新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

佐々木麟太郎君にまた驚かされた

2024-02-21 06:40:49 | コラム
2年経ったらプロのドラフトに・・・:

今朝程は他にも取り上げたい話題があったが、佐々木麟太郎君が単独でテレビに登場したのを見て気が変わって、取り急ぎこの件を取り上げることにした。

佐々木君が堂々とテレビ(なのだろう)のインタビューで抱負を語っていた。「スタンフォードのような有名な大学に進学して野球を続けられるとは光栄だと思っている」までは良かったが「2年経ってMLBでもNPBでもドラフトにかかれば云々」とまで言ったのには唖然とさせられた。

それは「スタンフォードほどの大学に全額奨学資金で入学する恩典(だと思うが)を与えられても、なおプロに行く準備段階のようなことを言うとは」と驚かされたという意味。この大胆さというか無邪気さには何と言って良いかと困惑させられた。

彼は「勉強が大変であるとは承知している」とも認めていたが、実際に入学してみれば、どれ程の負担になるかは解ると思う。さらに続報があって、彼は5大学に色々な方法で接触して進学先を決めようとしていたそうだが、誰がそういう作業の援助をして、大学当局と交渉したのかにも大いなる興味を感じた。また、進学するに当たってアメリカの大学と折衝してから選ぶという方式だったとは、あらためて感心させられた。

9月までには未だ間もあることだし「万全の備えをして」と言うか、心技体の態勢を遺憾なく整えて進学し、勉学に励み、野球の練習等々にも集中して、立派に学士(BA)になってからでも遅くないから、プロの野球選手になってくれれば良いのだがと思う。


岸田文雄総理批判に疲れた

2024-02-20 07:56:24 | コラム
毎日新聞の世論調査では支持率が14%に:

昨夜のPrime Newsでは朝日新聞の「ゼネラルエデイター補佐」という一風変わった肩書きの林尚行だったかが「岸田総理が次々に繰り出される手段を見れば猛烈な政権維持への対策以外の何物でもない」と決めつけていた。当方は岸田総理の形振り構わぬ政権への執着振りを既に指摘してあったが、朝日新聞の人に言われたくないと言いたい。だが、大筋でその通りだと思っている。

そこで思い当たったことがあった。それは、先週だったかにジムのサロンで見出しだけ読んだトランプ氏の態度はThe New York Timesにあった“Trump 1st, Putin 2nd, America
3rd“だった。この論法を岸田総理の場合に当て嵌めてみれば「岸田第一、内閣第二、岸田派第三」辺りであって、民主主義の民主の名を冠した政党の党首でありながら、何処にも「民の為」の優先度が見当たらないのだ。

現に、本日の渡部亮次郎氏主宰のメルマガ「頂門の一針」に北野幸伯氏が下記のように指摘しておられた、総理の増税一本槍の如き姿勢には、一般の方々は好感を持たなかったのだろうと思わせられた。

>岸田さん増税メニュー
・社会保険料値上げ
・退職金課税値上げ
・国民年金の納付期間を60歳から65歳に延長?
・消費税率を15%に?
・走行距離税導入検討
・防衛増税(法人税、所得税、たばこ税値上げ)
・森林環境税 

以前にPresident誌から引用して、飯島勲氏が「岸田総理はやるべき事をチャンと成し遂げておられる」には一理があると論じた。だが、私は繰り返して「岸田内閣では国民の生活が少しでも楽になるような施策を講じた形跡はなかった」と非難してきた。例えば、目下盛山文科大臣への不信任案が提起されている旧統一教会の問題などは、この会が廃止させられても、民の竈が賑わう事にはならないのだ。政倫審に疑惑の51人が出席しても、そのお陰で景気が良くなることなどあり得ないのではないか。

確かに昨夜の牧原秀樹衆議院議員、山井和則立憲民主党衆議院議員、林尚行ゼネラルエデイター補佐の討論では、支持率が低下する一方で不支持率が有史以来(?)の70%超という不人気振りと、頭脳明晰あろうはずのニューヨーク州弁護士(何処かで聞いたような資格だ!)の訥々たる語り口で、牧原氏は何が言いたいのか不鮮明な総理と自党擁護の弁を聞いていると、司会の反町は岸田総理を庇い立てしたくて牧原氏を頻繁に使うのかと食傷気味だ。

山井和則は予算委員会でも総理を責め立てていたし、昨夜も予算委員会での「ゼロ回答」と呼ぶに至った岸田総理が絶妙のつもりだろう「事の核心を外した意味不明の答弁」を聞かされると、ウンザリではある。だが、私はこのような岸田総理の答弁を聞いていると「この方は非常に頭脳明晰で巧妙な作戦を立てる能力の保持者であり、野党議員如きに絶対に負けはしないし、言質を取られるような真似はしない高い能力の持ち主だ」と思わせられている。

あの「結果が不鮮明なアンケート調査」や「安倍派潰し作戦に二階派も巻き込む作戦」や「政治刷新本部と称して、自由民主党を更地にしてしまう手法」等々を見れば明らかなことがある。それは「民の竈」などは第4番目よりも低い優先度としか思えないこと。

だが、それでも自ら「俺、総理じゃん」と側近に言われたように、見事に岸田文雄政権維持への布石になっているとしか思えないのだ。その結果が毎日では14%、FNNでは22%の支持率ではないのか。

DPRKの金与正が何となく我が国に歩み寄るようにも解釈できかねない声明を発した。その先には「やると言うだけで、金正恩との会談すら何らの見通しが立っていない拉致被害者たちの奪還」がある。是非とも実現してほしい事案だ。だが、仮令これが実現したとしても、増税の補填にはならないと危惧する。マスメデイアはあの「本年6月頃になるかと報じた、かの4万円の所得減税のその後」を知らせてくれていない気がする。

事ここに至れば、私は岸田総理批判や非難などは好い加減に手控えて、黙って岸田総理が何処まで政権維持への飽くなき努力を続けられて、4月だったかにバイデン大統領に会いに行けるまでの十分な体制を整えられるかを熟視することにしようと思うのだ。それにしても、多くの国民は「岸田総理批判疲れ」状態になってきたのはないのかな。

「時代の変化」を感じさせられた競技だった

2024-02-19 07:36:41 | コラム
「ブレイキン」全日本選手権を観戦して思う事:

昨18日と一昨日だったか、続け様にブレイキン(breaking)にチャンネルが合ってしまった。当方はこのオリンピック種目に採用された競技(らしい)には先入観があったので、全日本選手権とやらをNHKホールで開催し、地上波で流していたのが直ちには理解できなかった。という次第で、先入観から述べておこう。

それは1991年のことだった。本部に出張した際にサンフランシスコにも某商社の駐在員との情報交換に出かけた。宿泊は毎度のことで波止場にも近いハイヤット・リージェンシーだった。午後に出先から戻るとホテルの裏手に当たる広場に人だかりが出来ていて、中央でアフリカ系の少年が飛んだり跳ねたり踊ったりの中で、頭を軸にして逆立ちしてグルグル回る離れ業を見せて拍手喝采。そこに置いてあった帽子に投げ銭が飛んでいた。

「なる程。あの連中はこういう演技をして見せては、小遣い稼ぎをして見せているのか」と勝手に決めつけて納得しながら、暫時眺めていた。それにしてもこれ程の凄い動きが出来るとは偉いなと思って、その辺にいた人に「一体全体、これは何ですか」と尋ねると、確か“break dance”と教えられた記憶があった。要するに「あのような階層に属する者たちが創り出した一種の生活手段かな」と解釈した。これが先入観である。

それ以来、パリ・オリンピックで採用されると聞くまでは、偶にこういうことをやって見せる若者がいるようだとは、テレビのニュースなどで承知していた。だが、正直なところ「あのような階層にある者たちの遊戯を真似するとは」と嘆きたい気分だった。しかも、その遊戯があっという間に普及してオリンピック種目に採用されるまでになるとは、とても思いが及ばなかった。

そこで、その演技というか競技である。最初に見たのはShigekix(「シゲキックス」と読ませるのだそうだが、私には「シジェキックス」だ)が世界選手権だったかで2位になる場面。何故1位なのか判断など出来る代物ではなかったが、人体を善くもここまで動かせるものだと感心させられていた。だが、「ルール」などは知らないので、何故対戦相手が演技中でも周囲をうろついているのはおかしくないのかなと感じた程度。

因みにShigekixとは「ダンサー名」で、本名は半井重幸(ナカライシゲユキ)で22歳だとWikipediaにあった。世界ランキング1位であるようだ。これで生活できる程賞金が取れるのかなと、余計なお世話の心配もしていた。

そして、昨日の全日本選手権。これも知らずにチャンネルを合わせて、男女とも優勝者が決まるまで見てしまった。人体の限界にまで挑んでいる動きなのか、激しい訓練の成果かは俄に判断できなかったし、二人の演技者の優劣の差は主観で決めているのではないのかなと感じていた。途中で、彼等の激しい動きには時折何か既視感があったので懸命に思い出せば、体操の床運動の遙か先の延長線上にあるのかも知れないと思い当たった。

この競技と言い、スケートボードと言い、オリンピック種目に新規に採用されてきた競技は、筋力や体力が充分に出来上がっていない10歳代の若年層の、どちらかと言えば体重が軽い者が有利であるように思えてならなかった。同時に、このような何処かで発生した「個人が覇を競う種目」がオリンピックに採用されてくるとは「時代かな」と見ている。

そして、「和を以て貴しと為す」はずの我が日本民族は中々団体競技では「金メダル」とやらに到達しないにも拘わらず、個人種目では常に世界の先頭に立っているのは興味深い現象だと思うのだ。一連の新規採用の競技には、何故か大柄で見るからに身体能力が高そうなヨーロッパやアメリカ等の国から強豪の選手が出てこない。何故だろう。


我が国に外国人の流入が増加しつつある

2024-02-18 07:58:09 | コラム
この傾向が好ましいか否かは疑問に思う:

産経新聞が総務省発表の統計として「外国人の増加が対前年比で2.4倍の9,796人だった」ことを取り上げていた。私は我が国に入ってくる外国人の増加傾向は決して好ましい事態ではないという、自分から言うが、「偏見」と非難されそうな考え方をしている。そういう理由は「ここ新宿区百人町/大久保という今や特殊と言っても誤りではない地区に36年も住み続けて、その人口の分布の変化を見続けてきたからこそ言えるのだ。

これまでに何度何度も繰り返して毎月指摘してきたことで「世界の20ヶ国を歩いて見聞してきたからこそ言えるので、この界隈程何処の国からやってきたのかも識別不可能な老若男女の異邦人が大手を振って何らの警戒心もなく歩き回っている国など、ついぞ見かけなかった」のである。さらに「高齢の年金生活者が困窮しているとテレビが報じる国で、彼等がどうやって生計を立てる手段を見出しているのか」と、「奇異の感」にとらわれている。

次に言いたい事は「一部の報道にあるような埼玉県川口市におけるクルド人(Kurdish、及びKurd)たちの近隣の人たちを悩ます騒ぎ方や、方々に出現している「XX国人街」におけるやりたい放題や刑事犯罪が、ここ新宿区では未だ発生していないのは不思議というか奇跡に近いのでは」なのだ。あれほど世界各地で騒動を起こしているイスラム原理主義者の国から、この界隈にはハラルフード店にモズレムが毎日群れを為して殺到しているにも拘わらず。

一昨日も、彼等イスラム教徒の屈強の若者たち10数名群れを為して、狭い路地であるイスラム横町で、我々の歩行を妨げて声高に談笑していた。彼等が我が国の交通法規を無視しているこの状況も、誇張して言えば「珍しいことでも何でもない。彼等には喫茶店にでも入って語り合う習慣がない」ようだから。その時は荷物も抱えていたので英語で「交通の邪魔をするな。道を空けろ」と怒鳴ってやった。素直に応じて退いた。

だが、その後で聞こえよがしに英語で「日本人が英語で退けと言った」と騒いでいた。恐らくバングラデシュかパキスタンの者たちのようだったが、私は彼等イスラム教国の連中の多くが英語は話せるし理解する能力があると、経験からも承知している。多くのネパール人たちも同様だ。

聞けば、アメリカではバイデン政権下では、合法/非合法の者たちが南アメリカの諸国から雪崩の如くにカリフォルニア州に流れ込んできた結果かも知れない。ロスアンジェレスやサンフランシスコ等の大都市の治安がより一層悪化してきた由だ。余計なことかも知れないが、この辺りはトランプ政権時代との大きな違いのようだ。言いたい事は「彼等の流入を許せば、こういうことになる」のであって、我が国にもそういう危ない状態がやってこないという保証はないという点だ。

しかしながら、我が国では人手不足というか労働力となる年齢層の人口が極端に少ない状態では、外国人に依存せねばならなくなってしまったのは明らかだ。昨年から何度か「湯治」に訪れた熱海のホテルでは、あらゆる部署で若き外国人の男女に依存していた。寧ろ、彼等の存在無くしては、観光業界は成り立たないだろうと思わせられた。この分野ではスーパーやコンビニや料理店のようにタブレットで注文するとか、セルフレジで支払うような合理化?はできないのだろう。

最後にとっておきの私の持論を展開しておきたい。それは「我が国(あるいは「自国以外に」でも良いか)に活路を求めてやってくる(押し寄せてくる?)者どもは食い詰め者か、自国を見切ってしまった連中であり、我が国にいくらかでも貢献しようなどという殊勝な考え方は微塵も持っていない」という動かしようがない事実」である。私がズーッと使ってきた表現は「彼等は我が国の外国人に対する寛容さ(甘さ)に付け込んで食い物にしようとしているのかも知れない」である。

私は「政治家や官僚の方たちは多忙すぎて現実をつぶさに視察する時間が無いのか、あるいは実務の経験に乏しかったのか、あるいはその両方かで机上の空論的にしか事態を認識できていないのだ。だから、何とか訓練生などと称して近隣の諸国から「働き手」を請じ入れては冷遇して逃亡されて、不法滞在者を出してしまう結果を招いていると疑っている。

嘗てはこの界隈では警察か入管の係が知らないが、頻繁に道行く外国人に「外国人登録証を」などと職務質問をかけていたし、手荷物検査をしていた。今では異邦人の方が90%超としか思えない大混雑の街となってしまったのでは、そんな職務質問は無用であろう。新宿区ですら34万人の人口の12%が外国人というのが正式の統計だが、大久保通りを一歩でも歩いてみれば「12%とは我々日本人の事では」と感じること請け合いだ。

誰が、何をどのように考えて、どのような策を立てて、人手不足(=労働人口不足でも良いか)や限りなく流入してくるかも知れない外国からの移民対策及び彼等の活用法を考えてくれるのかは不安なのである。為政者は小池都知事や警視総監や一部の国会議員は歌舞伎町を視察されても、直ぐそこの超(負の)国際化されてしまった百人町/大久保の「惨状」には目もくれない。

私はこの界隈が「我が国の遠からぬ将来の姿の縮図だ」と指摘してあったのに。最後の最後に言うと「如何なる人種でも、外国人を無制限に流入させる(許す?)のは我が国にとっては決して好ましい政治ではない」のである。


「佐々木麟太郎君のスタンフォード大学進学」の続報

2024-02-17 07:03:50 | コラム
「学費も寮費も全額を奨学金で」とは凄い:

昨16日に日刊スポーツのウエブ版で、ここに引用する記事を発見した。今朝は新聞にも出ていたことで、先刻ご承知の方は多いかと思う。

>花巻東・佐々木麟太郎内野手(18)が、米スタンフォード大にフルスカラシップという全額奨学金で進学することが分かった。デービッド・エスカー監督(58)が15日(日本時間16日)、日本の報道陣に取材対応。「彼はフルスカラシップ。学費も寮費も100%大学が負担する」と明かした。同大は奨学金なしで4年間通った場合、約5000万円の学費がかかる。(以下略)

とあった。スタンフォード程の有力な私立大学に「学費も寮費も100%大学が負担する」という点が実に凄いと感じた。

今になって言うのは遅きに失する感があるが、佐々木君がアメリカの大学に進んで野球を続けると知った時には「何で?」と感じていた。それは、長い間アメリカでフットボール、バスケットボール、ベイスボールに接して来たが、大学野球については社内のスポーツ通との談義でも聞いたことがなかったのだ。僅かに、かのヌートバー君が有力な私立大学USCの出身で、スタンフォードにはフットボールのQBの推薦を受けていた程度を承知していた。

佐々木君のスタンフォード大学進学については、カリフォルニア州在住のスポーツに精通しているSM氏も、私から知らされるまでは知らなかったと言うし、アメリカでは余り人気がない「大学での野球」を選んだことには多少の違和感を表明していた。ではあっても、彼が「スタンフォードのような優れた大学に奨学金を貰って進学するとは素晴らしい」と賞賛していた。私は凄いなと讃える前に「驚かされた」というのが本音だ。

佐々木麟太郎君がアメリカの大学の野球部で「アメリカ式の科学的且つ合理的なトレーニングと練習法で、その素質を充分に伸ばしてNPBを超越してMLBにも通用するような打者に成長出来れば、(野球)留学の目的を達成することになるだろう。それと同時に、一刻も早くアメリカ式の勉強法に慣れて、ロッカールームにその場を維持できるような学業成績も挙げることを祈っている。