●ソンクラー県のソンクラナカリン病院によると、この病院に入院して
いる女性教師チュリンさんの容態に大きな変化は無い。チュリンさ
んは今年5月に、イスラム過激派による殺傷事件が頻発する、タイ
南端のひとつナラーティワート県で住民に暴行され、頭部に重症を
負ったもので、それ以来この病院で治療を受けている。
担当医によると容態に変化は無いものの、チュリンさんは呼びかけ
に反応せず、また瞳孔も光に対して反応しないとしている。
現在、生命維持装置が使われているが、自力では呼吸できない状
態となっている。しかし体温や脈拍は正常。
チュリンさんは南部3県で治安の悪化のため、子供達が充分に教育
を受けられないことから、自ら進んでナラーティワート県への赴任を希
望したもので、また地元では治安当局との間でトラブルがあり、これ
に巻き込まれる形で住民から暴行を受けることになった。
住民の一部は兵士殺害容疑で住民が逮捕されたことから、政府の出
先機関と考えられている、政府系の学校に押し寄せ、この住民の解
放を求めた話し合いが進展しない中、住民に連れ去られた女性教師
2人が住民達から殴る蹴るの暴行を受けることになった。
2人とも他県出身の仏教徒で、また2人のうち1人は軽症ですでに退院
している。
南端3県は歴史的背景からイスラム教徒が人口の大部分を占めており、
またイスラム過激派による殺傷事件に伴い、住民は部外者に対し強い
警戒感を持っているとされる。
この暴行事件は子供達のためを思って,危険な地域に赴任した女性教
師が被害者となったことから、マスコミでも大きく取り上げられた。
また陛下はチュリンさんの容態を心配されており、病院からは宮内庁に
日々の状態が報告されている。
●保健省によると食生活の変化に伴いタイでも、肥満に関係する病気が
増えている。食生活に付いてはタイの伝統の食事をする人が減少して
いるほか、子供時代から西洋風の料理を食べている人が増えているこ
とが、肥満の増加に繋がっている。飲酒も肥満のひとつの要因となって
いる。
また健康ブームで、身体に良いとされてる食品等の売り上げが伸びてい
るが、スポーツしたり運動したりする人は、まだ余り多くなく、これも肥満
の要因となっている。
保健省の報道官は保健省の調査で、20歳から60歳までの人の約8割に
運動不足が認められた。これは労働力人口の殆どが、肥満あるいは肥
満のリスクを抱えていることを示している。運動は時間をかける必要は無
い。週に30分程度の運動で、脂肪を減らすことが出来るため身体を動か
すことに心がけるべきだと指摘した。
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●インドネシアのジャワ島では、地震に伴う津波で被害が報告されているた
め、一昨年12月の巨大地震で大津波に見舞われたプーケットでは、改めて
防災態勢のチェックが行われている。
プーケットを含むタイ南部の6県では、警報塔や警報のための通信ネットワ
ークが整備されているが、プーケット県知事は地震、津波が発生した際、住
民や観光客が速やかに非難できるよう、非難訓練を再び実施することを予
定していると述べた。
タイでは一昨年の大津波に伴い、バンコクに隣接するノンタブリー県に、防
災に関する情報を一元的に処理、発信するセンターが設置されている。
現在ではこのセンターから発せられた警報が、速やかに現地に伝えられる
ネットワークが構築されている。
プーケット県知事はプーケットでは、観光客の増える再シーズンまでに避難
訓練等を行い、災害に備える態勢をさらに強化すると述べた。
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