●ドイツで開催されているサッカーワールドカップも終盤に入り、サッ
カーファンの関心も強まってるが、警察によるとこの高まりを反映し
違法なサッカー賭博が検挙されるケースが増えている。
今月始めからサッカー賭博関連での逮捕者は700人余りに上って
いる。
また違法な賭博の摘発件数は、サッカーワールドカップが始まって
から通常より50%程度増えている。
警察によるとサッカー賭博は、携帯電話を使ったものがこれまで殆
どだったものの、今ではインターネットによる違法なサッカー賭博も
増加傾向にある。
このため警察ではインターネットによる賭博を取り締まる専従チーム
を設置し、監視を強化している。また警察によるとインターネットによ
る違法賭博は証拠を直ぐに消すことが出来るため、摘発が難しいの
が現状だという。
ワールドカップの試合結果に賭ける違法賭博に関しては、1試合で約
7千人程度が賭けており、また掛金は最低でも5千バーツ最高では1
千万バーツに上る。
●内閣府大臣は、政府は政府広報局のTV局ラジオ局を国を代表する報
道機関にすることを目指している。タイ人のみならず外国人にも信頼さ
れる報道機関とすることが目標だと述べた。
政府広報局は内閣府の下にあり、TV局のチャンネル・イレブンと、ラジ
オ局のラジオ・タイランドを運営している。
内閣府大臣は政府広報局は政府の方針にしたがって、報道の正確さ
迅速さに、さらに力を入れる必要がある。同時に国民が求めていること
を放送できる態勢を、可能な限り早期に整える必要がある。またタイが
非常に微妙な状況に置かれた場合など、タイの姿勢を外国に正確に伝
えて、外国人に理解を求める必要がある。この分野で政府広報局が大
きな役割を果たすことが必要とされていると指摘した。
内閣府は政府広報局のTV局ラジオ局の改革に必要な、財政支援を提
供する予定。また内閣府大臣によると政府広報局は、有能なスタッフが
他のTV局やラジオ局に移ることがないよう、配慮することも重要だとした。