新宿区百人町から歌舞伎町タワーまで歩いてきた:
この部屋の南の方角の真正面にはミラノ座の後に建設中(来年3月に開場とかだ)の「東急歌舞伎町タワー」が見える。昨2日の午後3時過ぎに意を決してそこまで歩いて見た。往復で約6,000歩の距離だった。片道は直線距離では2kmほどになるだろうか。ここから歌舞伎町までは歩くには近いようには見えるが、実際には一寸遠いし交通の便が悪いので、何年も行ってみたことがなかった。昨日はGW休日に入ったことだったし、天候も先ず先ずだったので、運動を兼ねて敢えて歩いて見た次第だった。
意外な発見も多かった。往路はタクシーの運転手さんたちが「新しい道」と呼んでいた西武新宿線と並行している道路を歩いてみた。地番表示では大久保である。「こんなところにまで人が出ていて韓国料理屋まであるのか」と、やや驚かされた好ましくない発展振りだった。正直に言えば「当方の知識不足」だろう。COVID-19の感染を怖れてそこまで出ていっていなかったので、知らなかっただけなのかも知れない。それでも、恐れを知らない若者たちは歌舞伎町を目指しているのだと解った。
もう一つの発見は「韓国勢力は大久保通りの山手線内側に向けての進出をメインにしている(“main”は後に名詞が来る時のみに使う単語だが、カタカナ語は誤用されている)のだ」と思っていたが、このように職安通りに向かって南下も果たしていたのは小さな驚きだった。今や大久保通りでも何処でも滅多に韓国語は聞こえてこないが、彼らはモズレムのようにあちこちを徘徊することなく、店に籠もって商いをしているのだろうかと思わせられた。新宿区の一角では東西南北の方角にアジア化が進んでしまったことを思い知らされたのだった。
他に特記すべき事は「GW休日の中の週日にも拘わらず、これほど多くの人たちがKoreatownと歌舞伎町方面を目指してやって来ている」という点だった。マスク着用の義務を解除している国があるとは申せ、未だオミクロンだかBA.2か知らないが感染は収束した訳ではない。まさか、マスクをしていればOKだとでも勝手に解釈してここまでやってくるのではないとは思うが、悲観論者としては危険ではないのかと思う。家内などは「GWが終わった後には、どれだけ感染者が増えることやら」と今から案じている。
「経済を回す為」を唱えたのは菅前首相だった。岸田現総理はGW休日を控えた訳ではないのだろうが「蔓延等防止何とか措置」を解除してしまった。そのお陰なのだろうが、NPBの野球には満員の観客が押し寄せ、新幹線も航空機も対前年比何倍かの繁盛振りだ。一昨日から感染者の数が漸減傾向にあるのは、連休に入ったからではないのか。東京都か毎日発表する年代別感染者では65歳以上には「重症化の危険がある」と枕詞が付いている。持病がある当方はその65歳を24年も超えてしまった高齢者だ。GWの後ではなく、現在でも怖いのだ。