新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

今週の雑感

2022-07-27 08:49:12 | コラム
一寸気になった話題:

サル痘:
WHOが取り上げて警告を発していたので、マスコミは熱心に連日のように報道していたが、昨日だったかに都内居住者の30歳台でヨーロッパから帰国された方が発症されたというので、俄然我が国においても感染が始まるかと、彼らがこれまでにも増して騒ぎ始めた。その発症された方の性別も国籍も公表されていない意味は不明だが、要警戒だそうだ。

どれほど危険な感染症なのかについての、政府か厚生労働省から公式な見解が発表されていない気がする。マスコミ報道というか、彼らが所謂専門家の意見として伝えていたことから解ったことは「COVIDほどの感染力は無く、発熱やテレビの画面にあったような発疹等の症状は出るが、重症化はしても死者はアフリカ以外では未だ出ていない。天然痘用のワクチンには効果がある」辺りだった。

何れにせよ、その発症者には帰国後に濃厚接触者がおられるのだろうから、感染を予防しようとするのだったならば、もう少し具体的な警戒警報が出された方が良いように思えてならない。だが、現実にはBA.5株による感染が急激に増加しており、保健所はまたまた手一杯の状況だろうし、発熱外来ではとても予約が取れる状況にはないそうだから、サル痘にまで対応し切れていないのかも知れない。面倒な事態になってきた物だと、少し怖れている。

また英語の話題かと言われそうだが「サル痘」の原語は何だろうかと調べてみた。その前に天然痘が“smallpox”というのだから“monkeypox”ではないかと考えていた。結果はそれが正解だった。だが、何故「猿痘」としては宜しくないのだろうか。

女性が選んだNO.1回転寿司:
「魚べい」という回転寿司店のチラシにはそう銘打ってあった。その店舗が何時の間にか新大久保駅前のビルの3階に出ていたのを偶然に発見して、去る19日に試しに行ってみた。そして、昨日も雨中を顧みずに緊急の買い物に家内と出た際に、本降りの雨を避けようとアホなカタカナ語に言う「リピーター」になってみた。

新しい店舗なので内装は綺麗だし、少しだけいる「スタッフ」も丁寧で好感が持てる。だが、食べながらよく考えると、この店は実質的には「回転しない回転寿司」なのだった。即ち、既存の大手である「スシロー」や「くら寿司」と同じであり、我々がタッチパネルで席を選びタブレットで発注する形式なのだが、ここではレール場には何も回転しておらず、注文した寿司だけが音声による案内と共に送られてくるのだった。これでは「機械的なお好み」寿司店ではないかと思った。

殆どの寿司が税込み120円であるのは宜しいかと思う。だが、PCを触ったこともなく、今でも二つ折りの旧式の携帯電話しか持ち合わせがない家内などは、何時の日か単独でこのような携帯のチェーン店での食事が出来なくなるようになってしまうかも知れない。

安倍元総理以来総理大臣が「給料を上げなさい」と懸命に笛を吹かれても経営者たちは一向に踊らないし、プーチンさんの暴挙のためもあって物皆上がり、何かと理屈を付けて年金を減らされる現在であれば、初期投資はかかっても、この回転しない回転寿司のような営業形態に持っていかないと、お客様就中高齢者を惹き付けられない時代になってしまったようだと思いつつ、経済的な昼食を楽しんでいた。

マイナビオールスターの野球:
大量の感染者(=出場辞退者)を出してしまったNPBの野球がどうなるのかとの興味で見ていた。確かに「エッ、そんな選手がオールスターに出てくるのか」と感じた者が(例えば清宮が最後の選ばれし者だったように)現れたが、試合の内容は以前のように「投手と打者たちが予め示し合わせて直球だけしか投げない」であるとか「体の良い遊びで休んでいる状態」のようなことではなく、真剣に野球をやっていたと見ていた。それが証拠に3日前に公式戦で投げた投手が出ていた。

マスコミ報道では「佐々木朗希と村上宗隆の対決が楽しみ」などと煽っていたが、佐々木はずっとベンチで談笑していたかと思えば、三塁のコーチボックスに立っていたりしたのでは、「今日は投げません」と言っていたのと同じだった。看板に偽りありに近いのではないか。

結果的にはパシフィックリーグのサヨナラ勝ちになったのだが、私の閃きでは「あの9回裏でサヨナラ勝ちになるのだが、打順が島内から清宮となるので何かが起きるかも知れない。まさか清宮がホームランを打って決まるとはなるまい」と来ていた。セントラルの投手は森下で2回目になっていたが、球速は150km台だったので、「まさか、清宮が」と見ていた。

だが、2~3回首を振った後で投げた154kmの真っ直ぐを一振りしたら、左中間のスタンドまで届いてしまった。選ばれていたのも不思議だったし、打ったのも「まさか」と思わせられた。勝負というものは解らないのだと思った。