9月10日のPrime Newsでも採り上げられた:
自ら「口八丁手八丁」を認められた、今や再び多くのテレビ局における強力なコメンテーターとなった橋下徹氏は、機会ある毎にこの民主主義の問題点を提起し批判していた。彼が言うことは「対照的だと指摘されるのは彼自身が経験した大阪府知事は直接選挙で選ばれたので、内閣総理大臣よりも直接に物事を決定し、実行できる地位にあるのだ。だが、内閣は議会制民主主義政治であるから、事に当たって総理大臣の意向だけで迅速に決定できないという問題がある」という点だった。簡単に言えば「決定が遅くなるので、機を逸することが多いが宜しくない」との指摘である。
これと全く同じ問題点を昨夜のPrime Newsで、石破茂氏と先崎彰容日本大学危機管理学部教授が提起されていたのが印象的だった。要するに「遅い」のが民主主義のコストだとの論旨だった。ここでは「中国の習近平主席やDPRKの金正恩総書記は『こうしたい』か『こうしよう』と思えば、直ちに部下に命令して実行できるので、時間の空費がないのだ」との指摘であり、「現在のような状況下で何か法改正をして事態に対応したくても国会が閉じられていては、尚更如何ともし難くなるのではないか」との嘆きだった。
先崎教授はこの辺りを民主主義と自由主義とを対比して論じておられたが、石破茂氏はチャーチルの名言「民主主義は最悪の政治形態らしい。ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればの話であるが。」を引用して同調しておられた。即ち、各都道府県の知事の方が動きやすいのだと言いたいようで、確か中国の習近平主席を対極にある例として挙げておられた。
そこで、本9月11日のことだ。午前11時頃に何気なくチャンネルを変えていたところ、MXテレビの京都大学大学院教授・藤井聡氏の「東京ホンマもん教室」になっていた。藤井教授独得の関西弁で、言ってみれば「寄らば斬るぞ」的な論評と時事解説を暫くの間聞いていた。すると、藤井教授も「民主主義政治には時間がかかり過ぎるが問題である」と批判しておられたのだった。そして、素早い決定が出来る指導者としては矢張り習近平主席と金正恩総書記を挙げておられた。要するに「独裁者の方が時間を無駄にしない事が多い」との論法だった。
このように並べ立ててみれば「そんなことは先刻承知だ。今更貴殿に教えられるまでもない」と言われそうだが、未だ総理・総裁に成れる芽を残している石破茂氏が承知しておられるのだったならば、その時が来たら是非とも改革して貰いたいものだと感じたから言うのだ。橋下徹氏などは何年も前から改善を要望していたように記憶する。藤井教授などは内閣参与だったかで官邸におられた方ではないのか。時の総理なり側近に進言できる機会があったのではないのかと思うのだ。MXで言われても、遠吠えでしかないのではと思うのだ。
私は既に立候補を表明されたお三方の中には、この問題点の改革を唱えていた方はおられない気がする。河野太郎氏は規制改革担当ではなかったか。何方かは昨夜のPrime Newsを見ておられたかななどと希望的に考えている。
自ら「口八丁手八丁」を認められた、今や再び多くのテレビ局における強力なコメンテーターとなった橋下徹氏は、機会ある毎にこの民主主義の問題点を提起し批判していた。彼が言うことは「対照的だと指摘されるのは彼自身が経験した大阪府知事は直接選挙で選ばれたので、内閣総理大臣よりも直接に物事を決定し、実行できる地位にあるのだ。だが、内閣は議会制民主主義政治であるから、事に当たって総理大臣の意向だけで迅速に決定できないという問題がある」という点だった。簡単に言えば「決定が遅くなるので、機を逸することが多いが宜しくない」との指摘である。
これと全く同じ問題点を昨夜のPrime Newsで、石破茂氏と先崎彰容日本大学危機管理学部教授が提起されていたのが印象的だった。要するに「遅い」のが民主主義のコストだとの論旨だった。ここでは「中国の習近平主席やDPRKの金正恩総書記は『こうしたい』か『こうしよう』と思えば、直ちに部下に命令して実行できるので、時間の空費がないのだ」との指摘であり、「現在のような状況下で何か法改正をして事態に対応したくても国会が閉じられていては、尚更如何ともし難くなるのではないか」との嘆きだった。
先崎教授はこの辺りを民主主義と自由主義とを対比して論じておられたが、石破茂氏はチャーチルの名言「民主主義は最悪の政治形態らしい。ただし、これまでに試されたすべての形態を別にすればの話であるが。」を引用して同調しておられた。即ち、各都道府県の知事の方が動きやすいのだと言いたいようで、確か中国の習近平主席を対極にある例として挙げておられた。
そこで、本9月11日のことだ。午前11時頃に何気なくチャンネルを変えていたところ、MXテレビの京都大学大学院教授・藤井聡氏の「東京ホンマもん教室」になっていた。藤井教授独得の関西弁で、言ってみれば「寄らば斬るぞ」的な論評と時事解説を暫くの間聞いていた。すると、藤井教授も「民主主義政治には時間がかかり過ぎるが問題である」と批判しておられたのだった。そして、素早い決定が出来る指導者としては矢張り習近平主席と金正恩総書記を挙げておられた。要するに「独裁者の方が時間を無駄にしない事が多い」との論法だった。
このように並べ立ててみれば「そんなことは先刻承知だ。今更貴殿に教えられるまでもない」と言われそうだが、未だ総理・総裁に成れる芽を残している石破茂氏が承知しておられるのだったならば、その時が来たら是非とも改革して貰いたいものだと感じたから言うのだ。橋下徹氏などは何年も前から改善を要望していたように記憶する。藤井教授などは内閣参与だったかで官邸におられた方ではないのか。時の総理なり側近に進言できる機会があったのではないのかと思うのだ。MXで言われても、遠吠えでしかないのではと思うのだ。
私は既に立候補を表明されたお三方の中には、この問題点の改革を唱えていた方はおられない気がする。河野太郎氏は規制改革担当ではなかったか。何方かは昨夜のPrime Newsを見ておられたかななどと希望的に考えている。