新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月2日 その2 菅義偉内閣総理大臣の利益は国家・国民の不利益か

2021-09-02 09:16:48 | コラム
遺憾ながら菅義偉内閣総理大臣には「国家の為」の観念が不十分では:

私はマスコミ報道からだけしか菅義偉内閣総理大臣と二階俊博幹事長が巻き起こしてしまった、現在の我が国にとって誠に不都合な事態を知ることが出来ない。このお二方が何かを発言するか動いてみせる度に、事態は彼らどころか、お国の為にも国民の為にはならない方向に進んでいるようにしか見えない。

既に何度か指摘したが、二階俊博という方が何かを言う度に「党利党略」しか脳裏にないように聞こえるのは、単に80歳を超えられたと言うだけではなく「今時珍しい党人派の政治家の限界なのかな」と思わせるだけでも、二階氏の得(カタカナ語にすれば「メリット」だろうか)にはなっていないと思う。一例を改めてあげておけば、「内閣総理大臣」を自民党の本部に来させたことは「不遜」としか思えないのだ。岸田文雄氏が総裁選に出ると聞くや、首相に「好きなように党幹部の人事をやれ」と言った辺りは「私利私欲」かとすら感じさせられた。

菅義偉内閣総理大臣の発言も不用意に過ぎるようだ。「9月中の解散を検討中」だと言われたのか、誰かに言わせたのか知らないが、こんな事を言えば「岸田文雄氏を蹴落とす作戦」と批判されるくらいも読めなかったのかと言われてしまったではないか。既に「悪足掻き」との風評さえ出てしまったと報じられた。

また、マスコミの報道には「この期に及んで党役員人事や内閣改造をすれば、もしかして総裁選で負けるかも知れない総理・総裁の下に要職に短期間就くことを躊躇う者が出てくる」とまでいうのがあった。「なるほど」と感心して聞いた。またマスコミ辞令では幹事長職に小泉進次郎氏か河野太郎氏かというのがあったが、これなどは菅氏が取り立てて要職に就けた者たちで、他の者たちは辞退するだろうという観測に聞こえた。

このように菅義偉氏の焦りなのか足掻いているだけか知る由もないが、マスコミの連中は最早菅氏に見切りを付けたのではないのかと疑わせるほど、悪い話ばかり書き立てる傾向が顕著だ。だが、私が繰り返し指摘したことは「菅義偉氏と二階俊博氏が企図していることが、真の意味での『お国と国民の為』になるのか」ということだ。産経の阿比留瑠偉氏が指摘していたように「ウイルス対策の成果」だけではなく福島の排水処理案などのように誰も手を出さなかった事案に挑まれた実績等々を、もっと声高に喧伝されても良いのではないのか。

二階俊博幹事長のような党人派に古風な手練手管で困難な事態を打開しようとするのではなく、真っ向から挑まれる姿勢を打ち出されても良かったのではなかろうか。だが、私の感覚では残念ながら陳腐な表現を借りれば「遅かりし由良之助」になりつつあるようにしか見えない。安倍晋三さん、麻生太郎さん。後継の総理大臣を誰にするかをご検討中でしょうか。


「タイガースさん。ご苦労様でした」となってしまうか

2021-09-02 08:24:44 | コラム
矢張りタイガースは危うい:

菅内閣が巻き起こした「モヤモヤ」等々から離れて、少しは気楽な話題を取り上げようと思う。尤も、真子様と小室氏の結婚のような決して軽くはない話題も飛び出したが、当方にはこの件で何か言う考えはない。

昨9月1日の夜は既にジャイアンツに長いこと守ってきた首位の座を明け渡してしまっているタイガースの最後(?)を見守ってやろうかと、ドラゴンズとの試合を見ていた。裏はジャイアンツ対スワローズの1位と3位の競り合いだった。タイガースはそもそも投手が不足しているので、新人ながら何とか頑張ってきた伊藤将司で来た。ドラゴンズはオリックスから売られてきた松葉貴大で、投手戦というか貧打戦の様相だった。何れにせよ、こういう展開の試合は見ている方には余り面白くないという一面もあるのだ。

裏ではジャイアンツが復活を賭けたかのような菅野を使ってきたが、スワローズの高橋という投手も良く投げていたので、一抹の不安(ジャイアンツが勝ってしまう)を感じながら、見ないことにした。そうこうする間に、何とタイガースが2対1とリードした辺りで睡魔に勝てず、寝ることにしてしまった。

そして目が覚めたら、未だ9時過ぎで井岡一翔対ロドリゲス(メキシコ)のタイトルマッチが始まるところだった。だが、これも2ラウンド辺りで寝てしまったらしく、再び目が覚めたら12時過ぎで、結果は今朝の新聞で知った次第。タイガースやジャイアンツについても同様だった。結局はタイガースは0.5ゲーム差で辛うじて2位は守れていた。

だが、菅野がスワローズを1安打に封じてしまったし、ファイターズの中田翔まで加えて選手層を一掃厚くしてしまった状態では、折角オリックスから買ってきた西投手が殆ど頼りにならない不出来では投手陣が手薄すぎるし、強打の新人佐藤輝明がどうやら研究され尽くしてサッパリ打てなくなって代打でしか使えなくなっては、4番だったはずの大山も2割3分台しか打てないので、遺憾ながらこのままズルズルと行ってしまいそうだ。

という訳で「タイガースさん。今シーズンはここまで楽しませてくれて有り難う」と感謝せねばならない時期が迫ってきたようだ。一方のパシフィックリーグでも、吉田正尚と杉本裕太郎の2枚看板だったオリックスバッファローズも、もしかすると「ここまで楽しませてくれて・・・」となりそうな雲行きだ。

全く異なる話題だが、パラリンピックのボッチャの決勝戦を見ていて引き込まれた。杉村英孝君の妙技には本当に感心させられた。テレビの画面からはどういう障害を抱えておられるのか解らないが、あの精密なコントロールの素晴らしさには、何と言って表せば良いのか解らない「感動」をさせて貰えた。