新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

我が代表が東アジアE-1選手権で優勝した

2022-07-28 07:57:39 | コラム
サッカーJリーグ選抜ティームが韓国代表を抑えて優勝した:

久しぶりに殆ど何も批判めいたことは言わないで済む、我が国の代表が韓国代表を圧倒して勝つところを見た。気分爽快だった。兎に角、森保監督率いる我が国の代表のサッカーには魅力を感じていなかったので、登場した選手たちの顔も名前も知らないという、申し訳ないような状態で「何としても勝ってくれ」と期待して観戦していた。

何が何でも良かったことは、彼らJリーグ選抜、じゃなかった日本代表が積極的に果敢に攻め続けた試合振りだった。サッカーはこう来なくちゃいけないのだ。私が忌み嫌う横と後ろへのパス交換も少なかった。そうだからこそ、途中でアナウンサーが「ボールの支配率では韓国の方が高い」と指摘していたのだった。解説の岡田武史氏かアナウンサーだったかが「ここでアピールして、W杯の代表に選ばれたいのだ」と指摘されたが、もし選ばれたら、このような積極性を発揮して欲しいものだ。

彼らの中からは豪快な決定力を見せる者こそ出てこなかったが、キチンとした組み立てで流れの中から綺麗に2点を獲って見せてくれたのも嬉しかった。特に後半の1点目となった藤田がトーキックでふわりと上げたパスを、相馬が果敢に飛び込んでヘデイングで合わせたのは見事だった。3点目に、右側から攻め込んでペナルティーエリアに深く入ってからゴール前に低いセンターリングを蹴り込み、左側から上がってきた者がピッタリ合わせた辺りは美しくさえあった。

我が方の当たり方もまたかなり強くなっていて、何度も何度も韓国選手に勝っていた。これは私として特筆大書したいことで、これまでには我が国の選手たちは時には感情的だと思わせられる韓国選手たちの乱暴な当たりに負けていたのだった。だが、昨夜は話が違っていて「当たって勝つ」のは我が方だったのだ。しかし、一度だけイエローカードになってしまったこともあったが、これも積極性の表現だと見ているので批判するには当たらないと思う。

一方の韓国代表は「これがあの韓国のサッカーか?」と思わせられたほど、組織力も精神力も無く、徒に技巧を駆使してパス回しをして見せただけだったのは意外だった。岡田氏がGKの谷を褒めた見事なセービングが一度あっただけで、我が方のデイフェンスは殆ど韓国に「形」を作らせていなかったのも良かった。彼らは敗色濃厚となってから、彼らの特技である反則に取られる汚い当たり方をし始めたが、「時既に遅し」だった。

「滅多にないことで褒めてばかりいるではないか」と言われるかも知れない。だが、私だって貶すばかりが能じゃないので、何時でも良いところは解っているのだ。だが、解説者は身内の問題点は指摘しにくいだろうと解っているので、敢えて辛口にしているのだ。その気になって見ていれば、本稿のような書き方になるのだ。それに、韓国代表を圧倒して勝ったことを「気分良し」としているのは、私だけではないと思うのだ。