体がついていけないと再認識した次第だった。