新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

秋も深まってきた

2020-10-28 09:14:34 | コラム
早く終わって欲しいと思う事柄:

この南向きのPCの部屋では、気が付けば太陽の位置が下がり始めてきたので、晴天の日はカーテンを閉めないと眩しくてキーボードが良く見えなくなる。秋が深まり冬が迫ってきた証拠だ。今朝4時半の室内の温度が22度だったということは、外気の温度がかなり下がってきたことを意味している。

閑話休題、本題に入ろう。三つほど挙げていきたい。ウイルスの更なる感染の蔓延とインフルエンザのダブルテイームでの襲来も怖いが、それを論じるのは本稿の主旨ではない。

アメリカ大統領選挙:
先ず早く終わって欲しいと思う事柄の中での最大の問題点は、残すところ1週間ほどに迫ったアメリカ大統領選挙である。アメリカにおける反トランプ派の新聞とテレビに依存している我が国のマスコミは何故かトランプ大統領の動向ばかりを伝えて、あの形振り構わぬ“swearword”を駆使してまで非知識階級に訴える獅子吼ばかりを聞かされるのにはもう疲れた。

確かに、必死で再選を目指しておられるトランプ大統領の努力のほどは解るが、バイデン候補の動きをもう少し報じても良くはないかと思ってしまう。それにしても良く解らないのが、トランプ大統領が遊説の為の移動にAir Force Oneを使っておられる点だ。あれは公私混同にはならないのだろか。何れにせよ、大統領選挙は我が国にとっても重大な問題だろうが、過剰な報道荷にはウンザリだ。早く決着が付いて欲しいと思う。

新型コロナウイルス問題:
次は、菅首相が所信表明演説でも最重要課題のように取り上げられた新型コロナウイルスの制圧だ。超後期高齢者としては、安倍内閣が中国からの入国を制限するのがやや遅きに失した為に、現在の感染の状況を招いたと信じている。その為に87年も生きてきた人生の最後の部分がこれほど制約されるのは、誠に不満であり且つ遺憾なのだ。感染が激しくなって以来、山手線ならば一駅、シルバーパスを活かしてバスを乗り継いでも20分ほどの新宿駅西口までを、意を決して出向いたのは2回ほどである。正直に言って基礎疾患を持つ身には感染は恐怖なのだ。

こんな不自由な生活を強いられるのは決して愉快ではない。恐らく、これまでの人生で現在ほ頻繁に手を洗ったことはないだろうし、夏場に息苦しい思いをしてマスクをして外出したこと灘なかっただろう。菅内閣には高齢者がこの不自由な状態から一日も早く脱出出来るように、最善の努力を願いたいものだ。新型コロナウイルスの流行を可及的速やかに終わらせて頂きたいのだ。

日本学術会議の問題:
お仕舞いは、野党が手ぐすね引いていると報道されている臨時国会における「日本学術会議問題」である。野党の連中は枝野を始めとしてテレビに登場する場合以外に、その後尊顔を拝することもないのだ。奇異に感じることは、何であの連中はあれほど非知性的な顔付きなのかという点だ。しかも、彼等は顔付きだけに終わらずに言うことが実に間抜けなので、馬鹿馬鹿しくなる。

確かに学術会議問題は菅内閣を貶めるには絶好の材料だろうし、菅総理が105名だかのリスト見ていなかった発言は不要だったとは思う失態だろう。だが、この件が国会で時間を費やすべき国家の重大事かということ。そんなことばかりを責め立てているのは、国費の無駄遣いだと断じたい。

枝野以下は物事の優先順位をつける能力が、頭から欠如していると言う以外ない。我が国にとっても重大事は携帯電話の値下げでも避妊治療の健保扱いだけではあるまい。世界制覇の野望に燃える帝王である習近平が、我が国に対して何を仕掛けてきているのかを、枝野も志位も知らないはずはあるまい。アメリカの大統領選挙でトランプ大統領かバイデン候補の何れが勝つかは、我が国にとっては学術会議問題よりも遙かに重大である。菅首相がその結果次第でどのような対アメリカ政策を打ち出すかに、彼等は関心はないのかと尋ねてみたい。その点を批判しないマスコミも腑抜けだ。

私は菅首相はもしかして多少以上に中国との間に軋轢を生じるかも知れない「任命拒否」の理由を明らかにされて、この問題に早期に決着をつけて頂きたいのだ。そして、国会を正常に政策を論議する場にして貰いたいのだ。私はこの学術界問題の処理が「菅首相の鼎の軽重を問われる案件」になる危険性を秘めていると危惧している。