新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

8月2日 その2 韓国をホワイト国から外す閣議決定

2019-08-02 14:22:21 | コラム
最早この件について語る事はないが:

閣議決定は順当に為されたと報じられていた。ジムから帰って偶々TBSにチャンネルが合ってしまった「ひるおび」を見たが、既に指摘したようにこの問題は恵俊彰如き知性に欠けた輩に司会させるべき案件ではない。思うに、恵はTBSに「何を言うか」を指示されていたと推理する。だが、2日ほど前の「報道1930」の松原耕二程悪意はないにもせよ、「何が何でもこの決定は宜しくないし、我が国でも韓国向けの輸出が減少し、主として九州の観光地が損害を被って気の毒だ」と思い切り喧伝したい意図が丸見えだった。

「ひるおび」ではボルトン補佐官が我が国にアメリカの駐留軍の費用を現在の5倍にしろと言ったとか、アメリカ(≠トランプ大統領)は我が国と韓国の間を仲裁する気はないようだなどとも言っていた。だがしかし、今朝の産経の阿比留瑠偉の署名記事を読んでいたら、TBSはこんな間抜けな事を言わせなかったかも知れない。彼らは何処まで行っても安倍内閣を悪者にしなければ気が済まない様子だ。そういう目的ならば司会は恵で十分だろう。それでも気が引けたか、トランプ大統領が我が国が70%もの経費を負担している事をご存じではなかったとは指摘して見せたが。

本筋から離れた事ではあるが、近頃元外務省の岡本行夫氏(何と我が高校の13期下で、しかも同じサッカー部のOBでもあった)は何時も何処の局に出てもモガモガと何か言っているだけで切れ味がなかったが、近頃この対韓国問題(と言うか、韓国が売ってきた争い事だろうと思うが)が拗れてくるようになり、トランプ大統領が安保条約破棄を立候補前から唱えておられたと専門家の方々が指摘されるようになってからは、何故か真っ向から「無知で出鱈目なトランプ大統領」と非難し始めたのである。それならそれで、韓国関連の事案でも武藤正敏元大使のように穏やかに歯切れ良く論じて貰いたいものだと思っている。

先ほどの「ひるおび」でも中林早大教授だったかと記憶するが「我が国は韓国とその他の諸外国に向けて今回のホワイト国から外した決定は徴用工問題に対する報復などではなく、判明している限りの韓国の3品目の扱いが世界の安全保障に悪影響を及ぼす危険性ありと判断した上での措置である」と明解に宣言すべきだとの発言があった。将にその通りで、何も外務省のみに任せて置かずに、国を挙げて我が国の閣議決定の正当性と韓国の問題点の広報活動をすべきである。さもないと、韓国の逆宣伝に遭って「日本は意地悪な国」という誤解と誤認識が広まる危険性があると思う。


余り人気がない?私の英語論

2019-08-02 08:16:39 | コラム
英語は易しい言葉を使って:

正直なところ毎回のように予想通りだった事で、昨日の私の英語論はブログでは食い付きが悪かった。何時も思うことだが、私の英語論は我が国の学校教育の英語で育ってこられ、TOEIC等の試験(test)を目指してこられた方々には異論であり「何を言っているのか」と受け止められているのだろうと推察している。もっと正直に言えば「そういう勉強法では本当の意味で海外では支配階層の人たちと意思の疎通は図れないし、ましてや丁々発止といったような議論をするのは難しくなりますよ」と言いたいのだ。

そこで、今回は少し方向を変えて何時も指摘して来た「英語は易しい言葉を沢山使って解りやすく話し且つ書いていこう」という辺りを追って、幾つか例文を和文英訳の形挙げてみようと思う。私は「我が国にはその文化である漢字とその熟語を使って意志を表現する文化があるので、事が英語になるとそこにも同じような熟語のような表現があると思われている方が多く、学校教育で学ばれた豊富な単語の知識を活かして難しい単語(我々はbig wordと呼ぶが)を駆使されて格調高い難しい文章になってしまう傾向がある」と経験上も考えている。

「一寸この~を持っていてよ」
“Hold this ~ for me, a minute. Will you.”で良いと思う。これは日常的な会話の例だ。ここで英語の落とし穴は for me が入っている事で、これを言わないと誰の「~」なのかが明確にならないのが英語の物の考え方だとご承知願いたい。「~」を色々なものに置き換えて使える。“hold”を get に変えて “Get me that ~ over there for me. Thanks.”などという言い方も出来る。これを日本文にすると「一寸そこの~を取ってよ」なのだが、難しく考えると中々英語にしにくいと言われたものだ。

「我が社は必ずその領域に達してみせる」
これはアメリカの同業者の製品が常に我が国で優れた輸入紙として品質の基準になっていたので、我が方は常にそれを追い付き追い越そうと懸命の努力していたものだった。あるその為の品質会議で本部のマネージャーは「そんなに弱気になる。我が社は必ずその領域に達してみせる」と言って全員の士気を鼓舞したものだった。その英語は何と“I am sure we will get there.”だった。日本文から考えると非常に難しい言葉が出てきそうだが、易しい単語ばかり簡単な文章だった。

「一体全体そこで何をやっているんだ」
これは我が国から来られた得意先の地方の工場の方々をアメリカのスーパーにご案内して、液体容器が冷蔵ケースに並んでいる様子を視察していた時に起こった事件?だった。引率者の本部の技師がスーパーの了解を取るまで写真撮影はしないようにと言ったにも拘わらず、問題あるまいとばかりにバシャバシャと始めた。そこに売り場主任がとんできて“What on earth is this happening(going on) here.”と血相変えて怒鳴ったのである。駄目だと言われた事をやってしまったのだ。そこに我が方の技師と店長がやって来て、技師が詫びて事が収まった。

私はこの日本語の例文を英語にして見ろと言われると、それほど簡単ではないと思っている。売り場主任の言い方には所謂難しい単語など一つもないが、“on earth”は慣用句的な言い回して「一体全体」と言うような時に普通に使われている。こういうことを怖い顔で言われると迫力があるので、工場の方々は震え上がっておられた。

「形振り構わずに(突き進む」
これは1975年頃だったか、私が報告書に使いたい表現が思い浮かばす、日系人でワシントン大学(州立だがアメリカ中でも一定の評価がある大学)のMBAであるJ氏に「どう言えば良いか」と教えを乞いにいった。彼の日本語能力は我々以上だったかも知れない。そこで即座にでた言い方が“disregarding whatever criticism to be directed upon ~”だった。「凄いな」と感心した。書きたかった事はこのお陰で“He went ahead disregarding whatever criticism to be directed upon him.”として完成した。

ここには多少難しいかも知れない単語が入ってはいるが「形振り構わず」という日本語の表現の意味を捉えて、瞬時にこう言う英語にしてくれたJ氏の日本語の解釈が凄いと唯々感心したのだった。ここまでで申し上げたかった事は「難しく考えない」と「日本語の意味をキチンと解釈して英語に置き換える訓練をしておこう」と「簡単で易しい中学1年程度の単語の知識を活用しよう」なのである。こういう形の英語の表現を沢山覚えていて、中の言葉を入れ替えれば応用が利く事を忘れないようにしよう。