新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月26日 その2 アメリカのガソリン価格

2022-06-26 10:31:30 | コラム
非常に高くなったのだとか:

SM氏からカリフォルニア州の相場を下記のように知らせてきた。因みに、私の元同僚が知らせてくれたワシントン州南部では、満タンの17ガロンで約$100だっだそうだから、ガロン換算では$5.88で下記の全国平均よりも高く、カリフォルニア州の相場を下回っていた。

ガソリン価格は当地では$6.50/ gallonくらいで$5.00前後の全国平均に比べ非常に高いです。

このようなアメリカ国内の価格を円換算してみるのも良いのだが、この場合には為替レートの変動が大きく影響するので、正確な比較にはならないように思われる。1ガロンは3.785リッターとして試算してみよう。諸賢の何かのご参考になれば幸甚である。

先ず、ワシントン州の場合では1$=\135とすると、リッター当たりは¥209となって(私は詳しい国内の相場は知らないが、¥160台だと思うので)非常に高い。これでは¥130にしてもリッター当たりは¥201と高い。¥100とすれば\155で、少し割安感が出てくる。

カリフォルニア州の場合は\135だと、リッター当たりが¥231.80となって日本の価格よりも非常に高い。仮に¥100としても¥171でしかない。SM氏が言う全国平均でも為替が¥135であればリッター当たり¥178.30で先ず先ずのように思える。これが嘗てのように¥100と強くなれば\132.10で「アメリカではガソリンが安いな」という声になるだろう。

何分にも、私はこれまでの人生で自動車を持ったことも運転免許を取ったこともないので、自動車に関してはPCよりも遙かにリテラシーが低い。故に、アメリカの相場と比較すべき国内の価格は、偶に前を通過するGSの掲示をチラと見るだけなので、¥160台だったかなと思う程度である。


2022年5月の新宿区の人口

2022-06-26 08:11:12 | コラム
2022年5月の新宿区の人口は前月比4,298人増加で345,175人だった:

始めにお断りしておくことは、6月には広報への人口の記載が従来の当月の5日号から25日号に変更されたので、統計に多少計算が合わないところが出てきている点だがあるのだ。広報には6月1日の時点での人口が掲載されたので、本稿ではそれを5月の人口として計算する次第だ。

東京都新宿区の22年5月の人口は+4,298人と大幅な増加に転じて345,175人となっていた。日本人は203人の増加で307,925人となった。一方の外国人は一気に4,095人の増加で37,250人となった。この結果で外国人が区全体の人口に占める比率は10.8%と、前月の9.7%よりも1.1%も上昇していた。因みに、3月は9.8%だった。

大久保通りを山手線の内側と外側を歩いて見たときの感覚では、外国人がそれほど増えたとは感じない。だが、確かに日本語学校を出入りする若者の数は増えてきている。彼らが4,000人も増えた外国人の主流を為しているのだろうか。また、4月のラマダンが終了したせいか、イスラム横丁での活気が戻り、違法駐車も復活した気配だ。

大久保通りの山手線内側のKoreatownの活況は衰えるところを知らない様子だ。相変わらず老若の女性たちで賑わっている。その連中が韓国への観光旅行が再開されれば少しは減るのだろうか。その動向に注目しようとも思わないが。

外国人の住民登録が増えたと聞いて思う事がある。それは「何故、イスラム教徒その他のアジアの諸国からの人たちは百人町/大久保通の周辺に集中的に現れるのだろう」との疑問なのだ。先日、区役所の広報の担当者に訊いてみたが、そこまでの事は把握できていなかったし、この街の現状(惨状?)にも精通していなかった。一寸残念だった。

参考資料:新宿区広報 6月25日号

6月25日 その2 ウクライナという国は

2022-06-25 14:34:55 | コラム
汚職国家だとは:

私は既に「ロシアは悪の権化のような国で、一方のウクライナには一点の曇りもない100%清廉潔白な国であるが如きマスコミ(新聞とテレビのことだが)報道を鵜呑みにして良いのか」と論じてきた。見方を変えれば、これまでにこの国には殆ど関心がなく、精々中国に遼寧となった空母を売った国で、愚息の知人のロシア人だと思っていた女性がウクライナ人だったことと、英語表記ではUkraineと書いて「ユークレイン」と発音することくらいしか知らなかった。

ロシアの侵攻があって初めて、「過剰な」とでも言いたい報道が連日連夜あって色々と知り得たのだが、マスコミ報道のように何らの瑕疵もない国などあるものだろうかという疑念もあった。尤も、日頃から批判しているマスコミは、如何なる事で詳細に裏表を承知しているのだが、現実に報道することの内容は当たり障りがない話ばかりだとは解っていた積リだ。

だから、週刊文春には一寸辟易させられるが、週刊新潮が書くことと、テレビと新聞の報道を照らし合わせてみれば、この辺りが真相なのだろうと思われることが浮かび上がってくると考えていた。だが、新聞もどれを読んでいるかで、本当の姿が見えてこない場合あると思っている。

そこに、ウクライナについて、本日の産経新聞にウクライナを研究しておられるとある神戸学院大学の岡部芳彦教授が「瑕疵がある」旨を指摘される「一歩前進も汚職対策が鍵」との見出しで、EU候補国入りに関する問題点を表明しておられた。初めて「ウクライナは瑕疵物件だった」と学習できたのだった。その寄稿から関連する記述を引用してみよう。

>引用開始
EU加盟には法の支配や人権など多くの項目でEU基準をクリアする必要がある。ウクライナ加盟に向けて国内法や規制を変更してきたが、それでも候補国になれていなかったのが実情だ。(筆者注:加盟するのが当然なのかと思わせる報道があったような気がするが)

新興財閥(オリガルヒ)が政権と癒着する、裁判官や検察官の試験に賄賂で合格する。大学教授が授業の単位を金で売るなど、ウクライナは有数の汚職国家と言われてきた。親露派政権が倒れてクリミア半島が占領された2014年以降、国家汚職対策局を新設するなど汚職排除に努めたが、いまだになくならない。(以下略)
<引用終わる

通俗的な言い方で申し訳ないが「へー、勉強不足で知らなかった事ばっかりじゃん」なのだった。最も信頼して良いと評価している産経新聞だからここまで載せたのか、産経でもこの程度で岡部教授の筆の力を借りたのか俄に判断出来ない。だが、これくらいのことをもっと早い時点で採り上げておいても良かったのではないのだろうか。それとも、「それは貴殿が不勉強だっただけだよ」と切り捨てられてしまうのだろうか。


「野球はモメンタムの競技だ」とあらためて痛感

2022-06-25 08:07:34 | コラム
24日夜のスワローズ対ジャイアンツの試合から:

ジャイアンツの余りの負けっぷりに、心ならずも2日続けて野球を論じることにした。即ち、今日取り上げないと「くさる」話題なのだ。

スポニチのネット版だかでは「ジャイアンツの歴史的惨敗」と銘打っていたが、私はそれもそうだが監督とコーチの無為無策というか、指導力の欠如を問題にした方が良いかと思っている。詳細は別途述べるとして、先ず思い浮かんだことが故篠竹幹夫日本大学フェニックス監督は「練習試合でどんな大学を相手にしても、常に一軍選手を使って全力で臨み、完膚なきまでに叩きのめして『二度とフェニックスと争うまい』と思わせることが肝腎だ」と言っておられたのを思い出した。

スワローズは2位のジャイアンツを19安打で16点と叩きのめしていたのだった。高津監督が何処まで篠竹式を意識していたかは知らないが「もう良いじゃないか」と思わせてくれたほど、ジャイアンツが出してくる投手たちを打ちまくった。実は、私は前夜にドラゴンズを相手に14安打、10得点と打ちまくっていたので、私の持論である「10本以上も打った翌日は打線が沈黙する」ので、昨夜の出来が不安だったのだ。

所が、案ずるよりは何とかで、1回に菅野から中村悠平のホームランもあって4点を取って得たモメンタムが止まらなくなって「あれよ。あれよ」と言う間に16点まで取ってしまった。中村と村上が2本ずつホームランを打ったのが目立つだろうが、私は解説の江本孟紀が指摘していた山田哲人が3安打で3打点だった復調の方が重要だと見ていた。山田は「ここぞ」という場面で打てないのが特徴だが、昨夜は3回も適時打を見せていたのだった。

しかし、あそこまで打てば、今夜の出来がまた気になってしまう。スワローズは昨年日本シリーズを取ったので、勝ち方を知っている者たちが多いのは良いことだとは思う。だが、ショートストップに抜擢されている長岡は未だプロ3年目だし、1シーズンを通して試合に出ていた経験がない。これから猛暑と言われる夏場をどうやって乗り切るかが課題だろう。外野の山崎にも同様な懸念がある。高齢の青木に何時までも依存している訳には行くまい。

でも、ジャイアンツを11ゲームも引き離したのには驚きを禁じ得ない。スワローズがこの儘モメンタムを維持しきれるとまでは見ていないのだが、追いかけるジャイアンツがあの体たらくだし、タイガースもカープも負け越しの状態ではジャイアンツに追い付くどころか、3位だった怪しいテイーム状態だと思う。

問題はジャイアンツだ。私は以前から「原辰徳は名監督でも何でもない」と酷評してきた。昨夜の無残な試合ぶりを見れば、その感が益々濃厚になった。彼は球団が金に飽かして他球団のFAの古手を購入してきて「余所にはない厚い選手層」を与えられているのだから、優勝して当たり前なのだった。それが、ここ数年は見ていられない惨状で、昨年はタイガースに次いで3位だったのである。

特に、私が「残念ながら良い投手だ」と褒めた菅野智之を殆ど潰してしまう使い方をしていた。昨夜も、私ならば1回に4点も取られたところで思いきって引っ込めていただろう。その後に当日に二軍から上げてきた櫻井を使った辺りは、投手コーチたちの無能振りには笑うしかなかった。彼らがやるべきだったことは「キチンとした投手を出して、スワローズのモメンタムを潰しにかかること」だったはずだ。

我が国では「キャッチャーのリードの良し悪し」を言いたがる。その点から見れば、私はジャイアンツの大城と小林が駄目だから、負け試合が多くなるのだと見ている。ダルビッシュはMLBに行って「アメリカでは気の毒なくらいキャッチャーのリードは云々されていない」とbaseballと野球の違いを指摘していた。あの両名が何人の外国人投手を育てることに貢献したか、していなかっただろう。同時に、宮本前コーチと桑田に反省を求めたくなる。

しかしながら、ジャイアンツは12安打で岡本のホームランもあって6点を取っていた。投手たちがまともにスワローズの打者を抑えていれば、勝てたかも知れない出来だ。今夜にはスワローズが昨夜の打ち過ぎ疲れでモメンタムを失ってしまうことにでも期待しなければなるまい。そこまで注意していないが、今夜はテイームの勝ち頭・戸郷を使うのだろうから、何とかしないと自力優勝が消えてしまうのだそうだ。


セントラルリーグの野球観戦記

2022-06-24 15:12:39 | コラム
日テレはジャイアンツばかり中継放映するのでね:

23日の夜は久しぶりにNPBの野球だけを見ていた。私はジャイアンツが好みではないので、DeNAとの対戦を敢えて避けて、専らタイガースとカープの試合を見ていた。残念ながら、2位にジャイアンツを9ゲームも引き離しているスワローズのドラゴンズとの試合は中継されていなかった。日テレが毎晩のようにジャイアンツの試合を中継しては「解説者たちも気を遣わねばならないから大変だろうな」と要らないことに気を遣っている。

阪神タイガース:
タイガースはビリから何とか立ち直って、一度は3位にまで上がってきた。だが、私の見るところでは未だに投・攻・守・走の全部が噛み合っておらず、苦境から脱出し切れていないようだった。それは折角中野、島田、近本と3人の左打ちで攻・守・走等全てが備わった者たちを1番から3番まで並べても、肝腎の大砲である佐藤輝と大山が弱点を突かれて無為に終わったので、初回の2点以降沈黙してしまった。

投手の方では青柳と秋山は良いのだが、西勇輝は「終わった感」が濃厚で、西純矢は未だ将来に期待程度に止まっている。そこで、ウイルカーソンやガンケル等の輸入した連中依存になるので不安定だ。矢野監督が梅野捕手を干しにかかっている選手起用も私には解りにくい。あの様子では、弱り気味のジャイアンツを追いかけて3位を目指すのには未だ未だ苦労するだろう。

広島カープ:
苦難のシーズンだと思って見ている。解説者たちが言うように、アメリカに出て行ってしまった鈴木誠也の後を埋め切れていないだけではなく、鈴木が大砲だとして比べれば、拳銃のような西川が故障欠場されては辛いだろう。私はMLBから打者を連れてきても、我が国の投手たちが精密なコントロールで欠陥を攻めていく投球術には容易に対応できないと認識している。しかも、baseballから野球の世界に飛び込むのだから、文化の違いに悩むだけだ。

カープでは、昨夜も解説の和田が「もっと伸びるはずの素材だ」と褒めていた坂倉将吾に注目している。それは、彼が日大三高の出身者である点に注目しているからだ。この学校は野球界以外では、フットボールの分野にも数多くの一流の素材を数多く送り込んでいるからだ。彼らは一様に体格と身体能力に優れ、何処まで伸びるかと期待されるのだ。だが、何故かタイガースの高山俊のように1年目だけの大活躍で後は鳴かず飛ばずになってしまう傾向が見えるのだ。

私は坂倉が補欠の捕手の頃から「ある程度はいける人材かな」という程度の評価はしていた。広島の首脳陣もそれが解っていたようで、今では三塁や一塁で使っていて、捕手は副業の如きだ。昨夜も一時は打率が3割台に達していたので、鈴木誠也の穴埋めの域に迫るところまでいけるのかなと思ってみていた。心配な点は他の日大三高の出身者のような尻すぼみに終わりはしないかという点なのだ。お疑いの向きは選手名鑑で他の三高出身者の近況をご覧下さい。

広島の苦しさは投手陣で森下と野村がなりを潜めてしまったかのようである点と、大瀬良と九里が孤軍奮闘になっている辺りだろう。私は矢張り今日の衰退はジャイアンツに身売りした悪人・丸佳浩の所為であると決めつけたい。あれ以来、田中広輔が沈んでしまって再浮上しないし、野間その他が育っていないではないか。何時までも松山が代打に出てくるような層の薄さも気になる、昨夜も和田は栗林の三連投を避けたいと言っていたのに、使って近本に打たれてしまった。

ジャイアンツ:
先ずは原監督の投手起用に疑問を感じた。昨夜も有望新人だった赤星投手がホームランも含めて5失点と打たれまくっていたにも拘わらず変えなかった。彼は先頃も滅多打ちに遭っていた赤星を続投させていた。「ライオンは子供を崖から云々」という言い慣わしがあるが、あの放置した使い方には悪意すら感じた。

原監督は毛嫌いしていると報じられていた1億円も払っている井納を一昨夜起用して、四球を与えた途端に交替させた。首尾一貫していない起用法だ。こんな事をしている上に、ホームランだけは沢山打つが打率が2割5分にも満たない岡本和真に4番を打たせているから、現在のようになるのだ。岡本の競争相手であるはずのスワローズの村上は、チャンと3割を打っている4番打者だ。比較してみよ。

ジャイアンツ嫌いとしては何時までも中嶋如きMLB崩れに頼るのではなく、中田翔を在籍させるのではなく、今季は諦めて若手の養成を心がけるべきだと言ってやりたい。増田陸だって育成から引き上げたら打っていたじゃないか。

DeNA:
この球団は監督を替えない限り良くならないと見ている。その点は、嘗て「喝」の時間で張本勲が「三浦大輔は野球を知っているのか」とゲスト(誰だったかは失念)に真顔で尋ねていたのが非常に印象的だった。いみじくも、張本勲はDeNAの駄目振りを予告していたのだった。この辺りは何時か別の機会に論じてみたいが、兎に角この球団は野球の質が「雑」なのである。

中日ドラゴンズは、根尾を投手に使おうとするような考えでは、論評の限りではないような状態だから割愛する。私はマスコミが高校時代の根尾君を賞賛していたときに「プロには向いていない素材であり、過剰な期待は禁物」と酷評してあった。