新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

菅内閣に関する心配事

2020-10-17 09:36:25 | コラム
私が懸念していることは:

私が菅内閣について懸念していることがあるとは既に述べた。それは、昨日の時事通信による世論調査で支持率が51.5%だったこと(確かそれ以前の調査では70%というのも出ていた)でもなければ、日本学術会議が首相の6名の任命拒否に反抗し、野党とマスコミ連合軍の協力と支援の下にかなり激しい内閣批判を展開していることででもない。勿論、昨日菅首相が梶田会長と15分面談されても拒否の理由を語られなかったことで、彼等に今まで以上に痼る材料を与えたことでもない。

私が心配はこれまでの野党とマスコミ連合軍のやり口を見ていると、モリカケ桜と全く同様な手口で菅内閣を「不誠実である」とか「事実を隠蔽する」とか「かくして学問の自由を侵害した」とかに加えて「拒否の理由を正直に述べない」等々を材料として不当に責め立て続け、国会審議の時間を空費させる作戦に出てくるだろう事が容易に想像できる点だ。彼らの究極と言うか最大の狙いは「菅内閣を貶めること」に他ならない。既に彼らの作戦は進行中であり、その成果?が時事の世論調査の51.5%となって現れた。彼等はこれを奇貨として攻め続けるだろうことは想像に難くない。

私は現段階では英語にすれば“I am concerned but not worried yet.”、即ち「気にはかけているが、深刻に心配していない」となるだろう。この日本学術会議の問題点は本日の産経新聞の「月旦」というコラムに酒井充が①の軍事関連の研究停止に始まって⑦までで詳しく論じている。これを読めば学術会議の偏向振りが良く解ると思う。だが、私の認識ではあの諸問題点が彼等の思想・信条であり研究の生き甲斐である以上、彼等に「君等が偏向していることが問題なのだ」と告げても、「偏向してない」と否定するのは明らかだと思っている。言うなれば、この点も心配事のうちなのだ。