新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月6日 その3 スマイルシンデレラとは何事か!

2019-08-06 17:36:18 | コラム
カタカナ語排斥論者が嘆く「スマイルシンデレラ」:

この度の渋野日向子さん素晴らしいの全英女子オープン(British Women’s Open)の優勝を、現地のテレビでの報道振りを伝えた画面では、“Smiling Cinderella”と出ていた。ところがである、こちらの報道では見事なまでに「スマイルシンデレラ」となっていて、例によって例の如く文法無視であり、元の英語とは異なるカタカナ語にしてしまった。現地の英語では“smile”という動詞の進行形が使ってあって形容詞のように使われていたのを、何を考えたのか動詞の原形に戻してしまった。

私にはこのような事をする意味と意図も解らないし、解りたくもない。こういう不見識というか文法無視をする輩がメデイアの何処に巣食っているかが知りたいし、何処の誰にどのような英語を学んできたかも知りたい。念の為の検索してみたところ、APやUKの現地のマスコミ報道も、Japan Timesも皆“Smiling Cinderella”となっていて、私のテレビ画面の見間違いでなかった事を確認出来た。

何度も繰り返して指摘した事で、カタカナ語製造業者は「単数・複数」や「時制の変化」を忘れてみせる無法振りだし「文法無視」の常習犯である。こういう事をするから、それでなくても至らざる我が国の英語教育の足を更に引っ張って、我が国の一般的英語力が向上しないように努めている。誠に怪しからん所業である。

話は変わるが、世の英語教師たちは渋野日向子さんが6日の午後3時半頃に羽田に到着直後の記者会見で素直に「英語が解らなくて」と言っていたが、高校まで6年間も英語を勉強させられていてもこんな事を言わせていた情けない自分たちの教育の成果を恥じるべきだ。このような現象は何も渋野さんだけに限られてことではないし、私には彼女を責める気などは全くないのは言うまでもない事。このような結果はごく当たり前のように起きているのが、我が国の英語教育の困ったところなのだ。

既に繰り返して引用してきた嘗て女性の英語教師がいみじくも暴露した「英語が話せるようになる為に教えていない」という教育法ではあっても、公開の席で「解らない」と言わせてどうするという事だ。私は渋野さんだけの問題ではなく文部科学省が反省すべき問題点であると捉えている。少し大上段に構えて言えば「矢張り英語教育は速やかに考え直すべきではないのか」と言って終わる。


8月6日 その2 19年7月の新宿区の人口

2019-08-06 10:59:29 | コラム
7月には467人の減少で348,141人になった:

6月に続いて2ヶ月連続で人口が減少するとは珍しい事。それでもこれを比率で表せば、対前年同月比では+0.8%で、対前月比では△0.1%の微減だった。思うに、この地区に群を為す日本語学校が年度替わりか夏休みで留学生が帰国でもしたのかも知れない。そういう根拠は外国人が425人も減少して、対前年同期比では△0.3%、対前月比では△1.0%となっていたからである。この減少の国別の内訳は更なる新宿区の発表があるまでは解らないが、私の目には明らかに中国人とイスラム教徒とネパール人が増えているかに見えるのだ。その辺りはこの期に及んでも海外送金の店舗が増えつつある事実は、出稼ぎに来ている者が増えた事の証しだとしか思えないのだ。

先月にも指摘した事だが、は大久保通りと平行する中央病院通りを結ぶ狭い路地には、明らかに外国人が居住していると思わせるアパートが数多く存在している。日本人が住むアパートにはあれほど数多くの洗濯物を干していないものだと思うので、正規の居住者か短期滞在の者たちが暮らしていると推定している。その路地の一つにはシャワールームまで設置されているコインランドリーがあって常に利用者が多いのもその証拠だと判断している。不思議の思えてならないのは、あのアパートに住む異邦人は如何なる手段でこの祖国よりも物価が高い我が国で生活しているのかという点である。

先日、近所のファミリーマートが閉店してしまったが、明らかに大久保通りというか百人町界隈では益々日本人を相手にして商売をしていた店が消えていくのだ。先日も大久保通りの総武線の大久保駅の近くを歩いていて気が付いたのだが、ソフトバンクの携帯電話の店舗が流行り物のタピオカ入りドリンクの店に変わっていた。家内とも語り合ったのだが、こういう商売がどれほど長続きするかだが、日本人それも若い女性の来店が見込める業種はこれくらいのものだけなのかも知れない。

テレビ局は今回の輸出管理手続きの変更のような出来事があると、矢張りKoreatownに出掛けて韓国人の意見を聞いているようだ。だが、その際に必ずと言って良いほど場所を「新大久保」としているが、そういう地名はなくて、何時も私が表記しているように百人町と大久保しかないのだ。新大久保とは目下鋭意増改築中のJR山手線の駅の名称である。面白い現象は総武線(中央線)の大久保駅と新宿区大久保との間に百人町が存在してかなり離れている事実だ。それかあらぬか、工事中の新大久保駅の囲いには大きく「ここは新大久保駅」と「大久保駅は500 m(だったか)北の方角」と掲示板が出ている。女性が群がる「何とかドッグ」とか「チーズタッカルビ」等の韓国料理の店は山手線の内側に多く、大久保方面である、念の為。

参考資料:新宿区広報19年8月5日号



8月5日夜のPrime News

2019-08-06 08:06:41 | コラム
我が国に非はない、誤っているのは:

5日夜は裏番組の野球中継もない事だしPrime Newsを集中して聴けると思っていた。だが、韓国側の代表者が世宗研究所日本研究センター長の陳昌洙氏であると解った途端に、言わば興味半減だった。日本側は武藤正敏大使と産経の黒田勝久氏だった。陳氏は東大大学院から博士号を取得しておられるようで、言うなれば知日派の部類に入るかも知れない。だが、同氏と恵泉女学園大学准教授の李泳采氏と共に骨の髄までというか徹底した反日論者であり、何も昨夜の議題に関するだけではなく常に「我が国には一点の非もなく誤っているのは日本」と堂々と主張するのだ。

昨夜も結論的に言えば、負けない陳氏の強引にして誤解と我田引水的主張に対して、武藤大使と黒田氏が穏やかにその誤認識とこじつけの論理を正している事に終始した感があった。だが、陳氏は頑として譲らず集約すれば「非は日本にあり、安倍首相の韓国苛めは度が過ぎていると一般民衆を怒らせている」との反論を繰り返した。だが、黒田氏にソウルで拡大しつつある反日デモの先頭に立って主導しているのは何時も同じ顔の、それ専業と言っても良い運動家ばかり」と指摘された時には「そこまでご存じでは」と一瞬怯んだが、日本に非がある説は譲らなかった。

武藤大使は他局にも登場する所謂専門家と違って韓国で現実をご覧になって実体をご存じなだけあって、穏やかでも論調鋭く陳氏というか韓国というか文在寅大統領というべきか知らないが「貿易管理の手続きが変わるだけであり、実際に始まった後では『何だ大したことはなかったじゃないか』となるかも知れないのだから、韓国側は現実を直視したら良い」と説得されていた。だが、陳氏は巷間言われている「韓国は我が国よりも歴史的にも上位にあった」との姿勢を堅持して所謂「上から目線」で議論を挑む辺りが印象的だった。

即ち、陳氏と李准教授は韓国そのもので、「我に一点の非もなく、過ちを犯している日本こそが反省すべきだ」とあらゆる案件の根源がそこにあると主張するのだから、我が国と韓国の議論が噛み合う事などは現時点では考えられないと思わせるに十分な、文在寅大統領の表見代理たちの主張である。あれでは武藤大使がいくら現実に目覚めよと諫められても、彼らは韓国の政府やメデイアに向けて「テレビに呼ばれて我が方の正当性を徹底的に主張して武藤大使以下を屈服させた」と報じる事だろう。

余談だが、毎日新聞には今回の輸出管理の変更を愚策と指摘した部長がいたが、陳氏は「安倍総理がホワイト国からの除外を決定したのはやり過ぎ」と非難した。だが、私はこれこそが誤認であると思う。経産省が貿易管理の手続きを変更するに当たって事前に総理の決裁を求めるのだろうか。これは細川昌彦氏が指摘されたように外交マターではなく、経産省が決める事なのではないのかと思いながら聞いていた。これでは私の誤認識だろうか。