大谷翔平に「ホームラン王を取れ」などと無闇に騒ぎ立てるな:
午前中にテレビをNHKのBSに回すと、必ずと言って良いほどLA エンジェルスの試合の中継放映をやっている。だが、事はそれだけには終わらずに「本日の大谷翔平の全打席」を見せてくれる。大谷翔平君がこのようなテレビ中継の録画を見て反省材料にしているかどうかは知らない。だが、もし見ていなくても、あれほど過剰に騒ぎ立てて過大な期待をすれば、有形無形に大谷に圧力をかけてしまうことになりはしないかと、独り密かに案じている。
それでなくとも、当方は「大谷翔平君はオールスターゲームの添え物的だったホームランダービーとやらに出るべきではない」と主張していた。理由も述べてあったが「あのように振り回す打ち方をするのでは、そこまでに効果があった(ホームランを量産できた)折角の打法を崩してしまう結果を招来する危険性が高いと見るから」としてあった。
果たせるかなとは言いたくないが、オールスターゲーム後の大谷のホームラン量産の速度は著しく低下した。私は「そら見たことか」と嘆いている。11日(土)にテレ朝の番組に毎週のように出て大谷を語り褒めちぎっている金村義明ですら「引っ張一本の打法になってしまって、前半戦では片手でも逆方向のレフトスタンドに放り込んだ打ち方が出来なくなっている」と指摘してホームランダービーの悪影響を指摘していた。私もあのレッドソックスのホーム球場で「グリーン・モンスター」の上を軽々と越した打ち方を見ていた。
その後では、エンジェルスの試合の解説をしていた山下大輔(慶応大学出身で横浜にも在籍)も「あのように引っ張るだけの打ち方になったのでは・・・」と、言うなればホームラン王への赤信号を灯して見せた。彼だったか金村だったか記憶は怪しいが「大谷の打率が低いのは、ホームランを狙うバッテイングをしていれば、打率は上がらないもの」と言っていた。私は技術的には尤もな指摘だとは思って聞いたが、彼も含めてマスメディアの空騒ぎが過ぎるので、上述のように大谷に要らざる負担をかけているだけだと思っている。
因みに、誰が指摘したかは覚えていないが、こういう話があった。それは「イチロー君は最多安打やリーデイングヒッターを狙う打撃をしなければ、ホームラン王だって獲得できるかも」だった。
そう言う理由は他でもない事で、大谷の今シーズンのこれまでの働きは「凄すぎる」し「素晴らし過ぎる」のであって「あれ以上の何を望むのか」と言って良いと思う。彼らは103年前だったかのベーブ・ルースの記録を破るのどうのと、ここでも騒ぎ立てる。だが、あの頃の野球の質と現代の科学的且つ合理的な運動選手の鍛え方が進歩した以上、記録的にも大谷とベーブ・ルースを比較することにどれほどの意義があるのかなと思ってしまう。
現実を見れば、アメリカのMajor League Baseballで投手と打者の両方を兼務して(言いたくもなるが「二刀流」って何だ。意味を為していない)軽々と160 kmの速球を投げてくれるだけに止まらず、ホームランだって40本を超えて打って見せたではないか。これ以上彼に何を望むのか。何で数字に拘泥するのか。大谷以外に碌な投手がいなくて、救援投手たちが大谷の勝ち星を幾つ消したか。
ある解説者は「コンペテイターのゲレーロJr.とやらのテイームは、彼に前後に強打者が多くて敬遠する訳に行かず勝負するから、つい打たれてしまうのだ」と言っていた。報道機関の者どもは良く考えてから騒ぎ立てろ。大谷のエンジェルスに彼と並び立つような打者がいるのか。大谷を歩かせれば次打者と勝負しても何の心配もないようなのだ。
大谷がかかる悪条件を背負っていると記者たちはテレビ局が承知していない訳がないだろう。それにも拘わらず「大谷はホームラン王になれるか」というように番組を作り上げて、無邪気な視聴者を誤解させないようにすべきではないのか。視聴率の為には何でも良いとばかりに、大谷を道連れにしようとしているとしか、私には見えない。わたしはもしも大谷がホームラン王を捕獲り損なったらボロ滓のように言われないかと心配しているのだ。彼らマスメディアの連中は我が国から出た希有な人材を大事にしようと肝に銘じていて然るべきだ。
午前中にテレビをNHKのBSに回すと、必ずと言って良いほどLA エンジェルスの試合の中継放映をやっている。だが、事はそれだけには終わらずに「本日の大谷翔平の全打席」を見せてくれる。大谷翔平君がこのようなテレビ中継の録画を見て反省材料にしているかどうかは知らない。だが、もし見ていなくても、あれほど過剰に騒ぎ立てて過大な期待をすれば、有形無形に大谷に圧力をかけてしまうことになりはしないかと、独り密かに案じている。
それでなくとも、当方は「大谷翔平君はオールスターゲームの添え物的だったホームランダービーとやらに出るべきではない」と主張していた。理由も述べてあったが「あのように振り回す打ち方をするのでは、そこまでに効果があった(ホームランを量産できた)折角の打法を崩してしまう結果を招来する危険性が高いと見るから」としてあった。
果たせるかなとは言いたくないが、オールスターゲーム後の大谷のホームラン量産の速度は著しく低下した。私は「そら見たことか」と嘆いている。11日(土)にテレ朝の番組に毎週のように出て大谷を語り褒めちぎっている金村義明ですら「引っ張一本の打法になってしまって、前半戦では片手でも逆方向のレフトスタンドに放り込んだ打ち方が出来なくなっている」と指摘してホームランダービーの悪影響を指摘していた。私もあのレッドソックスのホーム球場で「グリーン・モンスター」の上を軽々と越した打ち方を見ていた。
その後では、エンジェルスの試合の解説をしていた山下大輔(慶応大学出身で横浜にも在籍)も「あのように引っ張るだけの打ち方になったのでは・・・」と、言うなればホームラン王への赤信号を灯して見せた。彼だったか金村だったか記憶は怪しいが「大谷の打率が低いのは、ホームランを狙うバッテイングをしていれば、打率は上がらないもの」と言っていた。私は技術的には尤もな指摘だとは思って聞いたが、彼も含めてマスメディアの空騒ぎが過ぎるので、上述のように大谷に要らざる負担をかけているだけだと思っている。
因みに、誰が指摘したかは覚えていないが、こういう話があった。それは「イチロー君は最多安打やリーデイングヒッターを狙う打撃をしなければ、ホームラン王だって獲得できるかも」だった。
そう言う理由は他でもない事で、大谷の今シーズンのこれまでの働きは「凄すぎる」し「素晴らし過ぎる」のであって「あれ以上の何を望むのか」と言って良いと思う。彼らは103年前だったかのベーブ・ルースの記録を破るのどうのと、ここでも騒ぎ立てる。だが、あの頃の野球の質と現代の科学的且つ合理的な運動選手の鍛え方が進歩した以上、記録的にも大谷とベーブ・ルースを比較することにどれほどの意義があるのかなと思ってしまう。
現実を見れば、アメリカのMajor League Baseballで投手と打者の両方を兼務して(言いたくもなるが「二刀流」って何だ。意味を為していない)軽々と160 kmの速球を投げてくれるだけに止まらず、ホームランだって40本を超えて打って見せたではないか。これ以上彼に何を望むのか。何で数字に拘泥するのか。大谷以外に碌な投手がいなくて、救援投手たちが大谷の勝ち星を幾つ消したか。
ある解説者は「コンペテイターのゲレーロJr.とやらのテイームは、彼に前後に強打者が多くて敬遠する訳に行かず勝負するから、つい打たれてしまうのだ」と言っていた。報道機関の者どもは良く考えてから騒ぎ立てろ。大谷のエンジェルスに彼と並び立つような打者がいるのか。大谷を歩かせれば次打者と勝負しても何の心配もないようなのだ。
大谷がかかる悪条件を背負っていると記者たちはテレビ局が承知していない訳がないだろう。それにも拘わらず「大谷はホームラン王になれるか」というように番組を作り上げて、無邪気な視聴者を誤解させないようにすべきではないのか。視聴率の為には何でも良いとばかりに、大谷を道連れにしようとしているとしか、私には見えない。わたしはもしも大谷がホームラン王を捕獲り損なったらボロ滓のように言われないかと心配しているのだ。彼らマスメディアの連中は我が国から出た希有な人材を大事にしようと肝に銘じていて然るべきだ。